鐚銭とは? わかりやすく解説

びた‐ぜに【×鐚銭】

読み方:びたぜに

びたせん」に同じ。

「—壱文も残らぬ身代」〈滑・膝栗毛発端


びた‐せん【×鐚銭】

読み方:びたせん

表面文字磨滅した、質の粗悪な銭貨びたぜに。びた。

室町中期から江戸初期にかけて私鋳された、永楽銭以外の粗悪な銭。

江戸時代寛永通宝一文銭鉄銭の称。


鐚銭

読み方:ビタセン(bitasen)

価値の低い粗悪な


鐚銭

読み方:ビタセン(bitasen)

中世末期から近世、精悪両銭が混在流通したときの種々の悪銭


鐚銭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/30 06:12 UTC 版)

鐚銭(びたせん、びたぜに)[1]とは、日本の室町時代中期から江戸時代初期にかけて私鋳された、永楽銭を除く粗悪な銭貨[1]。表面が磨滅した粗悪な銭を指す言葉でもある[1]悪銭(あくせん)とも[2]。ほんのわずかのお金を意味する「びた一文」の「びた」はこれに由来する。


  1. ^ a b c 鐚銭【ビタセン】 デジタル大辞泉
  2. ^ 悪銭【あくせん】 デジタル大辞泉
  3. ^ 田中浩司「貨幣流通からみた一六世紀の京都」、本多博之「統一政権の誕生と貨幣」および安国良一「貨幣の地域性と近世的統合」(鈴木公雄 編『貨幣の地域史』岩波書店、2007年 第3章・第5章・第6章所収)


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