日本の気候 地域別の特徴

日本の気候

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 10:11 UTC 版)

地域別の特徴

以下に、関口武の気候区分[25] による気候区別の気候の特徴を記す。

東日本型

太平洋側の気候の特徴は、太平洋から吹く[2] 南東の季節風により、夏には雨が多く、冬には雨が少ないことである[111]。日本海側に大雪をもたらした冬の季節風は、脊梁山脈を越えると乾燥した風になり、太平洋側に快晴をもたらすのである[103]。なお、冬は南岸低気圧の接近によって雪が降ることがある[110]

東部北海道型

釧路市
雨温図説明
123456789101112
 
 
43
 
-1
-10
 
 
23
 
0
-10
 
 
58
 
3
-5
 
 
76
 
7
0
 
 
112
 
12
5
 
 
108
 
15
9
 
 
128
 
19
13
 
 
131
 
21
15
 
 
156
 
20
12
 
 
95
 
15
6
 
 
64
 
9
-1
 
 
51
 
-2
-7
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[112]
インペリアル換算
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1.7
 
30
14
 
 
0.9
 
32
14
 
 
2.3
 
37
23
 
 
3
 
45
32
 
 
4.4
 
54
41
 
 
4.3
 
59
48
 
 
5
 
66
55
 
 
5.2
 
70
59
 
 
6.1
 
68
54
 
 
3.7
 
59
43
 
 
2.5
 
48
30
 
 
2
 
28
19
気温(°F
総降水量(in)

北海道全体についていえることは、便宜的にこのセクションに記述する。

北海道には、梅雨がなく[注釈 3]、降水量が少なく、夏も涼しく、冬の寒さの厳しいことが特徴とされる[111]。ケッペンの気候区分では主に冷帯に属する[111]。北海道の冬の平均気温は0 ℃未満となる[102]。北海道の平均気温は、周囲の海水温が低いことも影響し、南仏などのほぼ同緯度の大陸西岸より低い[114]。釧路市では、年間の最高気温が0 ℃未満となる日数は1981年から2010年までの平年値で44.7日、冬日の平均日数は同じ平年値で150.2日にのぼる一方、真夏日の平均日数は同じ平年値で0.1日である[115]。一方で、北海道の内陸部では夏には気温が30 ℃を超えることがよくあり、日本国内で最も年較差が大きい[114]。北海道は、ケッペンの気候区分では大半が冷帯湿潤気候(Dfb)に分類されるものの、この地域には冷帯冬季少雨気候(Dwb)もみられ、日高山脈夕張山地にDfc、大雪山頂上にはツンドラ気候が分布する[17]。雪は少ないが、夏の湿った季節風が親潮に冷やされて発生する海霧により、夏は晴れにくいため気温が上がらず、冬は特に十勝総合振興局管内[116] で厳しい寒さが続く[114]。ただし、内陸部は霧の影響を受けにくく[114]帯広市の平均真夏日日数10.5日は北海道の気象官署で最多[116]。降水量は少ないが、9月には多くなる[25]

 

三陸・常磐型

仙台の雨温図

春は、4月末には移動性高気圧に覆われるようになり、1年で日照時間が最多となる[117]。春から夏にかけては、オホーツク海高気圧の張り出しにより東よりのやませが吹き、何日も続くと冷害をもたらす[118]。残暑は短く、秋には秋雨前線が南下し台風の接近が多くなる[119]。9月には降水量が1年で最多となり、秋でも晴れると霜が降りることがある[119]。冬は、南部で積雪が長期間続くことはまれである[120]宮城県では冬も寒さが東北地方の割には厳しくない[121]

