ロボット
ロボット(フランス語: robot, 英: robot)は、それ自体で生き物のように複雑な動作や作業を実行できる機械や装置。比喩的に、自動的に機能しているように見える、あるいは普通の感覚や感情を欠いている人のことをいう[1]。
ロボットの指し示す内容は広範な為、その語源、定義を明らかにしてから本稿で扱う範囲を定める。
語源
この言葉が初めて用いられたのは、1920年にチェコスロバキア(当時)の小説家カレル・チャペックが発表した戯曲『R.U.R.(ロッサム万能ロボット商会)』においてであるが、この作品のロボットは人間とは異なる組成の肉体と人間そっくりの外見を持つものを、化学的合成で原形質を使って製作したものであった。現在のSFで言うバイオノイド(人工生命体)である。
チェコ語で強制労働(もともとは古代教会スラブ語での「隷属」の意)を意味するrobota(ロボッタ)と[2]、スロバキア語で労働者を意味するrobotnik(ロボトニーク)から創られた造語[3]である。
着想にはゴーレム伝説が影響していると作者が述べており[4][5]、また、言葉自体も作ったのは自身ではなく、兄で画家のヨゼフ・チャペックであるとしている。あらすじを兄に話し、どのような名前にしたらよいだろうかと聞いてみたところ、口に絵筆をくわえてもごもごとした口調で「ロボット」はどうだろうかと答えたという[6]。その後、この作品が各国で翻訳・上演されたことで広まり、一般に使用されるようになった。
日本では同作品の翻訳本が1923年に出版された(宇賀伊津緒訳、春秋社)が、翻訳者の宇賀はrobotを「人造人間」と訳し、タイトルも『人造人間』とした。原典のままカタカナ表記した「ロボット」が普及したのは、第二次世界大戦以降であった。
語義の多様化
起源とされる上記作品においては「ロボット」は「人の代わりに作業(労働)をさせることを目的に」、「人(の姿と自律行動)を模して」作られたものであるとされ、同作品が広範囲に流布したことにより当初はその意味で使われたが、その後次第に、各分野においてやや違う意味でも使われるようになった。
ヨーロッパでは1930年代中頃から『自動化』という意味で、高度に自動化されていれば人の形をしていないものでもロボットと呼ぶようになった。ドイツのカメラメーカーであるオットー・ベルニングは1934年に発売したモータードライブ内蔵カメラを『ROBOT』と命名した。
定義
工業分野では明確に定義が定められている。
たとえばJISの「JIS B 0134」(1998年)では[7]「産業用ロボット」の定義を「自動制御によるマニピュレーション機能又は移動機能をもち,各種の作業をプログラムによって実行できる,産業に使用される機械」とした。
さらに「JIS B 0134」では産業用マニピュレーティングロボットに関する用語も定義された。平成18年のロボット政策研究会報告書では「センサ、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する、知能化した機械システム」と定義された[8]。これは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「NEDOロボット白書2014」(2014年3月)[9][10][11]でも同様である[12]。
(1)ロボットの定義 ~知能化した機械システム~(中略)従来からのロボットアニメ等の影響に加え、官民から相次いでヒューマノイド型ロボットが発表されてきたこともあり、ヒューマノイド型ロボットのイメージが強い。
しかしながら、本研究会においては、ロボットを市場の側から捉えることに主眼を置いているため、ロボットを形状ではなく、「市場で必要とされる機能を発揮するために要素技術を統合したもの」という視点から定義することが適当である。さらに、RT(ロボット技術)と IT の関係も、明確にすべきと考えた。このため、本研究会では、「ロボット」を、「センサー、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する、知能化した機械システム」として、広く定義することとする。
このため、上記の「検索ロボット」は、RT の一部ではあっても、「ロボット」の定義から外れる一方、自動車や情報家電でも、上記3要素を持つものは、ロボットの範疇に入りうることとなる。 — 出典: ロボット政策研究会報告書 2006年5月 ロボット政策研究会(p.7)[8]
ロボットとロボットでない機械の線引き
基本的に、ある程度の工程なり手順なりを自動的かつ連続的に行うものであり、単一の動作のみを行う装置(ベルトコンベアー、エスカレーターなど)や、絶えず人間が操作をする必要がある装置(リフト装置やエレベーター)、操縦者が搭乗する必要性があるもの(ブルドーザーやショベルカーなど)はロボットに含めないことが多い。
その一方で、人の形を模した(もしくは類似した)外観である機械装置であれば、まったくの手動操作・操縦であっても、範疇に含む場合があり、パワードスーツなどを含めた「人の形をした乗り物または作業用機械」についても同様に、一般的にはロボットと呼ばれている。
モーター等の動力が内蔵され機械的または電気的に人間の操作を伝達して動作するマスタースレイブ型のマニピュレーターも一種と見なされ、ロボットアームと呼ばれるが、これらは厳密な定義による分類ではなく、多分に慣用句的用法である。国際宇宙ステーションに設置されたカナダアーム2などの貨物移動用や、手術に使われるダ・ヴィンチなどのロボット支援手術機器が実用化している。
人間ではなく生物の動きを模した機械もロボットに含まれる[13]。
物体としては存在しないが、「人の代わりになんらかの作業を、ある程度の工程なり手順なりを自動的かつ連続的に(かつ効率的に)行うもの」という定義から、コンピュータ言語によるプログラムやソフトウェアも範疇に含まれる場合もある。例としてインターネットの情報を自動検索するソフトウエア「検索エンジン」などはロボット検索(命令(検索ワードの入力)するだけで、さまざまな結果・情報の取得まで自動で行なう)と呼ぶ。これらは機械的ロボットとの区別のために短縮形のボット(Bot)と呼ばれる(インターネットボット、ボットネットなど)こともある。
別の用法として、「機械的」という概念を人間にあてはめ、「自分で判断をしない、指示待ち的な人間」や「自分の意志ではなく、他人に操られて動く人間」を、やや侮蔑的に比喩として呼称することもある。英語においても、同様の比喩に用いるが、こちらも先に「オートマトン(オートマタ、機械人形)」が比喩に用いられていた。
ロボットを題材とした作品
ギリシア神話には青銅で出来た自動人形『タロース』が登場する。これは自然発生したものではなく、鍛冶の神であるヘーパイストス(あるいはダイダロス)によってクレタ島を警備するために作り出されたとされ、現代の定義では警備ロボットか軍事用ロボットに該当する。
複雑な機械装置が登場すると、工学的に精巧な装置を組み合わせていけば最終的には人間に限りなく近い物ができあがるだろうという予測から、古今東西・様々な架空のロボットが想像され、ロボットアニメや ロボット漫画などジャンルが形成されている。またロボット工学三原則、スーパーロボットやリアルロボットなどの用語も登場している。
生物に外見や機能が似ている機械
この意味の「ロボット」は、フィクション作品、特にSFではアンドロイドや人造人間として登場し、日本のアニメでは『鉄腕アトム』『鉄人28号』『マジンガーZ』などに登場した。
現実に製作・製造されたロボットとしては、研究用ロボット、広報目的のロボット(テーマパークやパビリオンなどで案内係を務めるロボット)が1970年代から作られた他、メカ好きの間では関節部にサーボモータを組み込んで、数十センチ程度大きさのロボットを作りコンピュータ制御で動かしたり[14]、ヒットには及ばないもののTVゲームの新機軸としてプレイ内容と連動するロボットが登場するなどした[15]。1999年にはSONYがAIBOを発売し愛玩用のペットロボットという分野が広まりはじめ、2000年にはHONDAが二足歩行ロボットASIMOを発表した。
なお、人や動物に通常以上の力を発揮させるために、身体の一部を人工物や装置で置き換えたり追加で埋め込んだ状態は「サイボーグ」とされ、ロボットとは区別されている。
- 生物に外見や動作を似せているロボットの例
自律性
