親潮とは? わかりやすく解説

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おや‐しお〔‐しほ〕【親潮】


親潮(おやしお)Oyashio

千島海流ちしまかいりゅうKuril Current

千島列島沿って南西流れ北海道三陸沖にいたる海流北太平洋亜寒帯循環西岸沿いに南下する部分構成する地理学等で千島海流と呼ぶことがあるが、海洋学では用いない。親潮は流れとしては弱く流速値は高々50cm/s程度である。しかし、流れの層は厚く流量としては黒潮匹敵する考えられている。親潮は本来海流を指す言葉であるが、その流域にある水塊親潮水を指すことも多い。

親潮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/27 00:10 UTC 版)

親潮(おやしお、Oyashio Current)は、千島列島に沿って南下して日本の東まで達する海流である。北太平洋亜寒帯循環の西岸沿いに南下する部分を構成する[1]千島海流(ちしまかいりゅう、Kuril Current)とも呼ばれ[1]黒潮とならび日本近海を流れる代表的な海流である[2]。この流れは日本列島の東岸で黒潮とぶつかり北太平洋海流(北太平洋ドリフト)となって東方へ向かう流れとなる。栄養塩に富んでおり、親潮という名は「魚類を育てる親となる潮」という意味でつけられた。また北海道東方や釧路沖、三陸沖などに存在する低温・低塩分で溶在酸素量が多く、栄養塩に富んだ水塊のことを親潮という場合もある。


  1. ^ a b ナショナルアトラス(日本国勢地図帳) (PDF)
  2. ^ a b c d e 親潮の変動”. 異常気象レポート2005. 気象庁. 2014年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月8日閲覧。
  3. ^ a b 海流、波高の長期変動-親潮の長期変化 札幌管区気象台” (PDF). 札幌管区気象台. 2014年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月8日閲覧。
  4. ^ 釧路地方の霧発生の仕組み 環境省 釧路自然環境事務所


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