史実・原作との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 05:52 UTC 版)
「シンドラーのリスト」の記事における「史実・原作との違い」の解説
映画ではシンドラーがシュターンを貨車から救い出すシーンがあるが、実際に救い出されたのはシンドラーの会社の事務主任アブラハム・バンキールである。また、その際に親衛隊員が「クンダー軍曹」と名乗っているが、襟の階級章は上級軍曹なので「クンダー上級軍曹」が正しい。 映画のクレジットではシンドラーが1958年に「諸国民の中の正義の人」に名を連ねて顕彰されたとしているが、実際は1967年に顕彰された。イスラエルのヤド・ヴァシェム・ホロコースト記念館が実際にシンドラーの名を登録したのは、本作が発表された1993年である。 終盤でシンドラーがユダヤ人達に指輪を送られ涙するシーンは原作小説には登場しない。 アーモン・ゲート所長が、収容所内の住居バルコニーから囚人を狙撃するシーンがあるが、実際には住居は収容所より低い位置にあり、バルコニーからの狙撃は不可能である。しかし、原作では「キャンプの外周の反対側の端に、彼のためのより良い場所を改装していた」となっており、そこから狙撃していたということのようである。
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