数打劔冑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 06:30 UTC 版)
クローン技術・CPU等電子機器の開発、発展により台頭した劔冑。西洋では新式劔冑(レッドクルス)。これを纏う者は竜騎兵(ドラグーン)と呼ばれる。 鍛冶師を犠牲にしないために量産が可能で、現在の軍事における主流兵器である。陰義を備えておらず、また機体の性能にしても真打に劣るものの、技術の発展速度はめざましく、留まることを知らない。高威力遠距離兵装の発振砲や高速徹甲弾の実用化や隠業隠形竜騎兵の登場により将来は真打劔冑から兵器の頂点の座を奪い取ると言われる。 CPUを用いている為人格は無く、戦闘補助はOS等電子機器による。 いずれの機体も頭部から管を伸ばしているが(六波羅の劔冑は頭部前方、GHQは右方)、これは機銃へ熱量を送るための送熱管である。 六波羅軍 六波羅で採用されている劔冑は通常騎とは別に指揮官騎が存在するが、機関砲を除装する以外に変更点は無い。送熱管のプラグには変わりに前立てを取り付けている。八八式竜騎兵甲 待騎状態:モノバイク 誓約の口上 - 八紘一宇 六波羅海軍で正式採用されている旧来の避弾経始概念を元にした丸みを帯びたフォルムが特徴の劔冑。 近接格闘を重視し、出力と防御に重きを置いた設計になっており作中では「泥臭い設計」と評される。 既に主力の座を九〇式に明け渡している旧式で、六波羅ですら一部将校しか使用していない。 九〇式竜騎兵甲 待騎状態:モノバイク 誓約の口上 - 尽忠報国 八八式を元に開発された、軍史に残る名騎と言われる六波羅陸軍正式採用主力劔冑。 非装甲時はモノバイクに変形するので使い勝手がよく、派生騎が多数造られている。 九四式竜騎兵甲 待騎状態:モノバイク 誓約の口上 - 神州不滅 六波羅陸軍で採用されている劔冑。新世代の避弾経始概念を元に形状に傾斜を多く取り入れており、 合当理の熱量圧縮効率と合わせ、装甲を犠牲にせずに運動性能を増している。 零零式竜騎兵甲 待騎状態:モノバイク 誓約の口上 - 見敵必殺 終盤で登場する六波羅軍の新型劔冑。 足利茶々丸をして「真打(ホンモノ)を倒す数打(ニセモノ)」と言わしめるほどの圧倒的な性能を有する劔冑である。 しかし機体形状自体は九四式全く同じで(推進方式はロケット化)、戦闘力の高さは専用武装である発振砲による物が大きい。 GHQ GHQで採用されている劔冑は全てロケット推進方式であり、六波羅製よりも先進的な技術を持つ。GR-03 ガルム 誓約の口上 - God Save the Queen GHQが制式採用している数打劔冑。空中からの地上制圧戦を主とした対地制圧機(グラップラー)で、装甲が厚い。 ST-05 ワーウルフ 誓約の口上 - God Save the Queen GHQが制式採用している数打劔冑。空中での格闘戦を主とした、制空戦闘機(ストライカー)で機動性が高い。 GR-08 トロール 誓約の口上 - God Save the Queen GHQが制式採用している数打劔冑。ガルムの後継機で、機動性と装甲を両立させた対地制圧機(グラップラー)。 ST-09ユーウォーキー 誓約の口上 - God Save the Queen 隠形竜騎兵(ステルスドラコ)と呼ばれるGHQ制式採用数打劔冑。 ワーウルフの進化系である新型で、陰義ではなく技術によって高いステルス性能を持つ。 また部分的に真打を超える性能を持つ初の数打劔冑であり、歴史の転換期となった機体。 GUTS EIDER 合体機構を持つ特殊なレッドクルス、複合竜騎兵(ユナイテッドドラグーン)。ヘッド、ボーディ、ライター、レフターの四騎が合体することで完成する。 来栖野小夏を初めとした景明に近親者を殺された者たちが搭乗している。彼女等は雪車町によって集められた素人であるが、薬物によって身体能力を向上させることで真打相手の戦闘を可能にしている。
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