ホロコースト記念館
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ナビゲーションに移動 検索に移動![]() Holocaust Education Center | |
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![]() 正門から見た記念館の外観 | |
施設情報 | |
正式名称 | ホロコースト記念館 |
専門分野 | ホロコースト |
来館者数 | 4,724人(2012年度)[1] |
館長 | 大塚信[2] |
建物設計 | UID一級建築士事務所 |
延床面積 | 810m2[3] |
開館 | 1995年6月[4][3] |
所在地 |
〒720-0004![]() |
アクセス | JR福塩線横尾駅[5] |
外部リンク | http://www.hecjpn.org/index.html |
プロジェクト:GLAM |
ホロコースト記念館(ホロコーストきねんかん、英語: Holocaust Education Center[6])とは、広島県福山市御幸町中津原にある、ナチス・ドイツによるホロコーストについての博物館である[3]。
歴史
1971年4月に大塚信がオットー・フランクと偶然出会い、平和への熱い思いを受けた[7][8]。その思いを形にするべく1995年6月に聖イエス会御幸教会内に開館した[9][4][10][11]。2007年10月2日に近接地に移転拡張した[12][13]。
施設
主に青少年に対しアンネ・フランクの隠れ家の部屋や日記の再現をはじめホロコーストの歴史を伝える展示が行われ[14][15]、そのため文献資料なども備えられている。食器や衣類などは大塚が世界中の関係者に手紙を出すなどして数年がかりで集めたものである[16][17]。
敷地内には、アンネ・フランクが隠れ家から見ていたマロニエの若木が植えられている[18]ほか、アンネのバラ「アンネ・フランクの形見」が植えられているバラ園がある[19][20]。
館のシンボルマークにはユダヤ教の象徴であるダビデの星があしらわれている[3]。
利用情報
受賞歴
- DEDALO MINOSSE INTERNATIONAL PRIZE FOR COMMISSIONING A BUILDING-OCCAM UNDER 40(ALA-ASSOARCHITETTI、2008年)[21][6]
- 第46回ばら花壇コンクール 企業・学校花壇の部 努力賞(福山市、2014年)[22]
脚注
- ^ 統計ふくやま2013年(平成25年)版“ホロコースト記念館入館者数(2008年度 - 2012年度) (PDF)”. 教育・文化. 福山市. 2015年1月20日閲覧。
- ^ “東京2014<2>「アンネの日記」損壊事件 知る権利 守った図書館”. 東京新聞 (中日新聞社). (2014年12月28日) 2015年1月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g “ホロコースト記念館について”. ホロコースト記念館. 2015年1月20日閲覧。
- ^ a b 広報ふくやま“2013年8月号 (PDF)”. 福山市. p. 3 (2013年8月1日). 2015年1月20日閲覧。
- ^ “交通案内”. ホロコースト記念館. 2015年2月10日閲覧。
- ^ a b “Holocaust Education Center”. Dedalo Minosse. ALA-ASSOARCHITETTI. 2015年1月20日閲覧。
- ^ “第13回ホロコースト公開セミナー 「オットー・フランク氏の平和の思いを受け継ぐ」 〜アンネの父、オットー・フランク氏との出会いから40年を記念して〜 ご案内”. ホロコースト記念館. 2015年2月10日閲覧。
- ^ “60年前の悲劇を語り継ぐ!大量虐殺の証が語る真の平和”. ニュース探偵局. 朝日放送. 2015年2月10日閲覧。
- ^ “5/18(日)ホロコースト記念館館長・大塚信講演会”. 聖イエス会カルメル教会. 2015年2月10日閲覧。
- ^ “新しいホロコースト記念館建設について”. ホロコースト記念館. 2015年1月20日閲覧。
- ^ “新ホロコースト記念館建設日記2007年8月11日”. ホロコースト記念館 (2007年8月11日). 2015年1月20日閲覧。
- ^ “2007年のニュース”. UID一級建築士事務所. 2015年1月20日閲覧。
- ^ “ホロコースト記念館平和教育支援会設立のお知らせ”. 一般社団法人ホロコースト記念館平和教育支援会. 2015年1月20日閲覧。
- ^ 衣川圭 (2015年6月29日). “「命の尊さ 発信続ける」 大塚館長 福山ホロコースト記念館20周年”. ヒロシマ平和メディアセンター (中国新聞社) 2015年7月2日閲覧。
- ^ “ホロコースト記念館”. ひろしまたてものがたり. 広島県. 2015年1月20日閲覧。
- ^ “ホロコースト伝え20年…福山記念館”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2015年6月28日) 2015年7月2日閲覧。
- ^ 宮崎智三 (2015年5月26日). “福山の記念館 大塚信館長に聞く 視野広げ悲劇伝えて スタディーツアー 31日に報告会「ヒロシマとホロコースト」”. ヒロシマ平和メディアセンター (中国新聞社) 2015年7月2日閲覧。
- ^ “「平和をつくるために」 オットーさんと出会って40年”. ホロコースト記念館. 2015年2月10日閲覧。
- ^ 衣川圭 (2013年10月22日). “「アンネのバラ」咲き誇る 福山 ホロコースト記念館 子に写生呼び掛け”. ヒロシマ平和メディアセンター (中国新聞社) 2015年2月10日閲覧。
- ^ 永井友浩 (2013年1月21日). “平和願いバラ接ぎ木 福山で20人秋に150鉢寄贈”. ヒロシマ平和メディアセンター (中国新聞社) 2015年2月10日閲覧。
- ^ “2008年のニュース”. UID一級建築士事務所. 2015年1月20日閲覧。
- ^ 第46回ばら花壇コンクール“入賞花壇一覧 (PDF)”. 福山市. 2015年1月20日閲覧。
外部リンク
- 公式ホームページ(日本語)
- ホロコースト記念館 - Facebook
- 新ホロコースト記念館建設日記 - ウェイバックマシン(2015年1月19日アーカイブ分) - ホロコースト記念館
- ホロコースト記念館のページへのリンク