自律制御の機械という意味のロボットである。コンピュータ制御で自律的に判断して動く。センサおよびアクチュエータおよびコンピュータとそのソフトウェアで(また機種によってはAIも搭載して)「自律性」を実現している。センサとしてはLIDAR(ロボット技術を構成する要素技術のうち部分構造に関するもの)、測位技術(同じく知能化技術のうち自律移動制御に関するもの)としては、GPSを必要としない測位やマッピングを可能としたSLAMの研究開発も進んでおり、いずれもロボットの自律制御に欠かせない技術となっている[16]。
無人の航空機や潜水機(ドローン)を自律制御で活用するための実証試験も行われている[17][18]。
自動運転車は、かつては「SFの世界」だったが、現在ではすでに「レベル3」(条件付自動運転)や「レベル4」(高度自動運転)が登場している[19]。たとえば2021年3月5日にはHonda SENSING Elite(ホンダ センシング エリート)搭載ホンダ・レジェンドとして登場。これは(高速道路で渋滞した時に限りではあるが)レベル3自動運転を実現し、車の周囲を2基の単眼カメラ、5基のミリ波レーダー、5基のLiDAR(ライダー)によって監視しハンドル・アクセル・ブレーキ類を自律的に操作するものである。そして2022年5月にはメルセデス・ベンツから、DRIVE PILOT(ドライブ・パイロット)を搭載した「Sクラス」「EQSクラス」が発売された。
また、2025年から米ウェイモ社の自動運転タクシーサービス(Waymo One)のテストが東京で開始されたが、これは大規模言語モデル(LLM)や推論能力を、自動運転に特化したAI技術(Waymo Driver)と組み合わせることで可能となったものであり、AIとの融合も進みつつある[20][21]。
人間の動作の援助装置、自立援助装置
通常「ロボット」と呼ばれるものとは異なり、単体での動作はなく、人間が装着することで機能を強化する装置もある。筋力を補う装置は「パワードスーツ」「強化外骨格」などと呼ぶ。カテゴリーとしてはロボットではなく、「人間の身体に装着する装置」である。
医療・福祉関係のほかに、物流関係、工事現場など広く民生用への応用が期待される。軍事用に米軍がマサチューセッツ工科大学と共同で強化外骨格の研究をしているといわれる。
また、人間の力を拡大するのではなく、手術などの微細な作業の際に人間の動きを縮小するマイクロサージャリー用の装置も医療用に開発されている。
「ロボット」といっても自律的に動くのではなく、あくまで人間の動作ひとつひとつに反応して動く動作補助用の装置である。
- サイバーダイン社のHAL - 筑波大学大学院システム情報工学研究科の山海嘉之教授が中心となりロボットベンチャーサイバーダインが設立され、「HAL」を製造しているが、これは現在の医療での回復が見込まれない、脊髄損傷により歩行ができない人や、それ以外に病気などで歩行が困難な人を対象に、歩く動作を補助する目的の装置である[22]。イメージとしては小説「宇宙の戦士」などに登場する架空の兵器であるパワードスーツといったらわかりやすいかもしれない。福島第一原子力発電所事故後、「HAL」を原発作業員のために改良したロボットスーツを公開している[23]。
- i-foot(トヨタ)は、歩行障害者の使用する車いすの代替をめざし開発された、人の下半身のみを模倣した二足歩行装置(パーソナルモビリティ)であり、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)で実際に使われた。高さは2.36mと、動歩行の二足歩行ロボットとしては最大級のサイズを実現し、階段の昇降も可能という[24]。
- 松下電器産業が神戸学院大学総合リハビリテーション学部の中川昭夫教授らのチームと共同開発した半身麻痺患者のリハビリテーション用ロボットスーツは、健常な半身の筋肉の動きをセンサーで検知し、麻痺した側に装着した人工筋に伝えることで左右同じ動きを実現するもので、2008年の実用化が計画された[25][26]。
BMI(ブレイン・マシン・インタフェース)の分野では、人間の動作ではなく思考(脳波や筋肉が発する電磁パルス)を読取ってコンピュータやマシンの動作につなげる研究も進められている[27][28]。
範囲
上述の通りロボットの概念は広範で、捉え方も多様である。例えば産業界では外観が生物型であることにこだわらない一方で「検索ロボット」を含めていないが、近年人工知能技術、ディープラーニング、大規模言語モデル、群ロボットといった知能化技術の発展もあり、研究分野や一般の認識とはやや異なる上、ロボットの可能性の広がりとともに従来の概念も変わりうる状況である[29][30]。フィクション作品上の架空物からの影響も大きいが、以降では基本的に実在するもののみを扱い、SFやアニメなどのフィクション作品については含めないこととする。
歴史
- 古代の神話には、自律的に動く人型の人工物がいくつか登場する(ゴーレムやピグマリオン、タロースなど多数)。
- 紀元前4世紀、アルキタスは鳩型の空飛ぶ機械を製作したとも言われている。
- 紀元前4世紀、アリストテレスはオートマタによって人間の奴隷を廃止できる可能性について議論したとされる。
- 紀元前4世紀、「列子」に人型の機械人形を作成した人物に関する記述がある。「韓非子」にも空飛ぶ鳥型の人形の記述がある。
- 紀元前3世紀、クテシビオスは人形が周りを回る水時計を作製した。また、アレクサンドリアのヘロンやビザンチウムのフィロンは様々な自動機械の仕組みを発明した。
- 1088年、機械学者の蘇頌は人形が数時間ごとにチャイムを鳴らす大時計を作成した[31][32]。
- 12世紀、機械工学者のジャザリーは飲み物を給仕するものや、楽器を演奏するものを作製した。
- 12世紀、鎌倉時代の仏教説話集『撰集抄』に人間そっくりの生物的ロボットと言えるものの記述が登場し、これが日本のロボット史の最初とされる[3]が、これは人骨を集めて作った人形に魂を宿す魔術によって蘇るという話でありロボットと言えるのか意見の分かれるところである。
- 12世紀、アルベルトゥス・マグヌスがアンドロイドを作ったと記録されている。
- 13世紀、アルトワ伯ロベール2世は数々の人型、動物型の機械人形を作製した。
- 1495年、レオナルド・ダ・ヴィンチが、現代で言えばヒューマノイドとして捉えられる、詳細な設計図も含んだ一群のスケッチを作成する(ダ・ヴィンチのロボット)。
- 1533年、レギオモンタヌスは鷲型の空飛ぶ機械を製作した[33]。また、ジョン・ディーは空飛ぶカブトムシの機械を製作した。
- 1622年、からくり人形の竹田座が大阪に開業(1768年まで)[3]。
- 1739年、ジャック・ド・ヴォーカンソンがアヒルを模したオートマトンを開発する。
- 1770年、「トルコ人」と呼ばれたチェスを指すオートマタと詐称した物が作製される。
- 1773年、ピエール・ジャケ・ドローによる文字を書く人形が作製される。
- 1796年、細川半蔵が茶運人形などの構造を図解した「機巧図彙」(からくりずい、きこうずい)を著す。
- 1886年、ヴィリエ・ド・リラダンが「未来のイヴ」という小説でアンドロイドという語を初めて使ったとされる。
- 1921年、カレル・チャペックが「ロボット」の造語を使用し、その概念が広まった。

- 1926年、ウェスティングハウス・エレクトリックのR・J・ウェンズリーが、3つの音程に反応してリレーの操作を行い、電話での遠隔操作も可能な装置「テレヴォックス[34]」(Televox)を開発する。のち、1927年にニューヨークで開催された世界博覧会に展示された折に、筐体表面に人型に切り抜いたボール紙を貼り付けたことで、これが人型ロボット第一号とみなされることもある[35]。
- 1927年、アンドロイドが登場する有名なSF映画『メトロポリス』が上映される。
- 1928年、世界初のヒューマノイドとされる「エリック[36]」が作製される。
- 1928年、日本初のロボット[3]と認識されている「學天則[36]」を、生物学者の西村真琴が製作した。その後、翻訳上演された外国演劇にロボットが登場したことをきっかけに関心が高まるも、第二次世界大戦勃発により日本のロボット開発は中断する[3]。
- 1947年9月25日、アメリカ空軍のC-54輸送機がオートパイロットで大西洋を渡り、イングランドへの着陸に成功する。
