有卦絵とは? わかりやすく解説

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うけ‐え〔‐ヱ〕【有×卦絵】

読み方:うけえ

有卦入った人が飾ったり、また贈られたりした縁起絵。福に通じる「ふ」の字のついた、・筆・瓠(ふくべ)などを描く。江戸末期流行


有卦絵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/17 07:10 UTC 版)

有卦絵
絵画ジャンル
上位クラス浮世絵 
本国日本 

有卦絵(うけえ)とは江戸時代末期から明治時代にかけて描かれた浮世絵版画の一種類である。

概要

陰陽道において、人の生年の干支を吉凶に当てはめ、それぞれを有卦、無卦と呼ぶ。有卦に入ると、七年間は幸運な時期が続き、その後、五年間は不運となるといわれる。この有卦に入った人物に贈られたり、その人物が飾ったという縁起が良い浮世絵を有卦絵という。

主に福に繋がる富士山福助福禄寿福寿草(ふくべ)などの「ふ」がつく事物が描かれている。

作品

  • 4代目歌川国政 「ふの字尽しなぞなぞ合」 大判
  • 歌川芳綱 「金性(きんしょう)の人うけニ入」 大判
  • 歌川芳藤 「福助図」 大判
  • 歌川芳藤 「寿老図」 大判

参考文献

関連項目



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