形容詞・形容動詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/09 03:47 UTC 版)
形容詞の終止形・連体形は、「赤か」「高か」のようなカ語尾を用いる。未然形には「あかかろー」(赤いだろう)のような形がある。連用形にはウ音便が起こり、「あこーなか」(赤くない)のように言うほか、「…て」に相当する部分を「して」と言う(例)「うれしゅーして」(嬉しくて)。また、形容詞の語幹に「さー」を付けて感動表現に用いる(例)「広さー」。形容動詞は形容詞との区別がほとんどなく、「立派か」(立派だ)、「立派かった」(立派だった)、「立派かろー」(立派だろう)、「りっぽーして」(立派で)のように活用する。ただし連用形では「立派に」のように「に」の付く形がある点は形容詞と異なる。
※この「形容詞・形容動詞」の解説は、「佐賀弁」の解説の一部です。
「形容詞・形容動詞」を含む「佐賀弁」の記事については、「佐賀弁」の概要を参照ください。
形容詞・形容動詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 05:49 UTC 版)
形容詞の連用形は、ウ音便形が用いられる。~ai型(「高い」など)は、「アウ→アー」の変化のある北部で「~aː」(たかあなる)、南部で「~oː」(たこおなる)になる。他の形は近畿方言と同じく、「欲しい→ほしゅう・ほしい」「暑い→あつう」「黒い→くろお」のようになる。推量形も北部で「たかからあ」「くろからあ」、南部で「たかかろ」「くろかろ」のようになる。 形容動詞の語尾は、断定の助動詞と同じく北部で「~だ」、南部で「~や・じゃ」である。また、中国地方などに見られるように、終止形に連体形と同じ形(静かな)を用いることがある。
※この「形容詞・形容動詞」の解説は、「但馬弁」の解説の一部です。
「形容詞・形容動詞」を含む「但馬弁」の記事については、「但馬弁」の概要を参照ください。
形容詞・形容動詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 22:24 UTC 版)
あずましい(落ち着く、居心地が良い、せいせいする、素晴らしい)空間的・身体的安堵感を意味する。否定形の「あずましくない」もよく使われる。以前千葉ロッテマリーンズに在籍していた平下晃司の応援歌の「素晴らしい平下」というフレーズは、札幌ドームをはじめとする北海道内限定で「あずましい平下」と歌っていた。 あっぺ、ありゃこりゃ(上下、前後左右が逆、反対な状態)「おまえの服〜だべよ」。東北地方では「でたらめ、正反対」の意味で「あぺとぺ、あっぺとっぺ」が使われる。 あべこべ(言葉が逆、反対な状態) いずい(きつい、痛い、身体に違和感がある)服がきつい時や、目にゴミが入ってゴロゴロする時、身体に鈍痛を感じる時など、主に身体的な不快感を表す。「歯がいずい(虫歯や親知らずなどで歯に違和感があって気になる)」。東北地方でも使われる。語源は「身の毛がよだつほど恐ろしい」という意味の古語「えずい」と考えられ、土佐弁と博多弁では、「えずい」との発音で古語の意味のまま方言に取り込まれている。小笠原方言にも「気持ち悪い」の意味で残っている。 いたましい(もったいない)「いたわしい」という場合もある おもしい(面白い)若年層に用いられる傾向 がさい、がっちゃい(できが悪い、程度の低い)「あの車がさいべ」 かたびっこ(左右非対称、左右が不揃いな状態)主に「靴、靴下、手袋」など2対の装着物に使用。 きかない(言うことを聞かない、気が強い、やんちゃだ)東北地方でも使われている。 こちょばしい、こそばい、もそこい/もちょこい(くすぐったい) こまい(細かい、小さい) こわい(体が疲れた、体が辛い、息が苦しい)「怖い」ではない。恐怖感を表すには「おっかない」を常用する。(北陸などに例あり) しない(堅くって噛み切れない)「この肉堅くってしないなー」。「しねぇー」とも使われる。 しゃっこい(触覚・味覚的に冷たい)「冷やっこい=ひゃっこい」と記す文書もあるが、「し」の方が一般的。 たいぎ(だ)(おっくうだ、面倒だ、だるい、大層なことだ)古くから日本語にある言葉だが、共通語ではあまり使われなくなっている一方、北海道でよく使われる。中国地方でも似た表現(たいぎぃ)がある。「熱が出て、起きてるのも大儀だ」「日曜日まで仕事だなんて大儀だね」 はんかくさい(愚かだ)うかつなミスをしたり、非常識な行動をとると、こう言われる。「生半可」からの転用とされている。現在でも比較的広範に用いられるが、軽い気持ちでの注意から強い侮蔑までと程度の差が個人により著しく異なる。 ぺったらこい(平べったい) まて(ー)(丁寧な、気がつく、きめ細やか)「あの人はまてーだね」、「まてに作ってる」 みったくない(みっともない、不細工だ、醜い) めんこい(可愛い)子供や犬猫をあやす掛け声に「めんこめんこ」があり、「あやす」や「なでる」の意味で「めんこめんこする」とも言う。 やばちい、ばっちい、ばっぱい(汚い) ゆるくない(大変だ、苦労だ)「最近残業ばっかりでゆるくない」 ろくてない(ろくでもない)「ろくてねぇ」の形で使われることが多い。「あの男、ろくてねぇ」
※この「形容詞・形容動詞」の解説は、「北海道方言」の解説の一部です。
「形容詞・形容動詞」を含む「北海道方言」の記事については、「北海道方言」の概要を参照ください。
形容詞・形容動詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 22:59 UTC 版)
形容詞の終止形・連体形は、他の肥筑方言のように「赤か」「白か」のようなカ語尾を用いる。連用形は、「よーなか」(良くない)、「うれしゅーなる」(嬉しくなる)のようにウ音便を用い、「…て」にあたる言い方では「よーして」(良くて)のように「して」を用いる。推量(…だろう)を表すには、「良かろー」「白かろー」のように未然形に「う」を付ける場合と、「良かじゃろー」「白かじゃろー」のようにカ語尾に「じゃろー」を付ける場合がある。仮定形は、「良かれば・良かりゃー」「嬉しかれば・嬉しかりゃー」のようになる。ほかに、「うれっしゃする」(嬉しがる)、「おとろっしゃする」(恐ろしがる)のような言い方がある。また、語幹に「さ」を付けたものが文末に用いられ、感動を表すことがある(例)うまさー!。 形容動詞の終止形・連体形は、「元気か」(元気だ)のように形容詞と同じカ語尾になる。ただ、語によっては「へんなか」(変だ)のように連体形につくものがある。また、形容動詞は「静かじゃろー・やろー」「静かに」「静かで」「静かじゃった・やった」のように活用して、形容詞との区別はある。
※この「形容詞・形容動詞」の解説は、「長崎弁」の解説の一部です。
「形容詞・形容動詞」を含む「長崎弁」の記事については、「長崎弁」の概要を参照ください。
- 形容詞・形容動詞のページへのリンク