- 1948年、ウィリアム・グレイ・ウォルターが、「エルマー&エルジー(Elmer and Elsie)」と呼ばれる初期の自律式ロボットを作成する。
- 1950年、SF作家のアイザック・アシモフが、『われはロボット』作中でロボット工学三原則を発表、人間との共存に関する議論の的となる。
- 1950年、手塚治虫が漫画『鉄腕アトム』発表[3]。
- 1961年、アメリカ合衆国のジョージ・デボルが、世界初の実用的産業用ロボットである「ユニメート[37]」を開発・発売した。すぐにゼネラルモーターズの工場に納入され、ダイカスト作業に投入された[38]。
- 1963年、日本初のTVアニメ「鉄腕アトム」が人気となり、劇中のロボット「アトム」は、のちの日本でのロボット開発において一つの目標となる。
- 1969年、川崎重工がUnimate(ユニメート)のライセンス生産を開始する[38]。
- 1970年、大阪万国博覧会が開催され、ロボットを中心にしたパビリオン「フジパンロボット館」が出展された。
- 1973年、早稲田大学の加藤一郎研究室が世界初となる独立歩行可能なヒューマノイド型ロボット「WABOT-1[39]」を開発。
- 1970年代末、日本の多くの企業が産業用ロボット市場に進出する。
- 1980年11月2日、第1回全日本マイクロマウス大会開催[40]。
- 1980年代、自動車などの生産ラインに、溶接や部品の組み付けなどの作業を行う産業用ロボットが導入され始める。また同時期、マイコン制御による自律自走式のマイクロマウス競技が流行し、様々な企業や個人が、優れた迷路脱出能力をもつものを開発・発表。その後も毎年開催されている[40]。さらにアメリカ等の国々で、マイコン制御の家庭用ロボットが複数市販された。これらはROMチップに焼き付けたプログラムをStepByStepで実行する関係で扱いが難しく、また高価であることからあまり普及しなかったものの消費者の関心を集めた。そのブームに乗り、パソコンやゲーム機で制御する(人形やフィギュアとは別の意味の)「ロボット玩具」が普及し、テレビアニメ等で様々なロボット物の番組が提供された。
- 1985年、筑波研究学園都市で国際科学技術博覧会(つくば科学博)が開催され、「芙蓉ロボットシアター」などで様々な種類が展示された。
- 1988年、NHK、NHKエンタープライズの主催でアイデア対決・ロボットコンテストが開催。以後、「高専ロボコン」[41]など、多くのロボットコンテストが企画され、ロボット競技の一分野として定着する。
- 1989年8月、富士ソフト株式会社が、(実験戦)全日本ロボット相撲大会を開催[42]。
- 1996年、単体で完全な二足歩行を行う人型ロボット「P2」を本田技研工業が発表する。
- 1997年、ロボット競技ロボカップ第1回世界大会(RoboCup 97 Nagoya)が名古屋で開催。11か国40チームが参加。
- 1999年、ソニーが犬型ロボット「AIBO」を発売して人気となり、家庭用エンターテイメントロボットという市場が生まれた。
- 2000年、本田技研工業がASIMOを開発。
- 2002年2月4日、ロボット競技ROBO-ONE第一回大会が東京で開催。二足歩行ロボット研究が個人レベルにまで浸透する。
- 2004年3月18日、コンピュータ操作の無人自動車によるレース「DARPAグランド・チャレンジ」がアメリカ国防総省によってモハベ砂漠で開催。参加車両15台中、240kmを完走した車両は出なかったが、翌年10月の第二回大会では参加車両23台のうち5台が212kmを完走した。
- 2005年、愛・地球博開催。多種多様なロボットが発表され、展示だけでなく会場案内や楽器演奏、ミュージカル出演など活躍。
- 2005年10月8日、DARPAグランド・チャレンジでスタンフォード大学の「Stanley」が212kmの自律走行に成功。Sebastian Thrun(セバスチアン・スラン)らの研究が自動運転車の基礎を築き、後のWaymo(ウェイモ)などの商用化につながった[43][44]。
- 2008年、ロボットスーツHAL製品化。
- 2016年3月、香港ハンソン・ロボティクスが開発した「ソフィア」が米CNBCのインタビューに「人類を滅亡させるわ」と回答し、物議を醸す[45]。
- 2016年5月15日、Waymo(旧Google自動運転部門)がアリゾナ州で自動運転タクシーの試験運用を開始。AIとセンサーによる自律走行が実証され、ロボット技術のサービス応用が加速した[46][47]。
- 2017年、香港のハンソン・ロボティクスの人型ロボット「ソフィア」がロボットでは世界初の市民権をサウジアラビアで取得[48]、ロボットで史上初めて国連から称号を与えられる[49]。
- 2018年3月、(米)Uber社は、アリゾナ州で、自動走行トラックを高速道路で運用することを発表したが[50]、同年3月18日、アリゾナ州にて夜間にドライバーが乗った状態で自動運転を行っていたボルボ製の試験車が、自転車を押す通行人が道路を横切る途中に衝突し死亡させる事故が発生[51]。2021年1月、自動運転部門をAurora社に売却し、Uber社は自動運転開発から撤退した。
- 2021年、イーロン・マスクがTesla Botを発表[52]。
- 2022年10月6日、ロボットを武器化しないと共同で宣誓する書簡を(米)ボストン・ダイナミクス社や(中国)宇樹科技(Unitree Robotics)社など6社が公表[53][54]。
- 2023年10月、JMS23(ジャパンモビリティショー)で、スズキが次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)」を公開[55][56]。
- 2024年、自動車製造工場への労働力としてのヒューマノイドの試験的導入が進む[57][58][59][60]。
- 2025年4月、大阪・関西万博(EXPO2025)で、カワサキが“4足歩行”型の新感覚オフロードパーソナルモビリティ「CORLEO(コルレオ)」を発表[61][62]。
- 2025年4月10日、Waymoが東京都心でテスト走行を開始すると発表[63]。
- 2025年4月19日、ヒューマノイドのハーフマラソンが北京で開催される[64]。
分類
ロボットは長い間フィクションの中だけに登場する存在であったが、主に工場などの生産ラインにおける腕力の必要な作業などで、自律的に人間の代行ができる機械(自動車組み立てロボットなど)が産業用ロボットと呼ばれ活躍している[注釈 1][65]。
すでに一部では、自動的に建物内を巡回・警備するロボットのレンタル事業が開始されており、病院内の物資運搬におけるロボットカートの採用、また既に述べた通り、自動運転タクシーの試験運用や[46][47][63]、自動車製造工場へのヒューマノイドの試験的導入など[57][58][59][60]、さまざまな形態の自動機械が人間社会の中で活動を始めている。
福島第一原子力発電所事故の発災後に日本製の原発ロボット(調査ロボット)の投入が遅れたことや、その後、投入されたものの目覚しい活躍を示していない現状[66][67]や、掃除用ロボットなどの分野で日本企業が主役から外れていることなどを背景に、実用性の高いロボットの研究開発の重要性が指摘されている。
- 用途別による分類(応用技術)

- 産業用ロボット分野
- サービスロボット分野[注釈 2]
- 構造による分類(要素技術)
- 全体構造技術
- 部分構造技術
- 知能化技術
- 認識・コミュニケーション技術(バーチャルアシスタントなど)
- 画像認識技術、物体認識技術、音声認識技術、人物認識技術
- 音声合成・対話技術
- 音声画像に依らないコミュニケーション技術
人型

1980年代後半以降、ASIMO(本田技研工業)・HRP-2/HRP-3(川田工業・産業技術総合研究所・川崎重工業)・SDR-4X/QRIO(ソニー)・PALRO(富士ソフト)等の二足歩行可能な人型ロボットが開発・発表されており、ROBO-ONEのような企画向けに個人で製作されるものにも高度なものが現れ、オーケストラを指揮したり[78]、TPR(トヨタ)等の実際に楽器演奏ができるものも登場している。 2018年10月11日には、ボストン・ダイナミクス社の最新型アトラスが「パルクール」を軽々とやってのける動作を撮影した新映像が公開された[79][80]。
