ロシア軍艦対馬占領事件とは? わかりやすく解説

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ロシア軍艦対馬占領事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/29 15:51 UTC 版)

ロシア軍艦対馬占領事件(ロシアぐんかんつしませんりょうじけん)は、幕末ロシア帝国軍艦対馬芋崎を占拠し、兵舎・工場・練兵場などを建設して半年余にわたって滞留した事件。ポサドニック号事件とも呼ばれる。




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ロシア軍艦対馬占領事件(1861年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:53 UTC 版)

幕末の砲艦外交」の記事における「ロシア軍艦対馬占領事件(1861年)」の解説

詳細は「ロシア軍艦対馬占領事件」を参照 ロシア艦隊太平洋司令官であったリハチョーフ大佐は、不凍港確保するため対馬海峡根拠地を築くことを提案したが、日本との関係が悪化することを懸念したロシア政府はリハチョーフの提案拒絶した。しかし、海事大臣であった大公コンスタンチン・ニコラエヴィチが、対馬への艦隊派遣を許可させたため、リハチョーフ司令官命令によりニコライ・ビリリョフ艦長努める、蒸気コルベットポサードニクが派遣された。ビリリョフは1861年4月25日文久元年3月16日)に対馬到着藩主への面会再三要求し5月2日3月23日)には崎の租借求めて来た。ロシア側としては強引に対馬藩租借承諾させ、これを既成事実として幕府認めさせる思惑であった対馬藩では対応に苦慮し面会要求拒否しつつ、長崎江戸急使派遣して幕府指示仰いだ長崎奉行岡部長常対馬藩対し紛争回避するように慎重な対応を指示する一方で不法行為詰問する書をビリリョフ艦長送ったが、有効な手は打てなかった。幕府外国奉行小栗忠順対馬急派して事態の収拾に当たらせたが、解決方法に関して幕閣対立し小栗解任された。英国公使ラザフォード・オールコック香港でこの事件知り英国東インド艦隊司令官ジェームズ・ホープ協議し軍艦2隻(アクテオン(英語版)、リンドーブ)を対馬派遣して偵察を行わせた。1861年8月14日文久元年7月9日)、オールコックホープ幕府対しイギリス艦隊圧力によるロシア軍退去提案幕府はこれを受け入れた(その代償として、オールコック伊能図の提供を求めている)。8月28日7月23日)、イギリス東インド艦隊軍艦2隻(エンカウンター、リンドーブ)が対馬回航示威行動行いホープロシアに対して厳重抗議したロシア領事ヨシフ・ゴシケーヴィチイギリス干渉見て形勢不利と察し、ビリリョフを説得9月19日8月15日)、ポサードニク対馬から退去した。 艦名艦種建造トン数乗組員機関出力備砲ロシア ポサードニク 蒸気スクリューコルベット 1857年 基準排水量885トン 178 400馬力程度 36ポンドx11 英国 エンカウンターEncounter 蒸気スクリューコルベット 1846年 積載量953トンbmトン排水量1934英トン 225 不明 14 リンドーブRingdove 蒸気スクリュー砲艦 1856年 積載量674トンbmトン不明 不明 4 アクテオン(英語版Actaeon 帆走測量艦 1831年 積載量630トンbmトン不明16改装前

※この「ロシア軍艦対馬占領事件(1861年)」の解説は、「幕末の砲艦外交」の解説の一部です。
「ロシア軍艦対馬占領事件(1861年)」を含む「幕末の砲艦外交」の記事については、「幕末の砲艦外交」の概要を参照ください。

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