人工内耳とは? わかりやすく解説

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じんこう‐ないじ【人工内耳】


人工内耳

作者羽鳥あゆ子

収載図書アップル・ツリー
出版社文芸社
刊行年月2005.4


人工内耳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 20:31 UTC 版)

人工内耳(じんこうないじ、英:Cochlear implant)は、聴覚障害者内耳蝸牛に電極を接触させ、聴覚を補助する器具である。


  1. ^ 高度難聴者の人工内耳進化 小型・高性能に 保険適用も拡大 産経新聞ニュース 2016/2/23
  2. ^ Godman, Heidi (2023年3月1日). “Hearing aids: Can they help thinking skills, too?” (英語). Harvard Health. 2023年3月2日閲覧。
  3. ^ 障害者本人が、自身に障害があることを認めることを障害認識、自らの障害を受け容れるようになることを障害受容と呼ぶ。
  4. ^ 人工内耳の手術を行うまでは自身が聴覚障害者であることを受け容れられず、他の聴覚障害者との交流も頑なに阻んでいた人物が、人工内耳装用によってQOLの大幅な改善を見た結果、かつての自分がろう者に極めて近い存在であったことを無意識のうちに認めるようになり、また同障者との交流も行うようになった(黒田生子 2008, p. 98)
  5. ^ 黒田生子 2008, p. 146-151.
  6. ^ 黒田生子 2008, p. 157-159.
  7. ^ 黒田生子 2008, p. 52-54.
  8. ^ 坪井康浩, 東野哲也, 牛迫泰明, 森満保「[内耳臨床]人工内耳術後の顔面神経刺激症例の検討」『耳鼻と臨床』第42巻5Supplement2、耳鼻と臨床会、1996年、717-725頁、doi:10.11334/jibi1954.42.5Supplement2_717ISSN 0447-7227NAID 130004133371 
  9. ^ a b c 聴覚・音声・言語障害の取り扱い (Part1) 本庄巌 著 金原出版 ISBN 978-4307370578
  10. ^ 黒田生子 2008, p. 50-51.
  11. ^ 鳥越隆士(兵庫教育大学)『バイリンガルろう教育の展開-スウェーデンからの報告』(1)(2)(3)(4)
  12. ^ 山本典生「小児人工内耳の新適応基準 (2014年版)」『日本耳鼻咽喉科学会会報』第118巻第11号、日本耳鼻咽喉科学会、2015年、1364-1365頁、doi:10.3950/jibiinkoka.118.1364ISSN 0030-6622NAID 130005130163 
  13. ^ 小児人工内耳適応基準
  14. ^ Post-operative Cochlear Implant Care | Children's Hospital of Philadelphia
  15. ^ 伊藤壽一「聴覚に関わる社会医学的諸問題:「人工内耳医療の現状と問題点」」『AUDIOLOGY JAPAN』第57巻第3号、日本聴覚医学会、2014年、175-180頁、doi:10.4295/audiology.57.175ISSN 0303-8106NAID 130004714077 
  16. ^ a b 長瀬修「ろう児の人工内耳手術の問題点(第8回日本生命倫理学会年次大会セッション「その他」)」『生命倫理』第7巻第1号、日本生命倫理学会、1997年、125-129頁、doi:10.20593/jabedit.7.1_125ISSN 1343-4063NAID 110001237028 
  17. ^ "Sticky: Taboo topics in deaf communities" in The Oxford Handbook of Taboo Words and Language (Janmi N. Fisher, Gene Mirus and Donna Jo Napoli英語版)
  18. ^ a b Opinion | A Clearer Message on Cochlear Implants - The New York Times Sara Novic英語版 2018年11月21日。2019年11月21日閲覧。
  19. ^ The Ear Foundation | Our Story
  20. ^ Wheeler, A., Archbold, S., Gregory, S.: "Cochlear implants: young people's perspective", The Ear Foundation & The National Deaf Children's Society, 2007
  21. ^ 全日本ろうあ連盟 ≫ 全日本ろうあ連盟の人工内耳に対する見解 掲載日:2016年12月01日。2019年11月21日閲覧。
  22. ^ 黒田生子 2008, p. 142-145.


「人工内耳」の続きの解説一覧

人工内耳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 00:24 UTC 版)

聴覚障害者」の記事における「人工内耳」の解説

聴神経に音が伝わらない場合内耳中に電極挿入して、補聴システムとらえた音声信号電気信号変えて、その電極から聴覚神経直接伝える人工内耳が普及してきた。電極の数に制限があり、一方残存聴覚神経にも個体差があるため、電子回路患者一人一人合わせた信号補正行っている。人工内耳の手術後言語聞き取りのために訓練期間必要になってくる。同様な人工聴覚器として人工中耳や聴性脳幹インプラント、埋込型骨導補聴器登場している。

※この「人工内耳」の解説は、「聴覚障害者」の解説の一部です。
「人工内耳」を含む「聴覚障害者」の記事については、「聴覚障害者」の概要を参照ください。


人工内耳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 19:57 UTC 版)

ろう文化」の記事における「人工内耳」の解説

近年、特に欧米先進国では障害者権利の向上により(理論上は)ろう者であること、つまり口話能力欠如社会活躍する上で制限ではなくなったが、最近医学進歩、特に人工内耳の開発により難聴治療進み、これがろう社会ひいてはろう文化大きな影響与えている。 人工内耳はあくまで補聴器のようなもので、現時点性能では聴力を完全に取り戻すものではない。多く場合、人工内耳により言葉弁別可能になるが、聞こえる音は自然なものではなく成人後聴覚損失した難聴者であれば人工内耳から聞こえる音にすぐ慣れるが、生まれつきろうの子供が人工内耳をつける場合口話能力習得、とくに全く自然な会話能力習得には訓練努力が必要で、この場合口話教育優先が必要であると主張される。しかし人工内耳の効果には個人差もあり、まれに人工内耳に全く適応できない場合もある。 この問題重大さ顕著に表すものとして、近年ではろう者意識改革先駆けとなったデフ・プレジデント・ナウ運動ギャローデット大学学長就任したキング博士後継者の選出に関する抗議騒動挙げられる同大学では長い選考過程の後、2007年1月就任予定次の学長ジェーン・K・フェルナンデス博士選出されたが、これに反対する学生一部教員、さらに大学卒業生フェルナンデス就任前から辞任要求する騒ぎになり、これが以前の「デフ・プレジデント・ナウ運動対比される形でマスコミ報道された。ギャローデット大学では現在、入学資格として英語と手話ASL)の能力必須であるが、フェルナンデス統合教育出身者にも大学の門を開くべきだとして、手話入学資格条件から外すべきだと主張したフェルナンデス統合教育出身ろう者であり、手話成人後習得したため、ろう学校出身者比べて手話流暢ではない。一部では辞任要求は「文化的ろう者による統合教育出身者対す差別である」との声も上がっている。 フェルナンデスコメントで「補聴器、人工内耳はますます性能上がっている。遺伝子学進歩はろうの子供を産まない選択をするという考えにも繋がってきている」「ギャローデット大学は、あらゆるろう者all kinds of deaf people)を包合embrace)しなければならない」と述べている。 2006年フェルナンデス学長就任抗議運動により覆され再度選考ロバート・R・ダビラ暫定学長任命された。

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「人工内耳」を含む「ろう文化」の記事については、「ろう文化」の概要を参照ください。

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