東海・関東型

名古屋市の雨温図

関東地方では、夏にはヒートアイランド現象による気温の上昇が顕著である[122]。また、埼玉県東部では秩父山地を越えた西風が吹き下ろすフェーン現象もあいまって最高気温が上昇しやすい[123]。これにより、2007年には熊谷市で当時の国内最高気温記録を更新する40.9 ℃が記録された[124]。同地では、2018年に、41.1 ℃が記録され、国内最高気温記録を更新した[125][注釈 4]。両地方とも、秋に降水量が多い[127][128]。北東気流は三陸沖を渡るとき、水蒸気を補給されながら関東地方に吹き付けてくるため、他の地方は晴れであるにもかかわらず関東地方だけぐずついた天気になることもある[118]。南岸低気圧による降雪の際は、南岸低気圧がオホーツク海から冷たく湿った北東気流が流れ込んで雪をもたらすが、低気圧が通過する間の短時間しか北東気流は流れ込まないので、雪は1日でやみ、天気が早く回復することがほとんど[110]。また、冬の関東地方に吹く、冷たく乾燥した風を空っ風という[129]。さらに、関東地方では大陸からの黄砂がやってくると、関東ローム層から巻き上げられた粉塵と混じり合い、空が一層濃い黄褐色になる[130] 

また、愛知県尾張地方では、関ケ原町付近を越えてくる季節風により、降雪が多くなる[131]。夏には、岐阜県美濃地方で高温になることがあり[132]多治見市ではフェーン現象により2007年8月16日に日本における当時の最高気温記録を更新する40.9 ℃が記録された[124][注釈 4]

中央高原型

長野市の雨温図

全域において降水量は少なく、年較差は大きい[3]長野市での年較差は、北海道内陸部に次いで大きい[133]。年間の降水量は、山梨県の盆地で約1000 mm[134]長野県千曲川沿いでは特に雨が少なく、1000 mmを下回る[135]。これは道東に次ぐ少なさである[136]。このこのように雨が少ないのは、周囲を山脈に囲まれていて台風、低気圧、前線などの影響を受けにくいからであり、日照時間も長い[133]。また、年較差や日較差が大きいのは、海の影響を受けにくいからである[133]

夏は暑くなるが、湿度が低い上、夜になると涼しくなり、熱帯夜になることはほとんどない[137]。冬の最低気温は、長野県中部の盆地では-15 ℃以下になることもあり、標高1000メートル以上の高原では最も寒い2月上旬の最低気温の平均は-14 ℃から-10 ℃と、北海道並みの低さになっている[138]。冬の天気は、長野県北部では季節風の影響により雪の日が多いが、長野県中部・南部の平地では晴れの日が多く[133]、南岸低気圧による雪となることもある[138]。山梨県は、西部や北部の山間部を除いて冬型の気圧配置による雪は稀で、南岸低気圧による雪が多い[139]

南海型

潮岬
雨温図説明
123456789101112
 
 
100
 
11
5
 
 
105
 
12
5
 
 
183
 
15
8
 
 
213
 
19
12
 
 
249
 
22
16
 
 
352
 
25
20
 
 
291
 
28
24
 
 
233
 
30
25
 
 
305
 
27
22
 
 
244
 
23
17
 
 
160
 
19
12
 
 
85
 
14
8
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[140] 
インペリアル換算
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3.9
 
52
41
 
 
4.1
 
54
41
 
 
7.2
 
59
46
 
 
8.4
 
66
54
 
 
9.8
 
72
61
 
 
14
 
77
68
 
 
11
 
82
75
 
 
9.2
 
86
77
 
 
12
 
81
72
 
 
9.6
 
73
63
 
 
6.3
 
66
54
 
 
3.3
 
57
46
気温(°F
総降水量(in)

