真打劔冑とは? わかりやすく解説

真打劔冑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 06:30 UTC 版)

装甲悪鬼村正」の記事における「真打劔冑」の解説

古来製法によって鍛造された劔冑西洋では旧式劔冑(ブラッドクルス)と呼ばれ、これを纏う者は武者または騎士クルセイダーとされる鍛冶師の魂を心鉄しんがね)として完成する逸品で、物語開始時点では数打とは比較ならない性能を誇る。戦闘補助OSとして鍛冶師人格宿っており、仕手とは別に独立して行動出来る(自意識持った個体存在するまた、真打中でも極一部業物は、魔法のような超常能力、陰義(しのぎ、アウトロウ)を備えている。熱量足りていれば劔冑単体でも使用でき、また武者であれば装甲していなくても使用できる村正 / 勢洲右衛門尉村正三世 仕手:湊斗景明、綾弥一条 / 陰義:磁気操作磁力制御) / 待騎状態:蜘蛛 誓約口上 - 鬼に逢うては鬼を斬る 仏に逢うては仏を斬る ツルギの理ここに在り 深紅の妖甲。湊斗家祭殿祀られていた二領の劔冑うちひとつ。旋回性能装甲優れる。 陰義の磁力制御様々な物に対し相当な磁性付与することができ、自身駆動系への使用による機動性向上(磁気加速)や物理衝撃磁気反発により跳ね返す磁気障壁)、敵騎引き剥がすなど応用の幅が広い。中でも磁気吸着反発極限まで刀に加えた斬撃レールガン」の威力一手以て戦い制する右肩マウントされる長大野太刀主な武装だが、物語開始直後銀星号によって破壊されており、他の武装としては太刀脇差がある。また、この劔冑装備している刀はいずれ刀身金色の鋒両刃造になっている。この破壊され野太刀銀星号によって八つ分けられ“卵”と同化しており、その卵の寄生体を倒すことで野太刀再生していき、同時に二世村正能力である重力制御弱体化しているものの使用可能になる茶々丸もその寄生体一人であり、魔王編では彼女が死亡したことで野太刀が完全に再生し以前のものよりも遙かに強化され茶々丸意思宿り景明はその野太刀に“虎徹”という銘を付けた。 妖甲と呼ばれる由縁は、憎きを斬れば愛しきも斬らねばならなくなるという善悪相殺呪いがあるため。この村正一門共通する呪いは、一つの命は善と悪同時に兼ね備え、命を奪う戦い善と悪諸共に断つ醜悪なものだということ知らしめるためのもの。村正一門はこの善悪相殺呪いをもって戦い価値貶めることで平和を実現しようとしていた。 また村正一門共通の機能として、周囲の人間に自らの意志同調させる精神汚染波が搭載されているが、三世のそれは過去の帝の勅命により封印されている。 待機状態は隠密性に優れ鋼の糸を吐く事が出来る。糸はある程度形状選択でき、また巻きつければ擬似的劔冑作る事が出来る。蒐窮一刀(おわりのたち) 村正磁力制御景明剣術吉野御流合戦礼法)を組み合わせて使用される電磁抜刀術総称下記バリエーションがあり威力射程等が異なる。 磁力制御を刀一点極限まで集中させて行い電磁力反発吸着作用により光速とも表現される速度斬撃する。熱量消費尋常では無い為乱発はできず、さらに磁力暴走の危険が伴う為綿密な制御を行う集中力覚悟求められる電磁抜刀「禍」レールガンマガツ」) 吉野御流合戦礼法迅雷」が崩し納刀状態から鞘と刀に磁気操作行い抜刀する神速抜刀術見切り不可能な速度であり威力一撃武者両断可能。太刀行い作中使用頻度が最も高い村正景明決め技電磁撃刀「威」レールガンオドシ」) 吉野御流合戦礼法雪崩」が崩し太刀最上段で構え背面と刀に磁気操作行い振り下ろす。隙が大きい為武者相手には使用が困難であるが、威力は最も高い(作中では山一つを崩壊させた)。 