元和通宝とは? わかりやすく解説

元和通宝

読み方:ゲンナツウホウ(gennatsuuhou)

元和3年ころ江戸幕府により鋳造され銀貨銭貨


元和通宝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/02 03:08 UTC 版)

元和通宝(げんなつうほう)は、元和元年(1615年)もしくは2年(1616年)頃に鋳造されたとされる、江戸時代元号を用いた銅銭であり、寛永通寳以前のものである[1]。銭文は「元和通寳」である。

この貨幣も慶長通寳と同様に正式な鋳造記録が確認されておらず、江戸幕府によるものであるか、民鋳の鐚銭であるのか、あるいはその発行目的など依然不明な銭貨である。

直径は0.8(2.4センチメートル)、量目(質量)は0.7匁(2.6グラム)前後であり、慶長通寳に近い。

現存数は慶長通寳よりもさらに少なく、広く流通したとは考えられず試鋳貨幣にとどまった可能性も考えられる。銭文の変化による手代わりが存在し「大字」、「小字」および文字の太い「肥字」が知られる[1]

銅銭の他に、背に漢数字を鋳込んだ「番銭」と呼ばれる銀銭が存在し、これは水戸の鋳造ともいわれる[2]

参考文献

  1. ^ a b 『日本の貨幣-収集の手引き-』 日本貨幣商協同組合、1998年
  2. ^ 瀧澤武雄,西脇康 『日本史小百科「貨幣」』 東京堂出版1999年

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