不凍港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/07 05:58 UTC 版)
不凍港(ふとうこう、英: Warm-water port/Ice-free port、独: Eisfreier Hafen)は、地理学、地政学の用語で、冬季においても海面等が凍らない港、または砕氷船を必要としない港。高緯度にある港湾は厳冬期にしばしば凍結するが、ノルウェーのフィヨルド地域にみられる諸港やロシアのムルマンスク、ポリャールヌイのように、高緯度であっても暖流の影響で不凍港となる場合がある。不凍港は軍事的・経済的な価値が大きい。
注釈
- ^ リガは長い間、サンクトペテルブルク、モスクワに次ぐロシア帝国第3の都市として発展した。
- ^ ベーリング海、ベーリング海峡、ベーリング島、ベーリング地峡などは彼の名にちなむ。
- ^ 「新ロシア」とは、現在のヘルソン州にほぼ相当し、戦後はムィコラーイウ州、オデッサ州も加わった。今日では、この3州は「南ウクライナ」と総称されることが多い。
- ^ 1778年にはエカチェリーナ女帝のクリミア巡幸がなされ、一行が訪れる都市や集落には新しい建造物が建設されたが、その一部は壮大な偽物であったため、「ポチョムキン村」と揶揄された。土肥(2002)p.197
- ^ アジアにおける両国の境界はクバン川のままで変わらなかった。
- ^ この戦争の敗北によってロシアの後進性が明らかになったことから、新帝アレクサンドル2世は大改革に乗り出し、1861年に農奴解放令を発布している。
出典
- ^ a b c d e f 木村(1993)pp.11-39
- ^ 土肥(1992)p.5
- ^ a b 土肥(1992)pp.49-50
- ^ a b 鳥山(1978)p.24
- ^ a b 土肥(2002)pp.161-169
- ^ a b c d e f 土肥(1992)pp.90-91
- ^ a b c d e f 土肥(2002)pp.196-197
- ^ a b 『ラルース 図説 世界人物百科II』(2004)p.437
- ^ 高橋(1988)p.135
- ^ チャノン&ハドソン(1999)pp.44-45
- ^ a b 土肥(2002)pp.203-206
- ^ a b c 岡部「太陽の没しない帝国ヨーロッパ」(1975)pp.246-249
- ^ 岡部「最後のヨーロッパ政策」(1975)pp.146-154
- 1 不凍港とは
- 2 不凍港の概要
- 3 概要
- 4 ロシア史と不凍港
- 5 脚注
「不凍港」の例文・使い方・用例・文例
不凍港と同じ種類の言葉
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