近畿地方太平洋岸[141] や南四国[142] では、秋雨ではなく梅雨の時期の降水量が1年で最多であるのが、東海地方以北の太平洋側とは違う特徴である。三重県尾鷲市から大台ヶ原山系にかけての一帯は、日本国内でもかなり降水量が多く、尾鷲市の降水量は、年間約4000 mmに達する[143]高知県東部の魚梁瀬地方も、年間4000 mmという、やはり日本でも有数の降水量が多い地域である[144]。そこまでいかなくとも、南四国は秋の降水量が日本で特に多い地域の1つである[145]。そして、高知県の豊後水道に面した地域などでは、雪が多い[144]。そして、足摺岬室戸岬などの岬などでは、年中風が強い[144]伊豆諸島は、国内有数の強風地帯で、黒潮の影響で温暖多雨の海洋性気候となっていて、降雪はほぼない[146]。九州地方南部は台風の襲来が多い[147]熱雷により、1971年から2000年までの平年値では宮崎市が6月から9月までの日数が17.9日と日本最多である[148]。   高知県四万十市江川崎では、北西の風によるフェーン現象に海風の入りづらさが加わるため夏の暑さが厳しく、2013年には当時の日本国内での観測史上最高気温である41.0 ℃を記録した[125][149][注釈 4]。また、伊豆半島では黒潮の影響により温暖[150]、和歌山県でも年較差が小さく[151]、温暖である[152]石廊崎付近[150]和歌山県沿岸部[152]、高知県の半島部[153]島原半島南端[154]宮崎県南東部[155]鹿児島県沿岸部[156] には無霜地帯がみられる。

九州型

福岡市の雨温図

梅雨の降水量は秋雨のときより多く[142]、これは南四国や近畿地方太平洋側と同じである。福岡市のように日本海や対馬海峡に面した地域の気候は、冬は降水量が少ない点では太平洋側気候に近いが、雲量が多い点では日本海側気候に近いという特性がある[157]

日本海型

日本海側の気候の特徴は、北西の季節風により、冬に雨や雪が多いことである[111]。冬の日本海側で降る雪のパターンとしては、季節風が脊梁山脈に当たって初めて大雪を降らせる雪雲となるために山沿いで大雪となる山雪と、海上ですでに大雪をもたらす雪雲となるために平野部でも大雪となる里雪がある[158][159]。世界有数の豪雪地帯である[158]。また、本州の日本海側が世界有数の豪雪地帯である理由は、冬の季節風が冷たいのに対し日本海が温かいため、空気中に水蒸気と熱が供給されるため[160]

オホーツク型

網走市
雨温図説明
123456789101112
 
 
55
 
-2
-9
 
 
36
 
-3
-10
 
 
44
 
2
-6
 
 
52
 
9
0
 
 
62
 
14
5
 
 
54
 
17
10
 
 
87
 
21
14
 
 
101
 
23
17
 
 
108
 
20
13
 
 
70
 
15
7
 
 
60
 
7
0
 
 
59
 
1
-6
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[161]
インペリアル換算
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2.2
 
28
16
 
 
1.4
 
27
14
 
 
1.7
 
36
21
 
 
2
 
48
32
 
 
2.4
 
57
41
 
 
2.1
 
63
50
 
 
3.4
 
70
57
 
 
4
 
73
63
 
 
4.3
 
68
55
 
 
2.8
 
59
45
 
 
2.4
 
45
32
 
 
2.3
 
34
21
気温(°F
総降水量(in)

この地域で見られるDfb以外のケッペンの気候区分の気候区には、知床の山間部にあるDfcが挙げられる[17]。この地域には、冬の約3カ月間、流氷が接岸する[162]。年によっては、根室海峡などを通過して釧路市沖、さらに襟裳岬を越えて日高振興局管内の沿岸に達したり、礼文島利尻島に流れ着いたりすることもある[163]アムール川から流れ込む水は、海水よりも塩分濃度が低い分だけ密度の低いため、海水面付近に塩分濃度の低い層を作る[164]。ここで冷気によって海面が冷やされた場合、塩分濃度の低くて軽い水の層の下にある海水とは対流が起こりにくいため、海面付近の海水温が急落して流氷ができる[164]。そして、塩分濃度の低い水にシベリアからの冷たい季節風が吹き込むことで海水が凍結しやすくなり[162]、オホーツク海では他の結氷海域よりかなり低緯度で流氷が発生する[164]。結氷すると、小さな高気圧が発生しやすくなったり、海から蒸発する水蒸気が減って雲ができにくくなったりして晴れると、放射冷却が起きて低温になる[165]。夏・冬ともに乾燥した季節風が吹き込むため、降水量は少なくなっている[114]。ただし、数年に1回程度の頻度で、地吹雪に襲われることがある[166]