いずれもこれら人の形をした(もしくは目指した)ロボット開発は、古くからのSF作品で描かれた「人間社会に溶け込み、人間との共同作業や共に生活するロボット」というイメージに沿ったものでもあり、日本においては『鉄腕アトム』の影響が少なからず二足歩行ロボット開発者の発言に示されている一方、若い世代では一連の巨大ロボットもののアニメーション(→ロボットアニメ)が言及される。たとえば、ASIMOでは前述の『鉄腕アトム』を、HRP-2/HRP-3開発者の一部は『機動警察パトレイバー』の影響を受けていることを公言しており、同シリーズは実動機のデザインをアニメのメカデザインで活躍する出渕裕に依頼[注釈 3]したことでも知られる。
動物型
映画などで動物に似せたロボットを使ったアニマトロニクスがある。また、その技術を流用して、野生動物の観察も行われる。BBCのドキュメンタリー『潜入!スパイカメラ』、海洋生物向けの『BBC Earth スパイ・オーシャン』などに利用される。
- ロボットフィッシュ ‐ 魚などを刺激しないよう魚に似せたロボット。
- スネークボット - ヘビのように細長い体で閉所での活動を行えるロボット。
家庭用ロボット、個人用ロボット
古くはリモートコントロールや簡単なマイクロコンピュータで制御された物が、博覧会や展示施設で訪れた者の目を楽しませていたが、近年では家庭で使われるロボットも増えている。
2022年時点で一番普及率が高くなっているのは、掃除用ロボットである。家事の中でも比較的「好きでない」「やりたくない」ものである掃除を自動化できるので購入の動機が強く、普及が進んだ。最初は、単純に壁にぶつかってから方向を変更して動き回る装置だったが、やがて高級機種では上部にカメラを備えて天井の形から部屋のマッピング(地図作成)を行うものまで登場した。曜日・日時などを設定しておけば、勤務や授業で自宅にいない時に自動的に掃除して充電ステーションに戻るを繰り返す。
米ビタクラフト社のRFIQ自動調理システムは「世界初の調理ロボット」といわれた[81]。
ソニーのAIBOはエンターテイメントロボットという分野を開拓し、シリーズ化し、大人気となった。さまざまな意味でかなり「生物的」になっているので、人々はロボットとしてというより最初から「ペット」として購入する傾向が強まっている。Youtubeなどでもアメリカ人YoutuberたちがERS-1000をすっかりペットとして扱っている様子が多数投稿されている。
家庭用ロボットは、人間とコミュニケーションを取ったり、自由に動き回って目を和ませたり、更には「ロボットの居る生活」という「近未来的な暮らしをしたい」というニーズに応えている。これらは主に、ペットという性格付けが強いことから、動物型の物が多く市場投入される傾向にある。ただし、感情移入のしやすい動物や人の姿などをしていなくても、ロボットをかわいがる人々はおり、中には掃除用ロボットが「かわいい」「健気」と愛着や感情移入している人々もいる[82]。
介護ロボットの需要も高まっている。「高齢化社会」が進展する日本では、介護者の不足も問題になっており、ロボットは有力な解決策のひとつになっている。ベッドから抱き上げて車椅子に乗せる作業や、入浴の介護などの重労働に需要がある。また食事の介護をしたり、高齢者に話しかけたり高齢者が話せば反応して会話するコミュニケーション機能も求められている。
2021年には、トヨタから家事を他種類行うロボットが公開された[83]。
富裕層の広い邸宅などでは、人が不在の時に住宅内を巡回し、不審な状況があれば外にいるネット経由で外にいる主人に連絡したり、自動的に警察に通報してくれるロボット、ホームセキュリティロボットの需要も一定程度ある。
兵器
軍事活動やそれに付随する危険物処理などでは、人的被害(→戦死)を減らすための導入や、様々な活動の機械化が進められている。米国では偵察や輸送など不意な接触にともない戦闘に巻き込まれやすい分野で、日本では地雷処理など戦後処理の分野での開発が進められている。将来的には高度な人工知能により人間の介在無しに敵味方を識別し攻撃を行う殺人ロボット兵器『自律型致死兵器システム(LAWS)』の登場が予想され、2017年11月から国際連合でLAWSの規制を議論する公式専門家会議が特定通常兵器使用禁止制限条約の枠組みで行われている[84][85]。
警備
治安活動やそれに付随する危険物処理などでは、人手不足を減らすための導入や、様々な活動の機械化が進められている。中でも交通違反の取り締まり、証拠収集、顔認識による犯罪者の特定[86][87]、さらに爆弾[88]やテーザー銃[89][90][91]などで武装化させて法執行活動に採用する国もあり、2016年に中国では非人型の[92][93]、2017年にはアラブ首長国連邦のドバイでは人型のロボットの警察への配備が報じられた[94]。
特殊環境用
原子力事故
- 日本で2011年に福島第一原子力発電所事故が発生してからは、原子力事故下の発電所内で作業をしてくれるロボットの必要性が非常に高まっている。
- 過去にも日本国内で原発ロボットの開発や研究が進められていたが、原発事故に対応できるロボットの実用化には至らなかった[95]。
- アメリカ空軍は開発中だった原子力飛行機の墜落に備え「ビートル」を試作、原子力飛行機の計画が中止された後は放射性物質を含む瓦礫の除去に用途変更された。
宇宙空間
- 宇宙開発では、周囲の状況をセンサで感じ取り自律的に判断して行動するロボットの重要性は高まっている。たとえば火星探査では、地球-火星間で通信をしようとしても信号がたった1往復するのにも5分〜20分もかかってしまい[96]、人間が地球から操縦するラジコン方式ではまともな操縦はできないので、自己判断能力をそなえた無人探査機の開発が求められ、無人火星探査車マーズ・エクスプロレーション・ローバーが開発された。これはあらかじめ装置にどこのエリアを探査すべきなのか命令を与えると、そのエリアへ移動する途中は装置自体が各種センサやカメラを駆使して周囲の状況を理解し、岩や穴などを避け、適切な経路を選ぶ。
- 日本では、自国製ロケットの運搬能力が(生命維持装置を含めた)人間を軌道上に打ち上げるのが難しいこともあり、国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送においては、自動的に軌道修正などを行えるロボット宇宙船(無人のスペースシャトル)の構想が、国内での宇宙開発における主要方針となっている。他にも国際宇宙ステーションからの緊急脱出機材として一時アメリカで開発が進められていた乗員帰還機(CRV)のX-38(Xプレーンシリーズ)は国際宇宙ステーションからパイロット無しで脱出・地球への帰還ができるよう、完全自動化する構想であった。開発中止になったが、一種のロボット宇宙船といえる。
水中探査
- 未踏破領域である深海探査には、多くの国が乗り出している。日本には、最大潜航深度7000メートルで世界一の無人潜水船「かいこう7000」が開発されている。また、小型で安価な大量のロボット潜水艦を投入しようという計画もあり、海洋資源開発に期待が持たれている。
- 深海対応型を含め、水中探査ロボットの研究・開発は多くの企業や研究者が取り組んでおり、東日本大震災時は、東工大などが開発した「Anchor Diver 3」、三井造船の「RTV」、米Seamor Marine「seamor-ROV」、米SeaBotix「SARbot」などが遺体や瓦礫の捜索、地形の調査などのために使われた。
火山探査
動物の代替
盲導犬や軍馬など生物を利用していた分野においては、育成や維持にコストがかかることからロボットで代替する研究が行われている[13]。
人命救助
危険な場所に、人間に代わって導入するロボットをレスキューロボットという。既述の地雷撤去ロボットや、災害などにおける被災者の救護活動を担うロボットなどがある。
レスキューロボットは地震や噴火・津波などによる被災地に投入して、いち早く被災者を発見・保護することで、救命率の向上と二次災害による被害を防ぐことを目的とする。これらのロボットは、センサーや移動能力を持ち倒壊建物に取り残された被災者の発見に役立てるほか、テムザックの「援竜」のように従来からある建設機械を発展させて二本のアームを備えロボット化し、瓦礫撤去を効率よくこなすことが期待される。