電磁擲刀「呪」レールガンカシリ」) 吉野御流合戦礼法「飛煌」が崩し納刀状態の脇差磁気操作行いそのまま射出するある意味レールガン最も近い遠距離技。速度蒐窮一刀の中で最も速い電磁抜刀「穿」レールガンウガチ」) 吉野御流合戦礼法迅雷」が崩し前述野太刀虎徹」により行う「禍」。野太刀は肩にマウントされている為振り下ろしとなる。単純威力では最強蒐窮一刀であり、銀星号ブラックホールすら斬り裂く。 電磁双刀「散」(ツインレールガン「チラス」) 吉野御流合戦礼法比翼」が崩し。「穿」を刀で受け止めたに対して左手のみで鍔ぜり合い行い右手脇差用いてガラ空きとなった敵の腹部に「呪」を叩きこむ。 「祝」(コトホギ吉野御流合戦礼法”刃鳴”が崩し納刀時の鍔鳴り乗せて三世村正精神汚染波である磁気汚染(くるわし)を周囲の人間拡散させる魔剣装甲悪鬼銀星号との最終決戦で、最も憎むもの(景明自身)を殺すことによって、最も愛するもの(光)を殺すという善悪相殺呪い利用した村正景明最後の攻撃。これで銀星号を倒すに至るも光の最期の力で景明が死ぬことはなかった。 銀星号村正 / 勢洲右衛門尉村正二世仕手楠木正秀→湊斗光 / 陰義:辰気操作重力制御) / 待騎状態:女王蟻 誓約口上 - 鬼に逢うては鬼を斬る 仏に逢うては仏を斬る ツルギの理ここに在り 白銀劔冑本編時ではその容姿から銀星号呼ばれる。湊斗家祭殿祀られていた二領の劔冑うちひとつ。武器持たず格闘技主な攻撃手段としている(重力操作による機動性においては刀剣は却って邪魔になるため)。 打撃には重力操作による威力強化がされており、手刀劔冑両断する程。 周囲放たれる精神汚染波(金打声による歌)によって周囲の人間仕手精神同調させる辰気汚染(くるわし)を持ち三世のそれと違いこちらは封印されていない。光が使用時は「社会的な倫理観)を外させる汚染となっているが、汚染された殆どの人間理性失い殺しあう獣のようになってしまっている。この汚染波は劔冑装甲していれば(数打でも)防ぐことが可能。 陰義の辰気操作重力を操ることができ、これによる騎航(この為合当理を持たない)で通常の劔冑では不可能な速度機動性実現しているほか、打撃重力をのせることで威力上昇重力反発による障壁等、他の真打とは一線を画す圧倒的な性能を誇る。 反面、地の装甲薄めで特に重力制御一見すると僅かな損傷でも大きな機能低下を招く。この弱点補強するため普段重力障壁展開しており、そちらに出力大半割いているため他の真打圧倒するほどの性能でさえ全く本気を出していない状態でしかない三世同様に善悪相殺呪い搭載されているが、光自身敵意持たない為この原則当てはまっていない。 待機状態での大きさは光とあまり変わらず比較小型である。 作中村正は「かつて大和地獄変えた妖甲」といわれているが、それはこの二世初代村正のこと。共に南北朝時代造られ二世南朝贈られ後味方に善悪相殺」の呪い強いた南北朝統一後初代戦乱時に破壊され二世も帝により鋳潰される予定であったが、三世嘆願により三世監視討伐役として共に封印された。天座失墜・小彗星(フォーリンダウン・レイディバグ) 吉野御流合戦礼法「月欠」が崩し通常の劔冑では到達不可能な高空から、重力制御用いて目視不可能な程の速度急降下して踵落とし放つ。この時踵の部分装甲集中させている。 瘴熱疾走・火隕星(ブレイジング・ストリーム) 飢餓虚空魔王星(ブラックホール・フェアリーズ) 重力障壁解除後(つまり本気時)に使用尾部装甲展開し重力一点極限まで発生させてブラックホール作り出し周囲敵騎物質空間ごと飲み込む。 正宗 / 相州五郎入道正宗 仕手:綾弥一条 / 陰義:因果覿面 / 待騎状態:天牛虫 誓約口上 - 世に鬼あれば鬼を断つ 世に悪あれば悪を断つ ツルギの理ここに在り 濃藍劔冑。