潮目とは? わかりやすく解説

しお‐め〔しほ‐〕【潮目】

読み方:しおめ

速さの違う潮の流れぶつかり合う場所で、海面上に細長く伸びた筋が見える所。その筋沿って木片や泡などが集まりさざ波がたつことがある潮境によく見られ、好漁場となることが多い。潮の目。「海釣りは—を読め

流れゆく物事が向かう方向また、情勢変化するその境目。「汚職発覚県政の—が大きく変わる」


潮目

読み方:しおめ

海面にできる、泡立っていたり、色が違っていたり、流れているのが見て取れるような筋目のこと。複雑な流れや渦が発生している証で、ダイビングには危険ながら釣りには狙い目の場所。

潮目(しおめ) front

異な海流水塊の間にできる海面帯状のすじ。流れ藻ゴミプランクトンが集まる。 

潮境

(潮目 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 00:43 UTC 版)

潮境(しおざかい、boundary of water-masses[1]、oceanic front[2])とは、異なる水塊の境界のこと。これは一般に、優勢な海流帯や、海流の収束帯に一致する。海水温塩分など海水の物理的、化学的性質がほぼ一様なもののかたまりを水塊というが、その境目である潮境を横断して観測すると、水温、塩分、栄養塩溶存酸素量などが急変し、水色、透明度も著しく変わるので肉眼でわかることが多い。潮境海域における海況は時間的にも場所的にも変動が激しく、寒暖両水塊がモザイク状に入り乱れたり、局部的な収束、沈降域や発散、湧昇域が複雑に配列されていたりする。


  1. ^ a b 文部省 編『学術用語集 海洋学編』日本学術振興会、1981年。ISBN 4-8181-8154-4 
  2. ^ a b 文部省編 編『学術用語集 地理学編』日本学術振興会、1981年。ISBN 4-8181-8155-2 
  3. ^ 川合英夫「潮境とその類義語の語義変遷の歴史」『海の研究』第10巻第4号、日本海洋学会、2000年、351-359頁、ISSN 0916-8362NAID 110003351862国立国会図書館書誌ID:5827282 


「潮境」の続きの解説一覧

潮目(しおのめ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:02 UTC 版)

平戸八景」の記事における「潮目(しおのめ)」の解説

種類海峡 概要佐世保市早岐1丁目と有福町隔て早岐瀬戸の最も狭い地点で、さらに江戸時代干拓事業両岸から潮止め堤防築いたため、幅10mまでに狭められている。潮の干満に応じて激流起き、夏にはこの激流活かした手作りいかだ大会開催される国の名勝平戸領地方八竒勝」の指定物件一つ交通機関西肥バス観潮橋バス停JR九州早岐駅からは徒歩10分。 松浦鉄道高岩駅ホームから高岩を望む(2003/08) 潜竜ヶ滝(2008/07) 御橋観音石橋(2009/05) 早岐瀬戸・潮目と観潮橋 眼鏡岩

※この「潮目(しおのめ)」の解説は、「平戸八景」の解説の一部です。
「潮目(しおのめ)」を含む「平戸八景」の記事については、「平戸八景」の概要を参照ください。

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