既成事実とは? わかりやすく解説

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きせい‐じじつ【既成事実】

読み方:きせいじじつ

すでに起こってしまっていて、承認すべき事柄


事実

(既成事実 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/01 00:57 UTC 版)

事実(じじつ、ラテン語: factumフランス語: fait英語: fact)とは、

  • ことの真実。真実のことがら。本当にあったことがら[1]
  • (哲学用語)もともとによってなされたことを意味し、時間と空間の中に見出される実在的なできごと存在のこと[1]

もともとは、神がしたこと、という意味である。まずラテン語のfacere(あるいはfacio)「する」「行う」という意味の動詞 があり[2]、その過去分詞形factumが「(神によって)行われた」と形容詞的に用いられ、それが名詞化し「(神によって)行われたこと」を意味するようになったものである。フランス語のfaitも同様で、faire(する、行う)という動詞があり、その過去分詞形のfaitが名詞化したものである。英語のfactも15世紀にラテン語のfactumを語源として使われるようになったものである[2]。「実在的なもの」とされるのであるため、幻想虚構可能性などと対立する[1][注釈 1]

既成事実
すでに起こってしまって誰もが認めないといけない事実。英語ではフランス語の借用語として Fait accompli という。

脚注

注釈

  1. ^ ちなみに古代ギリシアのアリストテレスが用いた概念では「デュナミス可能態)」対「エンテレケイア (現実態)」という対比がある

出典

  1. ^ a b c 広辞苑 第六版【事実】
  2. ^ a b Oxford English Dictionary

関連書籍

  • 本多勝一『事実とは何か』未来社1971。
  • 蓑田速夫『裁判と事実認定―事実とは何か』近代文芸社 1996

関連項目


既成事実

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 01:07 UTC 版)

事実」の記事における「既成事実」の解説

すでに起こってしまって誰もが認めないといけない事実英語ではフランス語借用語として Fait accompli という。

※この「既成事実」の解説は、「事実」の解説の一部です。
「既成事実」を含む「事実」の記事については、「事実」の概要を参照ください。

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既成事実

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 08:10 UTC 版)

名詞

既成事実きせいじじつ

  1. すでに成り立っていて認めざるを得ない事柄

発音(?)

↗せーじ↘じつ

翻訳

  • 英語: fait accompli (en)

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