菊一文字

デジタル大辞泉

きく‐いちもんじ【菊一文字】

読み方：きくいちもんじ

１ 菊作りで、大輪の16弁に作った花。

２ 後鳥羽上皇が備前則宗ら一文字系の番鍛冶(ばんかじ)に命じて鍛えさせ、みずから焼き刃をしたという刀剣。茎(なかご)に菊花の紋が刻んであり、この名がある。御所焼。菊作り。

歴史民俗用語辞典

菊一文字

読み方：キクイチモンジ（ｋｉｋｕｉｃｈｉｍｏｎｊｉ）

鎌倉時代の刀剣の一。

短編小説作品名辞典

菊一文字

作者吉川英治

収載図書菊一文字
出版社第三文明社
刊行年月2004.1
シリーズ名レグルス文庫

菊一文字

作者司馬遼太郎

収載図書司馬遼太郎短篇全集 8 1963.7〜63.12
出版社文藝春秋
刊行年月2005.11

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菊一文字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/11/27 15:10 UTC 版)

菊一文字（きくいちもんじ）は、

• 鎌倉時代の後鳥羽上皇が御番鍛冶に鍛刀させ自らが焼入れした日本刀のこと^[1]。御番鍛冶筆頭であった則宗とその作の日本刀を指す場合もある。

詳細は「菊一文字則宗」を参照

• 菊一文字と称されることもある則宗に由来する刃物メーカー。同一の屋号を持つ別会社が京都、奈良など各地にある。
• コナミ（後のコナミデジタルエンタテインメントならびにコナミアミューズメント）から発売された『パロディウスシリーズ』に登場するベルパワーの一種。
• 性交体位のひとつ。側位の一種で、男女の胴体の間の角度は約90度となる。

出典

1. ^ 菊一文字. コトバンク

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菊一文字

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「新選組血風録」の記事における「菊一文字」の解説

刀を研ぎに出した沖田総司は刀屋から代わりの刀を借り受ける。それは鎌倉期の名刀菊一文字だった。その帰りに沖田は陸援隊士戸沢鷲郎に襲われるが、刀を抜かずに逃げてしまう。沖田の人柄に惚れた刀屋が菊一文字をただで譲るが、やはり沖田は使おうとはしなかった。労咳のために自分の命がわずかだと気付いていた沖田は、数百年永らえた菊一文字で人を斬る気がしなかった。だが、沖田の部下が戸沢に斬られてしまう。沖田は菊一文字で戸沢を斬る決意をする。