火災の場合では、コンビナート火災など危険すぎて消防隊が突入できない個所にも侵入できる放水銃を備えた無人走行放水車や、危険のともなう火災現場に突入して状況を調べるための偵察ロボット、水中を捜索する水中検索装置・マニピュレーターを備え、要救助者を回収する救出ロボットが、東京消防庁に配備されている[97]。これらはリモートコントロール式の装置であるが、危険個所の消防と被災者の救出に威力を発揮することが期待される。また、2019年には総務省消防庁が市原市消防局に消防ロボットシステム「スクラムフォース」を無償貸与した。
2011年3月11日東北地方太平洋沖地震による東日本大震災や福島第一原発事故後には、ロボットを使った人命救助や、原子力災害ロボットの役割の重要性が改めて認識され、研究開発が行われている、多くの研究者や企業が原発災害用ロボットの開発に力を入れている。
テムザック社の T-52「援竜」のように建設機械を改造したロボットも登場している[98]。
瓦礫の隙間に入り被災者を探索するロボットの開発も行われているが、昆虫サイズの場合はロボットよりも実際の昆虫をサイボーグ化し遠隔制御した方が省エネルギーとされる[99]。
研究用
動物の動作を制御する仕組みを理解するにあたって、脳や脊髄の動的な相互作用を記録することは困難なため、神経科学の研究道具として動物の動作を模したロボットを作り、理解に役立てることがある[100]。
人間に対する反応を調査する心理学の実験において、人間が演じる役を人型ロボットに置き換える例がある[101]。人間にある態度や演技力の揺らぎによるノイズが無いため有用とされる[101]。
競技・興行用
迷路探索から格闘まで様々な競技が行われている。黎明期には技術の実証など研究的側面が強く、DARPAグランド・チャレンジのように公的機関が資金を拠出する競技も多かったが、現代では見た目のインパクトを重視した興行型や純粋に成績を競うスポーツ型の競技も行われ、相撲ロボットのようなルールに特化したロボットが多数開発されている。
多くは無人機によるものだが、2017年には有人機同士による格闘がイベントとして行われた[102]。
LAND WALKERは、すり足のため擬似的なものではあるが、人が乗り込んで操縦する二足歩行ロボットである。
前出のASIMOは、宣伝のためにイベント会場にレンタルされている。
2023年には受注生産であるが、継続して販売される製品として全高4mの搭乗型ロボットの販売が開始された[103]。
AIとの融合
近年、ロボット工学における人工知能(AI)の導入は急拡大している[104][29][105][106][30]。
2025年現在、ロボットの定義は物理的機械を超え、AIによる自律的タスク遂行システムを含むよう拡大している。AIアシスタント(例:Grok 3)や自動運転車の制御技術、知能化技術、認識・コミュニケーション技術(例:Waymo One)などは、従来のロボットと異なり物理的実体が限定されるが、環境認識や意思決定の自律性でロボットとみなされうる。これらは、センサーやアクチュエーターを備えた物理的ロボット(例:Atlas、PackBot)のAI技術と融合し、産業、サービス、特殊環境での応用を広げている。例えば、(米)ボストン・ダイナミクス社のSpotはAIによる自律探査を強化し、災害現場で活用されている。AIとの融合は、ロボット技術の新たなフロンティアとして、労働力不足や高齢化社会への対応を加速している[29][30]。
基礎研究の重要性
基礎研究は、即時の実用化を目的とせず、技術の基盤を構築する研究であり、予期せぬ応用(スピンアウト)を通じて社会課題を解決したり、新たな課題に対して研究開発が進む事例が多い。ロボット工学やAIの基礎研究は、災害対応や産業革新において、本来の目的外で重要な役割を果たしてきた。
災害対応でのロボット活用
- 1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故では、放射能汚染された瓦礫撤去や調査のため、軍事用や産業用のロボットが転用された。ソ連はリモート制御の無人車両やドローンを投入したが、高放射線下での故障が課題となった[107][108]。これが契機となり、過酷環境対応ロボットの基礎研究が加速した。
- 1995年の阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件を契機として、大学の研究者を中心にレスキューロボット開発が進められてきた。2001年のアメリカ同時多発テロ事件の現場では、もともと軍用であった遠隔操作ロボットを使って遺体を発見する成果を挙げた[109][110]。
- 2011年の東日本大震災、福島第一原子力発電所事故において、津波による壊滅的被害を受けた原子炉建屋内で、瓦礫撤去や放射線調査に投入された「原発対応版Quince」は、もともと原発事故を想定していなかったため、線量計などを追加した機体が開発された[111]。
エンタメ分野からのスピンアウト
- アマゾンロボティクスの倉庫ロボットは、ロボカップ(自律型ロボット競技)の基礎研究から派生した。ロボカップで培われたマルチエージェント協調や自律ナビゲーションの技術は、Kiva Systems(現アマゾンロボティクス)の搬送ロボットに転用され、2024年時点で75万台以上が倉庫で運用されている[112][113]。ロボカップの研究者(例:Peter Stone)は、協調アルゴリズムの基盤を築き、産業効率化に貢献した。
- タカラトミーの月面ロボット「SORA-Q」は、おもちゃの変形技術(例:トランスフォーマー)からスピンアウトした。JAXA、ソニー、同志社大学と共同開発され、2024年1月のSLIMミッションで日本初の月面着陸を支援。直径8cm、250gの超小型ロボットは、玩具設計の軽量・変形技術を活用し、月面で撮影任務を遂行した[114]。この技術は、玩具開発の基礎研究が宇宙探査に応用された代表例である。
AI基礎研究のスピンアウト
AIの基礎研究は、深層学習や確率ロボティクスの進展を通じて、新たな応用を生んでいる。
- Sebastian Thrunの確率ロボティクスは、2005年のDARPAグランドチャレンジでの自動運転車「Stanley」の成功を支え、Waymo One(2025年、複数都市商用化)の基礎となった[43][44]。
- Brian GerkeyのRobot Operating System(ROS)は、ソフトウェアロボットの基盤を提供し、自動運転や災害対応AIを加速[115]。
- Cynthia Breazealのソーシャルロボティクスは、対話型生成AI(例:Grok 3)の基礎となり、災害時の情報提供に応用されている[116]。
- Googleの「RT-X」(Robotics Transformer-X、2023年10月)は、34機関の140万エピソードデータセットを活用し、汎用ロボットの学習を可能にした。産総研との連携で、災害対応や物流に応用されている[117][118]。
基礎研究の価値
チェルノブイリや福島では、軍事・海洋ロボットが災害対応に転用され、アマゾンロボティクスやSORA-Qは競技・玩具技術が産業・宇宙に応用された。AI基礎研究は、自動運転や災害対応AIを通じて社会課題を解決している。Peter Stone、Sebastian Thrun、Brian Gerkey、Cynthia Breazealらの貢献は、協調アルゴリズム、ROS、確率ロボティクスなどの基盤技術を通じて、短期的な利益を超えた長期的な価値を生んでいる[121]。
広義のロボット代表例
2025年現在、ロボット技術はAIとの統合が進み、ヒューマノイドロボット(例:Optimus)の産業用途、自動運転車(例:Waymo)、生成AI、AIアシスタント(例:Grok 3)のサービス用途への拡大が顕著である。災害対応や医療分野でもAI強化ロボット(例:Spot、da Vinci サージカルシステム)が進化。労働力不足や高齢化に対応し、持続可能な社会への貢献が期待される[30][20][21]。
これらを踏まえたAI技術や自動運転車、次世代モビリティを含む広義のロボットの代表例を以下にまとめる。
分類 | 代表例 | 概要 | ||
---|---|---|---|---|
産業用 | 製造業(溶接、塗装・組立・搬送用など) | Unimate(ジョージ・デボル)、 Digit(アジリティ・ロボティクス社) →「寿司ロボット」も参照 |
工場での製造・物流を自動化(人の代替)。より小型で軽量、安全性の高い協働ロボット[122]が開発され、従来ロボットの導入が難しかった3品産業への導入も進む。 | |