そのあまりに荘厳な姿は天下一名物崇められ一度装甲されことなく死蔵されていた。 鍛冶師自身体験から徹底的に正義」を追求し、その思想体現させる劔冑となった。その為か劔冑自身自己主張が強い傾向にある。思想上、村正対極存在数ある真打中でも頑強な装甲誇り、陰義や斬馬刀の他に正宗七機巧を持つ。が、仕手諸共自らの血肉削って放つ機巧ばかりのため、使用する際には絶叫するほどの苦痛を伴う。また、そのような機巧多用するためか仕手への再生能力高めに設計されている。 その身に受けた陰義を威力精度そのまま相手返す因果覿面の陰義を持つ。正宗七機巧まさむねななつのからくり) 陰義とは異なる、正宗自体機械仕掛け搭載され機能。名称通り以下の7つ搭載されている。 飛鉄砲・弧炎錫-掌の砲から入り弾丸撃ち出す弾丸材料仕手の腕の骨肉射程距離が短い為、自分針によるダメージを受ける。 朧・焦屍剣-斬馬刀高熱化させ、燃え盛る刀とする。刀を持つ仕手自身の手までも炭化させる程の熱量。 隠剣・六本骨爪-仕手肋骨甲鉄化させて腹部から伸び出させ、相手突き刺す。 無弦・十征矢仕手の指を甲鉄化させて指ごと撃ち出す割腹投擲腸管仕手の腸を甲鉄化させて腹部から飛び出させ、相手投げて拘束する肘鉄砲呑龍高炉-肘からガトリングガン放つ。これも弾丸仕手骨肉思われる。 神形正宗最終正義顕現-体縦に真っ二つにされても復活する程の再生能力発動させる。過剰な再生により一時的に異形の姿となることも。 ウィリアム・バロウズ 仕手大鳥香 / 陰義:自在操作矢 / 待騎状態:コントラバス 誓約口上 - なし(仕手装甲楽曲コントラバス演奏して装甲シュヴィーツ国宝弓聖テル模して造られ贋作。陰義を除く性能はほぼ完全にコピーされている。武装は剣と、巨大な盾と合体したクロスボウ。そこから発射される矢は、劔冑堅牢な装甲すら容易く貫通する威力を誇る。口上はあらず、楽曲奏でて装甲する変則仕様待機状態では弦を操作でき、ある程度複雑な動作(銃の引き金を引く等)も可能。 The paradox of"tell and apple"(テルの矢は林檎届かない)という背理論を元にした陰義を備える。「射撃点から目的点までの距離の中間中間点Aを設定する。矢が目的点に到達するには必ず中間点Aを経由しなければならない。そして射撃点より中間点Aの間に更に、中間点Bを置く。中間点Aに到達するには中間点Bを経由しなければならないが、もし射撃点とBの間に中間点Cがあったなら? 更にその間にD、E、Fと無数の中間点を設置すれば? テルの矢は決し林檎到達しないだろう。」 この背理論を元に、「放たれた矢が射線中間地点到達する度に、再発射(方向転換)することが出来る」という機能なのだが、再発射点万分の一秒にも満たない寸機でしかない上、その間標的認識し意識的に発射」しなければならないため、常人ではまず扱えず、真作及ばないとされる所以となっている(真作は「仕手視線を矢が追う」陰義)。 つまり「肉眼発射した拳銃弾丸軌跡軌道観測把握し尚且進路上の中間点を認識し干渉する」必要があり、人間には実現不可能な理論倒れとなってしまっている。背理の一射(パラドックス・シューティング) 上記理論倒れであるはずの陰義を、大鳥香という仕手得て使用可能とした必殺一矢大鳥香はその生来快楽殺人嗜好(人の死にエクスタシーすら感じる)からくる異常な集中力と、複眼という人外能力をもって得る異常な知覚能力(時が止まって見えるほどの動体視力)でこの陰義の使用可能にしている。 