価値
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/13 14:34 UTC 版)
当記事では価値(かち、英: value)について解説する。
- ^ 日本語に訳すと「美しく善なる」などとなる。
- ^ 1834年にウィリアム・ヒューウェルがscientiaから派生させる形でscientistという語を造語、scienceに携わる人々をscientist(サイエンティスト)と呼ぶことを提案した。このころに従来の哲学者とは異なる「科学者」という集団が成立するようになったと考えられている。
- ^ そして、科学的方法の邪魔になるようなもの、たとえば科学における不正行為のようなものは「悪しきもの」として憎まれている。
- ^ なお独裁政権の内部ではそう考えられており、国営放送でも独裁者寄りの見解がたれ流しにされているが、国民全体が本当にそう思っているかは定かではなく、こういう国の国民は内心異議を抱いても、本音を言えば殺されてしまうので言うことすらできない、ということくらいしか分からない。わずかに行われる"世論調査"についても、権威主義国家の国民は調査担当者の面前でうっかり本音を言えば、政権に眼をつけられて殺されることを(親の代から)聞いて知っており非常に恐れており、調査担当者に対しても本音を言わないことが "常識" のようになってしまっているので、権威主義国家においては本当の世論の分布状態を知ることが非常に困難である。権威主義国家の国民は政治的に何を「良い」と思っているのか、その本音を語ったり書いたりする場所がほぼ奪われてしまっている。
- ^ なお、民主主義や法の支配や人権尊重を良しとする価値観を共有する諸国が軸となって連携を深めてゆく外交方針、外交戦略を価値観外交という。
- ^ 現代の福祉は、人々の生活を経済的な生活も含めて広く支えることを「良い」とするが、だからと言って人々の精神的な幸福のことを忘れてしまうようなことは絶対にしない。
- ^ 日本人の若者の理解をさらに助けるために、 とりあえず近年の日本における卑近な例も挙げると、ここ数十年の日本の10代の女性たちの間ではしばしば何かに「カワイイ」という性質があると「良い」と判断しており、たとえば日用雑貨の店で何を買うか選ぶ時に、若い女性同士では「これカワイイ」「見て、こちらのほうがカワイイ」などと言いつつ商品を品定めする。これは「カワイイ」という性質(かわいらしさ)を「良い」と見なし価値だと見なしている人が10代では多い、ということを示している。だが10代の女性でもひとによっては、「カワイイ」ことはほとんど評価せず、「大人っぽい」や「大人びている」ことを「良し」とする人もいる。 他方、中年の男性は通常は「かわいらしさ」を商品選定の基準にしてはいない。たとえば中年男性は製品の主要な機能の性能が優れていること(スペックの数値が高いこと)を「良い」つまり価値と見なすかも知れないし、別の男性は耐久性があることを「良い」つまり価値と見なすかも知れないし、別の男性は(外回りの仕事が多くて)軽くて持ち運びしやすいこと(ポータビリティ)を「良い」つまり価値と見なし商品の選定をする傾向があるかも知れない。さらに言うと、ひとりの男性でも、ひとつひとつの製品ジャンルごとにどのような性質を備えていることを「良い」とするか、判断基準が異なっているかも知れない。
- ^ a b c 日本大百科全書「真・善・美」
- ^ 『世界大百科事典 第2版』カロカガティア
- ^ 大辞林「いかなる物事に価値を認めるかという個人個人の評価的判断」
- ^ カール・マルクス『資本論』(要、出典ページ)
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