東北・北海道型

札幌の雨温図

北海道でこの気候区に属する地域において、Dfb以外にみられるケッペンの気候区分の気候区として、札幌市内のDfa、松前半島から渡島半島にかけての沿岸部の温帯湿潤気候(Cfa)、室蘭市えりも町奥尻島、道南の沿岸部の西岸海洋性気候(Cfb)、積丹半島先端部の地中海性気候[注釈 5]むかわ町付近の亜寒帯冬季少雨気候(Dwb)が挙げられる[17]。寒さは、盆地にある上川総合振興局[167] などで特に厳しい。旭川市では、1902年に-41.0 ℃を記録しており、これは日本での観測史上最低気温である[168][注釈 6]。一方、北海道西部の夏は高温・晴天が続く[114]。北海道西部の太平洋側は雪が少なく、対馬海流の影響を受けて温暖である[114]。東北地方日本海側の夏は、秋田県北部の一部を除いて[169] やませが奥羽山脈に遮られるため、晴天が続き、太平洋側より高温になり、フェーン現象により気温が高くなることがある[170]。フェーン現象により、山形市では1933年に40.8 ℃を記録し、2007年まで、日本の北部に位置しながらにして日本における最高気温の記録を保持していた[171][注釈 4]。また、東北地方日本海側の山形県村山地方では、北部を除いて降雪量・降水量は少ない[172]

北海道日本海側では冬に風雪が激しく[114]幌加内町では年間に平均1348 cm(センチメートル)もの雪が降り、札幌でも597 cmの雪が降る[166]。オホーツク海沿岸の流氷は、北海道日本海側の雪の降り方にも影響することがある[165]。北西の季節風と八甲田山を迂回する南西の風により上昇気流が発生するので、青森市の年間の降雪量は日本全国の気象官署で最も多い[173]。また、カナダのメディア「The Richest」は、青森市が年間312インチ (790 cm)の雪が降る世界第1位の豪雪都市であり、札幌市は年間191インチ (490 cm)の雪が降る世界第2位の豪雪都市であり、秋田市も年間108インチ (270 cm)の雪が降る世界第8位の豪雪都市であると報じた[174]。また、東北地方日本海側では、春先には黄砂による赤い雪が降ることがある[175]

北陸・山陰型

松江市
雨温図説明
123456789101112
 
 
147
 
8
1
 
 
122
 
9
1
 
 
133
 
13
3
 
 
109
 
19
8
 
 
135
 
23
13
 
 
190
 
26
18
 
 
252
 
29
22
 
 
114
 
31
23
 
 
198
 
27
19
 
 
120
 
22
13
 
 
131
 
16
8
 
 
138
 
11
3
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[176]
インペリアル換算
123456789101112
 
 
5.8
 
46
34
 
 
4.8
 
48
34
 
 
5.2
 
55
37
 
 
4.3
 
66
46
 
 
5.3
 
73
55
 
 
7.5
 
79
64
 
 
9.9
 
84
72
 
 
4.5
 
88
73
 
 
7.8
 
81
66
 
 
4.7
 
72
55
 
 
5.2
 
61
46
 
 
5.4
 
52
37
気温(°F
総降水量(in)