3品産業(食品、化粧品、医薬品製造用) | ||||
サービス用 | ヒューマノイド+AI技術 | Nao(アルデバランロボティクス社)、 ATLAS(ボストン・ダイナミクス社)、 Optimus(テスラ社) |
人間型で、研究・エンタメ・産業用途にも使用。 →「二足歩行ロボット」も参照
| |
自動運転車+AI技術 | 自動運転タクシーサービス(Waymo One)、自動運転に特化したAI技術(Waymo Driver) | 2025年4月、東京都心でテスト走行を開始。 | ||
家庭・エンタメ・業務用 └掃除、調理、留守番、子守、接客、警備、配膳、農業用、搾乳、パワードスーツ |
ルンバ(アイロボット社)、pepper(ソフトバンクロボティクス社)、HAL(サイバーダイン社) | 清掃や力仕事など、日常の生活・業務を支援。 電動車椅子、シニアカーなどのパーソナルモビリティ、空飛ぶクルマや多脚モビリティなどの次世代モビリティとの融合も視野[123][124]。 | ||
医療用 | da Vinci サージカルシステム (インテュイティヴ・サージカル社) |
手術やリハビリを支援。 | ||
軍事用 | MQ-1 Predator (ジェネラル・アトミックス社) |
偵察や攻撃用の無人ドローン。 →「戦術的エネルギー自律型ロボット」および「自律型致死兵器システム」も参照
| ||
特殊環境用 | 宇宙用 | かいこう7000(JAMSTEC)、SORA-Q (JAXA)、PackBot(アイロボット社)、スクラムフォース(総務省消防庁) |
深海、宇宙、災害現場など極限環境で運用(危険な作業の代行)。軍事用途へも応用。 →「地雷探知ロボット」も参照
| |
探査用 | ||||
救助用 | ||||
知能化技術 └AI技術、生成AI、自律移動制御 |
深層学習 | Transformer(Google)、Midjourney、Siri(Apple社)、Alexa(Amazon社)、ChatGPT(OpenAI社)、Grok 3(xAI社) | パーソナルユースに加え、物理的ロボットへの応用、融合が進む。 | |
LLM | ||||
SLAM |
実在のロボット
実在するもののうち、産業用途への導入が進むヒューマノイド型を中心に、宇宙用無人ローバーや産業用ロボットアーム、装着・搭乗して使用するパワードスーツなど、いわゆるロボットと呼ばれるもの全般を扱う。
No. | 発表時期 | 名称 | 開発者・販売元・導入先など | サービス用 | 家庭用 | 特殊環境用 (探査/宇宙/救助/軍事) |
産業用 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2025 | 4NE-1[125] | (独)Neura Robotics(ニューラロボティクス)社 | ○ | |||
2 | 1999 | AIBO | ソニー、ロボカップ | ○ | ○ | ||
3 | 2021 | Ameca(アメカ)[126] | (英)Engineered Arts社 | ○ | |||
4 | 2023 | Apollo(アポロ)[57] | (米)Apptronik(アプトロニック)社、(独)メルセデス・ベンツ | ○ | |||
5 | 2000 | ASIMO | 本田技研工業 | ○ | ○ | ||
6 | 2021 | Astro(アストロ)[127] | (米)アマゾン | ○ | ○ | ||
7 | 2013 | ATLAS | (米)ボストン・ダイナミクス社 | ○ | ○ | ||
8 | 2012 | Baxter(バクスター)[128] | (米)リシンク・ロボティクス社 | ○ | |||
9 | 1961 | Beetle(ビートル) | (米)GE(ゼネラルエレクトリック) | ○ | ○ | ||
10 | 2015 | CommU(コミュー) | ヴイストン社、大阪大学石黒研究室 | ○ | |||
11 | 1999 | da Vinci サージカルシステム | (米)インテュイティヴ・サージカル社 | ○ | |||
12 | 2018 | Digit[129][130] | (米)Agility Robotics(アジリティ・ロボティクス)社、アマゾン | ○ | ○ | ||
13 | 2005 | EMIEW(エミュー) | 日立製作所 | ○ | |||
14 | 2015 | EVE(イヴ)[131] | (ノルウェー)1X Technologies社 | ○ | ○ | ||
15 | 2016 | FEDOR(ヒョードル)[132][133] | (露)Android Technics、高等研究財団 | ○ | ○ | ||
16 | 2022 | Figure[134] | (米)Figure AI社 | ○ | |||
17 | 2024 | Figure 02[59] | (米)Figure AI社、(独)BMW | ○ | |||
18 | 2025 | Figure 03[135] | (米)Figure AI社 | ○ | |||
19 | 2004 | HAL | サイバーダイン社 | ○ | |||
20 | 2001 | HOAP-1[136] | 富士通オートメーション | ○ | ○ | ||
21 | 2003 | HRP-2 | 産業技術総合研究所(AIST) | ○ | |||
22 | 2009 | HRP-4C | 産業技術総合研究所(AIST) | ○ | |||
23 | 2018 | HRP-5P[137] | 産業技術総合研究所(AIST) | ○ | |||
24 | 2004 | i-foot(アイフット) | トヨタ自動車 | ○ | |||
25 | 2024 | iRonCub3[138] | (伊)技術研究所 | ○ | ○ | ||
26 | 2017 | Kaleido(カレイド)[139] | 川崎重工業 | ○ | |||
27 | 2008 | Kenaf(ケナフ)[140] | 千葉工業大学など | ○ | ○ | ||
28 | 2005 | KHR-1[141] | 近藤科学 | ○ | ○ | ||
29 | 2005 | LAND WALKER | 榊原機械 | ○ | |||
30 | 2018 | LOVOT(らぼっと) | GROOVE X社 | ○ | ○ | ||
31 | 2025 | Mech[142] | (米)Dexterity社 | ○ | |||
32 | 2015 | MOTOBOT(モトボット)[143] | ヤマハ発動機 | ○ | |||
33 | 2011 | Nao(ナオ) | (仏)Aldebaran Robotics(アルデバランロボティクス)社、ロボカップ | ○ | |||
34 | 2024 | NEO Beta[144] | (ノルウェー)1X Technologies社 | ○ | ○ | ||
35 | 2025 | NEO Gamma[145] | (ノルウェー)1X Technologies社 | ○ | ○ | ||
36 | 2015 | OHaNAS(オハナス) | NTTドコモ、タカラトミー | ○ | ○ | ||
37 | 2022 | Optimus(オプティマス)[146] | (米)テスラ社 | ○ | ○ | ||
38 | 2001 | PackBot(パックボット) | (米)iRobot Corporation | ○ | ○ | ||
39 | 2010 | PALRO(パルロ) | 富士ソフト | ○ | |||
40 | 2014 | pepper(ペッパー) | ソフトバンクロボティクス | ○ | |||
41 | 2024 | Phoenix GEN7(フェニックス)[147] | (加)Sanctuary AI社 | ○ | |||
42 | 2006 | PLEN(プレン) | 株式会社システクアカザワ | ○ | |||
43 | 2017 | Qoobo(クーボ) | ユカイ工学 | ○ | ○ | ||
44 | 2000 | QRIO(キュリオ) | ソニー | ○ | |||
45 | 2009 | Quince(クインス) | 千葉工業大学など | ○ | ○ | ||
46 | 2016 | RoBoHoN(ロボホン) | シャープ | ○ | ○ | ||