しかし熱量消費と共にその集中力知覚力は脳にかなりの負担がかかるようで、乱発できない虎徹 / 長曾祢虎徹入道興永 仕手足利茶々丸・湊斗景明 / 陰義:感覚共有 / 待騎状態:- 誓約口上茶々丸装甲時) - には腐肉には糞を 百舌には串刺し今宵虎徹血に飢えている 誓約口上景明装甲時) - 獅子には肉を には骨を 龍には無垢なる魂を 今宵虎徹血に飢えている 生ける劔冑リビングアーマー)。作中登場する真打の中ではトップクラス運動性を誇る。 武器一般的なではなく手甲状の鉤爪。陰義は茶々丸感覚他者にも与えるというものであるが、彼女のある境遇によって兵器として極めて剣呑な性質を持つ。 真改 / 井上和泉守国貞 仕手鈴川令法 / 陰義:液体操作 / 待騎状態:百足 誓約口上 - いかで我が こころの月を あらはして 闇にまどへる ひとを照らさむ 黄銅劔冑和泉守国貞の名でも通じる。大坂正宗とも称される名甲。装甲口上左京大夫顯輔の詞。 非常に汎用性の高い陰義を持ち血液から海水まで液体であれば自在に操ることが可能。 月山 / 月山従三位 仕手風魔小太郎 / 陰義:霧隠の術 / 待騎状態: 誓約口上 - 迷い六界地獄餓鬼畜生阿修羅人間天人いざ行かん 悟り四界声聞縁覚菩薩に仏、いざ行かん 死して生あり生して死あり、死とは生なり生とは死なり、死して十界生して十界 風魔一族に伝わる古甲。速力は高いものの、空戦理論確立されていなかった頃の作のため、旋回性にやや難がある。 陰義は探査機能や視覚を完全に欺くというもの。不可思議なほど長い効果時間を持つのだが、これは、湯殿山光学欺瞞羽黒山信号欺瞞で姿を隠し月山戦闘を行うという三位一体戦法による物であり、それぞれが陰義と戦闘集中することで長い効果時間実現されている。月山本体の陰義は金打欺瞞。 荒覇吐 仕手六波羅武者 / 陰義:熱量吸収 / 待騎状態:無し 誓約口上 - 無し 劔冑の上装甲するという特殊な劔冑発掘され神代の作と思われる真打六波羅技術者多種多様な改良施している。 鈍重だが、大質量からなる破壊力耐久性他の追随を許さない搭載した兵器には電力の供給必要なことと、並の劔冑には比較ならない熱量消費するという弱点もあるが、後者については非人道的手段解決されている。 武器は各箇所配置され重火器試作型気砲発振砲)。 鬚切 仕手足利護氏 / 陰義:不明 / 待騎状態:馬 誓約口上 - 帰命頂礼八幡大菩薩 我、御器罷り成る 膝丸と共に源氏至宝であり足利に伝わる大名物村正とほぼ互角装甲持ち、他の真打比較して高い総合力を誇る。 膝丸 仕手今川 / 陰義:蜘蛛切 / 待騎状態:馬 誓約口上 - 帰命頂礼八幡大菩薩 我、御剣罷り成る 鬚切兄弟騎。そのためか、鬚切受けた傷が時折この甲鉄に痣となって現れることもあるという。 髭切同様に高い総合性能誇りとりわけ攻撃力においては全劔冑でもトップクラス同田貫 / 同田貫正国 仕手遊佐童心 / 陰義:火炎放射 / 待騎状態:亀 誓約口上 - 天に冥府 地に魔道 踏まえし道は修羅の道 比較近代造られ業物で、高い防御力を持つ。防御形態への変形機構備え装甲時にも亀のように手足甲羅のなかに引っ込めることで堅牢な防御力発揮する仕手である童心特技である尾張貫流反映して主武装とする。 銘伏(なぶせ) 仕手大鳥獅子吼 / 陰義:自己隠蔽 / 待騎状態:七節 誓約口上 - 不明 無銘ながら業物に勝るとも劣らぬ名甲。代々暗殺使われてきた影働きのための劔冑。 陰義により光学迷彩実現する。 厩衆(うまやしゅう仕手六波羅厩衆 / 陰義:レーダー欺瞞 / 待騎状態:烏 誓約口上 - 不明 同型仕様のものが多数存在する真打月山鍛冶系譜青江貞次 仕手名称不明 / 陰義:幻覚 / 待騎状態: 誓約口上 - 不明 奇怪な面を肩に装着しており、その姿からニッカリ青江称される妖甲。 仕手惑わし女子供ばかりを殺害させ妖甲であることを誇る殺人嗜好劔冑。 