北陸地方では冬に雷が多く[177]、これは冬の季節風が暖流によって温められることにより、大気が不安定となることで積乱雲ができやすくなるためである[148]金沢市は、年間の雷の観測日数が1981年から2010年までの平年値で42.4日[178] と日本で最多である[179]。また、北陸では春先に赤い雪が降る[175]ことは東北地方日本海側と同じ。石川県能登地方は冬の積雪が比較的少ない[178]。一方、新潟県では特に降雪量が多く、1月から3月までの降雪量は降水量換算で十日町では1000 mm、上越市長岡市でも700 mmから900 mmに達する[104]。カナダのメディア「The Richest」は、富山市が年間143インチ (360 cm)の雪が降る世界第3位の豪雪都市だと報じた[174]。また、富山湾では毎年十数回蜃気楼が見られる[180]。この発生理由を、富山湾に流れ込む雪解け水により海面に冷気層ができるためとする文献もある[181][182] が、富山大学の研究によれば、富山湾の海水温は周辺のそれより特に低いわけではなく、蜃気楼発生の理由として不充分であるとされた[183]

兵庫県北部では、フェーン現象によりときには最高気温が37 ℃以上になることも珍しくない[184]京都府芦生地方滋賀県湖西地方北部、同県湖北地方には、豪雪地帯がある[185]。冬の雪は、島根県では西部より東部に多く[186]、強い寒気団が朝鮮半島を通過する際に季節風が分流され、それが日本海で合流し雪雲となって平野部に達する(日本海寒帯気団収束帯)ために大雪となることがある[187]。なお、山陰地方では冬の雪や曇りの日の多さは北陸地方ほどには多くない[188]。また、山陽とは気温に1 ℃から2 ℃の差が見られる[189]。年降水量は、山陰の中国山地沿いで多い[190]

瀬戸内型

大阪市の雨温図

1年中降水量が少ないのは中央高地型と同じだが、こちらは冬でも比較的温暖であり[3]香川県荘内半島には無霜地帯がある[191]。降水量が少ないのは、夏・冬ともに季節風によって運ばれてくる海からの湿った空気が山脈にぶつかって上昇した際に降雨や降雪によって水分を減らし、比較的乾燥した空気が山脈から流れ下ってくるためで、降水量は1000 mmから1400 mm程度と、太平洋側・日本海側のいずれと比べてもはるかに少ない[192]。しかし、瀬戸内海では3月から6月にかけて移流霧と呼ばれるの発生が多くなる[193][194]。そもそも、冬から夏にかけて、海水温は気温より遅れて上昇するので、暖かく湿った空気が冷たい海水により冷やされることに加え、陸地に囲まれていて湿気が溜まりやすいという条件も重なり、気温が水温より高い時期に霧が発生しやすいのである[195]。また、沿岸部では海風・陸風の交代によるが現れやすく「瀬戸の夕凪」と呼ばれている。盛夏期の夕による無風は、耐え難いほどの蒸し暑さの原因にもなっている[190][196][197][193]。一方で、奈良県大和盆地大和高原内陸性気候で、日較差や年較差が大きい[198]。 

その他(南西諸島・小笠原諸島)

那覇市の雨温図

気温は冬でも15 ℃以上を保っている[102]。このため、両地域とも亜熱帯気候だとされる[199][200]。台風の接近数の平年値が、沖縄地方では年間7.7個、小笠原諸島では年間5.4個[注釈 7]奄美地方では年間4.3個にのぼる[43]