47 | 2009 | Romeo(ロミオ、ロメオ) | (仏)Aldebaran Robotics(アルデバランロボティクス)社 | ○ | |||
48 | 2015 | Sawyer(ソーヤー)[148] | (米)リシンク・ロボティクス社 | ○ | ○ | ||
49 | 1978 | SCARA(スカラ) | 山梨大学(牧野洋) | ○ | |||
50 | 1996 | Sojourner(ソジャーナ、火星探査車) | (米)NASA | ○ | ○ | ||
51 | 2016 | Sophia(ソフィア)[149] | (香港)Hanson Robotics(ハンソンロボティクス)社 | ○ | |||
52 | 2022 | SORA-Q(ソラキュー) | 宇宙航空研究開発機構(JAXA)、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大学 | ○ | ○ | ||
53 | 2015 | Sota(ソータ) | ヴイストン社、日本電信電話、NTTデータ | ○ | |||
54 | 2025 | Spaceo M1[150] | (印)Muks Robotics社 | ○ | |||
55 | 2025 | Spaceo Prime[150] | (印)Muks Robotics社 | ○ | ○ | ||
56 | 2025 | Spaceo Pro[150] | (印)Muks Robotics社 | ○ | |||
57 | 2020 | Spot (スポット) | (米)ボストン・ダイナミクス社 | ○ | ○ | ||
58 | 2017 | T-HR3 | トヨタ自動車 | ○ | ○ | ||
59 | 1928 | Televox(テレボックス)[34] | (米)ウェスティングハウス・エレクトリック社 | ○ | ○ | ||
60 | 2005 | TERA(テラ)[151][152] | タカラ | ○ | ○ | ||
61 | 2021 | Tesla Bot[52] | (米)テスラ社 | ○ | |||
62 | 2007 | TOPIO(トピオ)[153] | (越)TOSYロボティクス社 | ○ | |||
63 | 2007 | TWENDY-ONE | 早稲田大学菅野研究室 | ○ | |||
64 | 1961 | Unimate(ユニメート) | (米)GM(ゼネラルモーターズ) | ○ | |||
65 | 2023 | Unitree H1[154] | (中国)宇樹科技(Unitree Robotics) | ○ | |||
66 | 2023 | Unitree G1[155] | (中国)宇樹科技(Unitree Robotics) | ○ | ○ | ||
67 | 1973 | WABOT-1(ワボット-1)[39] | 早稲田大学(加藤一郎) | ○ | |||
68 | 2003 | wakamaru(わかまる) | 三菱重工業 | ○ | ○ | ||
69 | 2024 | Walker S1[60] | (中国)優必選科技(UBTECH Robotics)、極氪(ZEEKR、ジーカー) | ○ | |||
70 | 2023 | アーカックス[156] | ツバメインダストリ社 | ○ | |||
71 | 2006 | 愛犬てつ | イワヤ | ○ | ○ | ||
72 | 2017 | アオイエリカ | 日本テレビ | ○ | |||
73 | 2005 | アクトロイド | 株式会社ココロ | ○ | |||
74 | 2003 | イフボット | ブラザー工業、名古屋工業大学など | ○ | ○ | ||
75 | 2013 | ヴァルキリー | (米)NASA | ○ | ○ | ||
76 | 1928 | エリック (ロボット)[36] | (英) | ○ | |||
77 | 1985 | オムニボット | トミー | ○ | ○ | ||
78 | 2004 | かいこう7000 | 海洋研究開発機構(JAMSTEC) | ○ | ○ | ||
79 | 1928 | 學天則[36] | 大阪毎日新聞 | ○ | |||
80 | 1981 | カナダアーム[157] | (加)Spar Aerospace社 | ○ | ○ | ||
81 | 2013 | キロボ | トヨタ自動車など | ○ | ○ | ||
82 | 2006 | ジェミノイド | 大阪大学石黒研究室 | ○ | |||
83 | 2019 | 下北沢レイ | オムロンソーシアルソリューションズ株式会社 | ○ | |||
84 | 2017 | スーパーモンスターウルフ | ウルフ・カムイ社、JA木更津市 | ○ | ○ | ||
85 | 2017 | スクラムフォース | 総務省消防庁 | ○ | ○ | ||
86 | 2000 | 先行者 | (中国)人民解放軍国防科技大学 | ○ | |||
87 | 2025 | 天工[64] | (中国)北京人型ロボットイノベーションセンター | ○ | |||
88 | 2004 | パートナーロボット | トヨタ自動車 | ○ | ○ | ||
89 | 2005 | パロ(PARO) | 産業技術総合研究所(AIST) | ○ | ○ | ||
90 | 2004 | ハローキティロボ | ビジネスデザイン研究所(BDL)など | ○ | ○ | ||
91 | 2014 | ハローズーマー | タカラトミー | ○ | ○ | ||
92 | 2005 | ビッグドッグ | (米)ボストン・ダイナミクス社 | ○ | ○ | ||
93 | 1985 | ファミリーコンピュータ ロボット[15] | 任天堂 | ○ | ○ | ||
94 | 2019 | マインダー | 大阪大学石黒研究室 | ○ | |||
95 | 1972 | メカニマル[14] | 学習研究社など | ○ | ○ | ||
96 | 1970 | ルノホート1号(月探査車) | (ソ連)設計局 | ○ | ○ | ||
97 | 2002 | ルンバ | (米)iRobot Corporation | ○ | ○ | ||
98 | 2013 | ロビ | デアゴスティーニ・ジャパン | ○ | ○ | ||
99 | 2007 | ロビーナ | トヨタ自動車 | ○ | |||
100 | 2011 | ロボゼロ | デアゴスティーニ・ジャパン | ○ | ○ |
- 4NE-1 - (独)Neura Robotics(ニューラロボティクス)社
- AIBO - ソニー、ロボカップ
- Ameca(アメカ) - (英)Engineered Arts社
- Apollo(アポロ) - (米)Apptronik(アプトロニック)社、(独)メルセデス・ベンツ
- ASIMO - 本田技研工業
- Astro(アストロ) - (米)アマゾン
- ATLAS - (米)ボストン・ダイナミクス社
- Baxter(バクスター) - (米)リシンク・ロボティクス社
- Beetle(ビートル) - (米)GE(ゼネラルエレクトリック)
- CommU(コミュー) - ヴイストン社、大阪大学石黒研究室
- da Vinci サージカルシステム - (米)インテュイティヴ・サージカル社
- Digit - (米)Agility Robotics(アジリティ・ロボティクス)社、アマゾン
- EMIEW(エミュー) - 日立製作所
- EVE(イヴ) - (ノルウェー)1X Technologies社
- FEDOR(ヒョードル) - (露)Android Technics社、高等研究財団
- Figure - (米)Figure AI社
- Figure 02 - (米)Figure AI社、(独)BMW
- Figure 03 - (米)Figure AI社
- HAL - サイバーダイン社
- HOAP-1 - 富士通オートメーション
- HRP-2 - 産業技術総合研究所(AIST)
- HRP-4C - 産業技術総合研究所(AIST)
- HRP-5P - 産業技術総合研究所(AIST)
- i-foot(アイフット) - トヨタ自動車
- iRonCub3 - (伊)技術研究所
- Kaleido(カレイド) - 川崎重工業