陰義により相手様々な幻覚見せる。 黒瀬童子 仕手黒瀬童子 / 陰義:不明 / 待騎状態:不明 誓約口上 - 不明 六波羅滅ぼされ岡部弾正遺児黒瀬童子が父から受け継いだ劔冑。合当理の形状から月山鍛冶系譜思われるこれといった弱点のない名甲だが、劇中における活躍極めて少ない。 バートリィ 仕手永倉さよ / 陰義:吸血 / 独立形態:なし 誓約口上 - THE IRON MAIDEN. (鋼の人形裸体肉色化粧されている) ドゥルコという鍛冶師造り上げた特別な劔冑。とある老い恐怖した貴婦人のために、他者の血を吸い尽くして若さを保つという凶悪な仕様特化されている。 そもそも金属すらない特注仕様。“貴婦人為の劔冑”であるために無骨な全身装甲ではなく手袋部分のみが劔冑である。 当然騎航や体機能強化などはなく、防御力さえ皆無だが陰義の性能だけは卓越しており、相手硬い装甲覆われ武者だろうと容赦なく護り突き破り吸血してしまう。 アスカロンVIIセブン仕手:ジョージ・ガーゲット / 陰義:不明 / 待騎状態:大剣、鞘 誓約口上 - Sacrosanct. (神聖にして侵すべからず竜殺しとも言われ聖剣アスカロン写しで、英国王室謹製劔冑グレートソード主兵装とする。 村雨 仕手大塚信子 / 陰義:不明 / 待騎状態: 誓約口上 - 仁義礼智忠信孝悌 抜けば玉散る氷の刃 振れば命散るさだめのツルギ 外伝琴乃劔冑』の主人公瀧澤琴乃」が心鉄となり誕生した世界最新の真打劔冑。 三世村正ウィリアム・テルといった真打劔冑の影響大きく受けており、里見八犬伝登場する仁義八行の玉」をモチーフにした八つの珠や競技用劔冑特有の翼、数打劔冑ケーブルなど、琴乃に縁深い物が意匠として施されている。 また、数打に陰義の能力付与する謎のパーツ「オヴァム」が打ち込まれている。 熱量破壊力変換する無骨な大槌のみを兵装としているため、騎行しながら戦闘不得手というかなり変則的な設計思想を持つ。低空での騎行優れる。 ウィリアム・テル 仕手:ジョーン・ラヴ / 陰義:自在操作矢 / 待騎状態:コントラバス 誓約口上 - なし(仕手装甲楽曲コントラバス演奏して装甲弓聖テル永世中立国シュヴィーツ国宝である名甲。「放たれた矢が仕手視線を追う」という神技的な陰義を持つ。 『琴乃劔冑』に登場バロウズ模倣元である真作落ち着いた黒い色彩頭部形状以外は、武装含めほぼバロウズ同一形状である。 草薙 / 天目一箇命草薙 仕手高木勘兵 / 陰義:臥蝕の牙 / 待騎状態:海蛇 誓約口上 - 我が身 既になれば 我が心 既に空なれば 生者必滅 大和南方の孤島祀られていた四騎の古甲のひとつで、神甲と称される仕手との帯刀の儀の条件として、数多人間の血を要求する妖甲。 陰義は敵の仕手蝕む猛毒を牙から直接流し込む「臥蝕の牙」。 劇中装備する機会無かったものの、専用兵装として劔冑甲鉄易々と斬り裂く都牟刈の大刀を持つ。『鏖』に登場。 坤竜(こんりゅう仕手更科右近 / 陰義:血身泥 / 待騎状態: 誓約口上 - 不明 大和南方の孤島祀られていた四騎の古甲のひとつ。血液同化して姿を眩ます陰義を持つ。待騎状態では触手を扱うことが可能。『鏖』に登場。 乾けんうん仕手柳田左衛門 / 陰義:腸遊び / 待騎状態:烏賊 誓約口上 - 幾重にも爛れ腸の咲く地獄 永久までも君に残さん 大和南方の孤島祀られていた四騎の古甲のひとつ。死者臓物操作する能力持ち、他の劔冑内部張り巡らせて操ることができる。『鏖』に登場当麻友則 仕手サチ / 陰義:泡躯 / 待騎状態: 誓約口上 - 私の花は何の色? 咲くならそっとスミレ色 目立たぬように咲きましょう 目立て誰かが折ります折られ花は恨み涙色した水下さい 涙色した雨下さい 大和南方の孤島祀られていた四騎の古甲のひとつ。