孝悌とは? わかりやすく解説

こう‐てい〔カウ‐〕【孝×悌/孝弟】

読み方:こうてい

父母孝行で、兄によくしたがうこと。「—は仁を為すの本」


孝悌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/24 16:20 UTC 版)

孝悌(こうてい)は、儒教における根本的な徳目の一つで、親や兄姉といった年長者に対する崇敬を意味する概念。

概要

」はよく親に従うこと、「」は兄や年長者によく従うことであり、「孝悌」と併用されることも多い。春秋時代にあらわれた孔子の言行録である『論語』には「孝悌なるものは、それ仁の本なるか」とあり、儒教における最高の徳目である「」の根本とされる[1]

戦国時代に現れた孟子においては、秩序ある社会を造っていくためには何よりも、や年長者に対する崇敬の念、即ち「孝悌の心」を忘れないことが肝要であることを説き、『孟子』滕文公(とうぶんこう)上篇においては、「孝悌」を基軸に、道徳的法則として親・・別・序・の「五倫」の徳の実践が重要であることを主張した[2]


脚注

  1. ^ 『倫理、政治・経済用語資料集』p.46
  2. ^ 白取(2005)pp.54-55

参考文献

関連項目



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