三錐歯目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/26 06:29 UTC 版)
三錐歯目(さんすいしもく、Triconodonta)は、中生代に栄えた哺乳類の絶滅分類群。三畳紀後期から白亜紀にかけて生息。学名は、その臼歯の形状から、「三つの丘(錐)のある歯」より。主に(昆虫食を含む)肉食のグループで、当時としては比較的大型のものも存在した。別名トリコノドン目[2]。三丘歯類や三突起歯類と訳されることもあった[3]。近年では別系統のモルガヌコドン類を除いたグループをエウトリコノドン目[4](Euriconodonta)または真三錐歯類[5]とすることもある[6]。
- ^ 日本哺乳類学会 種名・標本検討委員会 目名問題検討作業部会「哺乳類の高次分類群および分類階級の日本語名称の提案について」『哺乳類科学』第43巻 2号、日本哺乳類学会、2003年、127-134頁。
- ^ a b 遠藤秀紀・佐々木基樹「哺乳類分類における高次群の和名について」『日本野生動物医学会誌』第6巻 2号、日本野生動物医学会、2001年、45-53頁。
- ^ 田隅本生「哺乳類の日本語分類群名,特に目名の取扱いについて 文部省の“目安”にどう対応するか」『哺乳類科学』第40巻 1号、日本哺乳類学会、2000年、83-99頁。
- ^ 本川雅治「哺乳類」、日本進化学会 編『進化学辞典』共立出版、2012年、408-411頁。
- ^ 西岡佑一郎・楠橋直・高井正成「哺乳類の化石記録と白亜紀/古第三紀境界前後における初期進化」『哺乳類科学』第60巻 2号、日本哺乳類学会、2020年、251-267頁。
- ^ a b c 『哺乳類の進化』 39頁
- ^ 『恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い』 170 - 175頁
- ^ 『有袋類の道』 121頁
- ^ 『有袋類の道』 122頁
- ^ 『有袋類の道』 124頁
- ^ 『有袋類の道』 127 - 130頁
- ^ 『哺乳類の進化』 53頁
- ^ Rowe, 1988
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