泡らしき物をあやつる陰義を持つ。『鏖』に登場正家 / 備後三原守家正家 仕手 :芹沢鴨 / 陰義:氷の剣 / 待騎状態: 誓約口上 - 我士道塞グヲ不許武道阻ムヲ不許条々相ヒ背候者ハ切捨御免 過去より来訪した新撰組初代総長劔冑。陰義により、氷で刀身を数倍に延長させることが可能であるが、その分扱いには卓越した技量が必要。『魔界編』に登場兼定 / 和泉守兼定 仕手土方歳三 / 陰義:熱量加給 / 待騎状態: 誓約口上 - 臨機応変怠ルヲ不許 戦時気組忘ルルヲ不許条々相ヒ背候者ハ 切腹申シ付クベク候 過去より来訪した新撰組副長剱冑。陰義により熱量を加供給させ、運動性など基礎能力向上させることが可能。 『魔界編』に登場清光 / 加州清光 仕手沖田総司/ 陰義:速度超過 / 待騎状態: 誓約口上 - 臨機応変怠ルヲ不許 戦時気組忘ルルヲ不許条々相ヒ背候者ハ 切腹申シ付クベク候 過去より来訪した新撰組一番組長の剱冑甲鉄犠牲にした軽量化により高い加速性能持ち、陰義はその速度を更に上昇させる。 また兼定同様に探査能力も高い。 『魔界編』に登場兼定清光 / 今様兼定清光 仕手土方歳三沖田総司 / 陰義:熱量加給 / 待騎状態:- 誓約口上 - 無し 戦闘による互いダメージを補う為、兼定(足を損傷)と清光結核により肺損傷)のそれぞれ上半身下半身融合させたイレギュラーな剱冑二人分熱量加え熱量加給の陰義による仕手生命省みない膨大な熱量そのまま圧倒的な速度攻撃力治癒力となっている。 融合した二人互い認識することはできない。 『魔界編』に登場桜丸 / 古備前友成桜丸 仕手平教経 / 陰義:植物操作 / 待騎状態:兎 誓約口上 - 人盛者必衰の理あらば、天にも天人必滅の理あり これ六道之沙汰思い知れ 過去より来訪した平家武将平教経劔冑。単鋭装甲により高度での速度秀でる。陰義は植物自在に操る「小桜縅」。 『魔界編』に登場無銘 阿・吽 仕手運慶・快慶 / 陰義:鉱物操作 / 待騎状態:金剛力士 誓約口上 - 出る入る息は阿吽二文字 汝の真意如何なる義にや、事のついで問い申さん 過去より来訪した運慶・快慶劔冑作中では金剛力士像の元となった劔冑といわれる鉱物操作より金物の操作が可能で巨大な鎌倉高徳院阿弥陀如来像操った村正大千鳥 仕手真田信繁 / 陰義:炎操作/ 待騎状態:蜘蛛 誓約口上 - 不惜身命惜身命 過去より来訪した戦国における日本一の兵の剣冑。三世村正(関鍛冶)の系譜であり、独立形態はよく似た意匠をしている。主兵装三叉槍。 超高温の炎を操り甲鉄融点超える炎を宿した位置関係耐久性無視した強烈無比一撃放つ大倶利伽羅広光 仕手伊達政宗 / 陰義:気圧制御 / 待騎状態:牛 誓約口上 - 悪羅 悪羅 悪羅 合当理を持たない特殊な劔冑気圧制御の陰義によって、旋回性能限定されている代わりに通常ではありえない航行速度変速軌道実現している。 筑後三池典太 仕手柳生十兵衛 / 陰義:月影 / 待騎状態:黄金虫 誓約口上 - 尋ね行く道の主や夜の つくこそ要らぬ 月の出ずれば 徳川拝領の名甲。剣豪養成ギプスとも取れるような最も良い構えを取るための特殊構造採用されており、非常に扱いづらい劔冑。陰義は影の領域において物質透過する能力で、装甲とともに恒常的に発動している。相手剣戟無効化する無敵とも言える能力だが、物質透過行えるのは「月を光源として甲鉄映り込む敵騎の影」に限定される武州五輪 仕手宮本武蔵 / 陰義:術理吸収 / 待騎状態:鎧 誓約口上 - 千日稽古を劔とし 日の稽古を冑とす 以て此れ我がツルギなり 脇差二刀流主な武装としている由来不明劔冑仕手見て理解した兵法を、近代兵器であろうと陰義であろう吸収再現することが可能という、規格外の陰義を持つ神代の作甲。