南西諸島型

多湿な気候である[201]。初春には、東シナ海低気圧が急速に発達しながら沖縄付近を通過することがあり、現地ではニングヮチ・カジマーイ(二月風廻り)と呼ばれる[201]本州より約1カ月早く[201]、5月には梅雨入りし[202][201]、6月下旬には梅雨明けとなる[201]。夏は、四方を海に囲まれていて、湿った海風が吹き込むことにより空気が冷やされるためや、ヒートアイランド現象による気温の上昇が少ないため、気温が35 ℃を越えることはほとんどない[203]。また、最暖月は7月である[199]。一方で、熱帯夜真夏日日数の平年値は日本で最多[204]。8月から9月にかけては、台風の接近数が多くなる[205]。沖縄地方は、8月から9月は台風が転向しやすい太平洋高気圧の縁に位置し、最盛期に通過することが多いので、数日間にわたり影響を受けることがある[205]。10月頃、秋雨前線が九州の南方へ後退すると、北東から冬の季節風が吹き始め、これをミーニシ(新しい北風)という[201]。冬は、季節風が東シナ海を通るときに湿気を多く含むので、曇りや雨の日が多くなる[201]。雪・が降ったのは、1977年久米島2016年の久米島と名護市(いずれも霙)のみである[206]。また、尖閣諸島[207]石垣島[208] などは、熱帯雨林気候となっている。

父島型

父島
雨温図説明
123456789101112
 
 
65
 
21
16
 
 
58
 
20
15
 
 
77
 
22
17
 
 
118
 
23
19
 
 
145
 
25
21
 
 
135
 
28
24
 
 
81
 
30
25
 
 
113
 
30
26
 
 
131
 
30
26
 
 
132
 
28
24
 
 
128
 
26
21
 
 
109
 
22
18
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[209]
インペリアル換算
123456789101112
 
 
2.6
 
70
61
 
 
2.3
 
68
59
 
 
3
 
72
63
 
 
4.6
 
73
66
 
 
5.7
 
77
70
 
 
5.3
 
82
75
 
 
3.2
 
86
77
 
 
4.4
 
86
79
 
 
5.2
 
86
79
 
 
5.2
 
82
75
 
 
5
 
79
70
 
 
4.3
 
72
64
気温(°F
総降水量(in)

梅雨は存在しない[79]。これは、梅雨前線は小笠原諸島の北に現れることが多いためで、降水量は父島では5月と11月に多い[210]。気象庁で小笠原諸島の梅雨入り・梅雨明けの発表をしないのは、日照が少なくなり、多雨となる期間が、他の地域の約6週間に対し、小笠原諸島では5月半ばから6月初めにかけての2、3週間と短く、そのうえ太平洋高気圧の動向により、ほとんど現れない年もあるためであると説明されている[206]。南西諸島より年較差は小さく、より海洋性気候の特色が強い[211]。また、父島では冬から春には前線の影響で強風となることがある[210]


注釈

  1. ^ [14] によるもの。温帯と冷帯が最寒月平均気温0 ℃で区分されていることに注意すること。
  2. ^ 発表されるのは関東甲信越・北陸から九州までの各地で、それぞれ少しずつ異なる基準で判定する[68]
  3. ^ 正確にいうと、盛夏の前に曇りや雨の日が多くなる年はあるが、不明瞭であり、毎年決まった時期に決まった期間現れるわけではない[113]
  4. ^ a b c d 委託観測所の記録としては、徳島県板野郡撫養町(2007年現在は同県鳴門市)で1923年に42.5 ℃の記録がある[126]
  5. ^ 「夏の最小雨月の降水量が30mm未満」という条件を含まずに当てはめたもの。
  6. ^ 気象台が委託した観測所での記録としては、1931年美深町での-41.5 ℃がある[126]
  7. ^ 伊豆諸島も含めた値。
  8. ^ この「中世温暖期」という呼び方は、395年ローマ帝国が完全に分裂したことをもって中世の始まりとするヨーロッパの時代区分に基づいたものである[223]。しかし、日本史で中世とされるのは12世紀末からの鎌倉時代以降なので、日本におけるこの温暖期を「中世温暖期」と呼ぶべきではなく、上述した縄文時代の「気候最適期」に対し「気候小最適期」、もしくは「気候最良期」に対し「気候最適期」と呼ぶべきと、吉野正敏は主張している[224]。ただし、この記事では、「中世温暖期」の名称が多くの日本語文献で用いられている事実を鑑み[223]、日本におけるこの温暖期を「中世温暖期」と呼ぶこととする。

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