- Kenaf(ケナフ) - 千葉工業大学など
- KHR-1 - 近藤科学
- LAND WALKER - 榊原機械
- LOVOT(らぼっと) - GROOVE X社
- Mech - (米)Dexterity社
- MOTOBOT(モトボット) - ヤマハ発動機
- Nao(ナオ) - (仏)Aldebaran Robotics(アルデバランロボティクス)社、ロボカップ
- NEO Beta - (ノルウェー)1X Technologies社
- NEO Gamma - (ノルウェー)1X Technologies社
- OHaNAS(オハナス) - NTTドコモ、タカラトミー
- Optimus(オプティマス) - (米)テスラ社
- PackBot(パックボット) - (米)iRobot Corporation
- PALRO(パルロ) - 富士ソフト
- pepper(ペッパー) - ソフトバンクロボティクス
- Phoenix GEN7(フェニックス) - (加)Sanctuary AI社
- PLEN(プレン) - 株式会社システクアカザワ
- Qoobo(クーボ) - ユカイ工学
- QRIO(キュリオ) - ソニー
- Quince(クインス) - 千葉工業大学など
- RoBoHoN(ロボホン) - シャープ
- Romeo(ロミオ、ロメオ) - (仏)Aldebaran Robotics(アルデバランロボティクス)社
- Sawyer(ソーヤー) - (米)リシンク・ロボティクス社
- SCARA(スカラ) - 山梨大学(牧野洋)
- Sojourner(ソジャーナ、火星探査車) - (米)NASA
- Sophia(ソフィア) - (香港)Hanson Robotics(ハンソンロボティクス)社
- SORA-Q(ソラキュー) - 宇宙航空研究開発機構(JAXA)、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大学
- Sota(ソータ) - ヴイストン社、日本電信電話、NTTデータ
- Spaceo M1 - (印)Muks Robotics社
- Spaceo Prime - (印)Muks Robotics社
- Spaceo Pro - (印)Muks Robotics社
- Spot (スポット) - (米)ボストン・ダイナミクス社
- T-HR3 - トヨタ自動車
- Televox(テレボックス) - (米)ウェスティングハウス・エレクトリック社
- TERA(テラ) - タカラ
- Tesla Bot - (米)テスラ社
- TOPIO(トピオ) - (越)TOSYロボティクス社
- TWENDY-ONE - 早稲田大学菅野研究室
- Unimate(ユニメート) - (米)GM(ゼネラルモーターズ)
- Unitree H1 - (中国)宇樹科技(Unitree Robotics)
- Unitree G1 - (中国)宇樹科技(Unitree Robotics)
- WABOT-1(ワボット-1) - 早稲田大学(加藤一郎)
- wakamaru(わかまる) - 三菱重工業
- Walker S1 - (中国)優必選科技(UBTECH Robotics)、極氪(ZEEKR、ジーカー)
- アーカックス - ツバメインダストリ社
- 愛犬てつ - イワヤ
- アオイエリカ - 日本テレビ
- アクトロイド - 株式会社ココロ
- イフボット - ブラザー工業、名古屋工業大学など
- ヴァルキリー - (米)NASA
- エリック (ロボット) - (英)
- オムニボット - トミー
- かいこう7000 - 海洋研究開発機構(JAMSTEC)
- 學天則 - 大阪毎日新聞
- カナダアーム - (加)Spar Aerospace社
- キロボ - トヨタ自動車など
- ジェミノイド - 大阪大学石黒研究室
- 下北沢レイ - オムロンソーシアルソリューションズ株式会社
- スーパーモンスターウルフ - ウルフ・カムイ社、JA木更津市
- スクラムフォース - 総務省消防庁
- 先行者 - (中国)人民解放軍国防科技大学
- 天工 - (中国)北京人型ロボットイノベーションセンター
- パートナーロボット - トヨタ自動車
- パロ(PARO) - 産業技術総合研究所(AIST)
- ハローキティロボ - ビジネスデザイン研究所(BDL)など
- ハローズーマー - タカラトミー
- ビッグドッグ - (米)ボストン・ダイナミクス社
- ファミリーコンピュータ ロボット - 任天堂
- マインダー - 大阪大学石黒研究室
- メカニマル - 学習研究社など
- ルノホート1号(月探査車) - (ソ連)設計局
- ルンバ - (米)iRobot Corporation
- ロビ - デアゴスティーニ・ジャパン
- ロビーナ - トヨタ自動車
- ロボゼロ - デアゴスティーニ・ジャパン
ロボットの研究者
当初は機械工学や制御工学など機械系の研究者が多かったが、認知科学などの分野からのアプローチも増えている。
- 浅田稔(大阪大学教授) - ロボカップ創設者の一人。
- 石黒浩(大阪大学教授)
- 加藤一郎(早稲田大学教授)
- 北野宏明(株式会社ソニーCSL代表取締役社長兼CEO) - ロボカップ創設者の一人。
- 小林宏(東京理科大学教授)
- 山海嘉之(筑波大学教授)
- 柴田崇徳(産業技術総合研究所主任研究員)
- 菅野重樹(早稲田大学教授)
- 高西淳夫(早稲田大学教授)
- 高橋智隆 (東京大学特任准教授)
- 広瀬茂男(東京工業大学教授)
- 福田敏男(名古屋大学教授)
- 藤江正克(早稲田大学教授)
- 三浦宏文(工学院大学教授)
- 吉田司雄(工学院大学教授)
- 吉川恒夫(立命館大学教授)
脚注
注釈
出典
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- 今中哲二 編『チェルノブイリ事故による放射能災害 : 国際共同研究報告書』技術と人間、1998年。ISBN 4-7645-0125-2。
- 『ブルックスの知能ロボット論 なぜMITのロボットは前進し続けるのか?』-ロドニー・ブルックス〈五味隆志訳〉(2006年、オーム社 ISBN 4274500330)
- 『アンドロイドの脳 人工知能ロボット"ルーシー"を誕生させるまでの簡単な20のステップ』-スティーヴ・グランド〈高橋則明訳〉(2005年、アスペクト ISBN 4757211015)
- 『ロボットのこころ 想像力をもつロボットをめざして』-月本洋(2002年、森北出版 ISBN 4627827814)
- 『ロボットフロンティア』(『岩波講座ロボット学 6』)-下山勲ほか(2005年、岩波書店 ISBN 4000112465)
- 『ロボットインフォマティクス』(『岩波講座ロボット学 5』)-安西祐一郎ほか(2005年、岩波書店 ISBN 4000112457)
- 『ロボットモーション』(『岩波講座ロボット学 2』)-内山勝、中村仁彦(2004年、岩波書店 ISBN 4000112422)
- 『ロボット学創成』(『岩波講座ロボット学 1』)-井上博允ほか(2004年、岩波書店 ISBN 4000112414)
- 『脳・身体性・ロボット 知能の創発をめざして』(『インテリジェンス・ダイナミクス 1』)-土井利忠、藤田雅博、下村秀樹編(2005年、シュプリンガー・フェアラーク東京 ISBN 4431711597)
- 『ロボット21世紀』(『文春新書』)-瀬名秀明(2001年、文藝春秋 ISBN 4166601792)
- 『ロボットは人間になれるか』(『PHP新書』)-長田正(2005年、PHP研究所 ISBN 4569641555)
- 『コミュニケーションロボット 人と関わるロボットを開発するための技術』(『知の科学』)-石黒浩、神田崇行、宮下敬(2005年、オーム社 ISBN 4274200655)
- 『アイロボット、ルンバi3+―高機能でも価格抑える(目利きが斬る)』-(2021年5月20日 日経産業新聞)
- アダム・ヒギンボタム 著、松島芳彦 訳『チェルノブイリ : 「平和の原子力」の闇』白水社、2022年。ISBN 978-4-560-09887-5。
関連項目
外部リンク
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