正宗因果覿面異なる点は仕手理解が及ばなければ何度受けよう再現することが不可能な点、及び吸収再現してしまえば以降能力として保有することが可能という点である。 武蔵の元で多くの陰義と兵法吸収し三世村正装甲した景明との戦闘経て五輪書」として完成する仕手適した陰義を自ら選択する死霊秘宝ネクロノミコン)」に並ぶ魔書。これに記され全ての兵法引き出すことが出来るのは「英雄」と「魔王」のみ。 『魔界編』に登場小狐丸 仕手菊地明尭 / 陰義:慣性制御 / 待騎状態:九尾の狐 誓約口上 - 打ち奉り御剣の 刃は乱したれば 天の叢雲ともこれなれや 『贖罪編』に登場する紫紺劔冑親王から明尭に託され由来知れぬ古甲だが、強力な陰義を宿した業物である。慣性制御の陰義によって稲妻のような軌道航行することが可能。 村正 / 勢洲右衛門尉村正 仕手足利義持 / 陰義:磁力制御ドラマCD版)、基素制御小説版) / 待騎状態:兜虫 誓約口上 - 鬼に逢うては鬼を斬る 仏に逢うては仏を斬るツルギの理ここに在り 始祖村正北朝献上され漆黒劔冑善悪相殺呪い帯びている。 生前南朝仕え鍛冶師であり、劔冑方向性となる目的定めるために戦を見る中で信頼していた者に裏切られ遂には妻がやむを得ない事情で敵に回ったことで己の中の善悪の定義を見失ってしまう。そして浦夢(ニコラ・フラメル)から善悪とは物の見方でしかなく、自分望みのために他者を悪とする独善こそが世に争い蔓延らせる原因であると教えられ、その真実世に知らし独善滅ぼし、平和の世を実現するという思想の元、劔冑鍛造した小説版における創気操作の陰義はまさしく万能であり、破壊され心臓の即時再生甲鉄一点集中による装甲強化太刀変幻自在伸縮灼熱猛火超低温冷気による攻撃気象操作など、単体でも陰義として十分通用する能力多種多様に扱う事が出来る。 また、浦夢から与えられ神の血肉(ラピス・サギー)を鍛造の際に打ち込んだことで、時間加速能力まで備えている。 ドラマCD版では三世村正と同じ磁力制御だが、捩じ切った味方武者の首を磁斥力によって射出し敵を撃墜することで、善悪相殺一度に成すという凄惨な使用方法となっている。 南北朝時代前述思想達成すべく北朝贈られ、弟を善悪相殺により殺害したことで狂気駆られた仕手精神汚染波によって北朝軍を恐るべき軍隊へと変貌させ、南朝贈られ二世と共に大和地獄変えた南北朝戦争終結時に戦闘により破壊され本編時代にはその妖甲としての伝説のみ残っている。 正 / 金精号仕手菊川肛司 / 陰義:残留物記憶 / 待騎状態:人間 誓約口上 - ガチに会うては尻をふり 色男逢うては腰をふる こんにちは金精号です!! 男色事件専門捜査官菊川肛司が持つ劔冑男性無差別に尻を掘られる「金精号事件」の犯人を肛司と共に追っていたが、実は彼自身事件引き起こしていた。 待機状態ではのような耳と尾が生えた黄色身体の男性の姿をとり、村正正宗同じく劔冑としては豊富な感情を持つ。劔冑ながら男色家でもあり、「カマ」という響き惹かれ鎌倉へやってきたという。 装甲状態では妖刀菊一文字二ッ尻」を武器とする。仕手肛門太刀と同じ大きさ突起物めり込ませる能力持ち、これで前立腺刺激して力を得ることができるが、仕手体力大幅に消耗するという弱点突かれ村正敗れた。 『装肛アッー正』に登場

※この「真打劔冑」の解説は、「装甲悪鬼村正」の解説の一部です。
「真打劔冑」を含む「装甲悪鬼村正」の記事については、「装甲悪鬼村正」の概要を参照ください。

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