地球防衛機構側の機体一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 17:07 UTC 版)
「フレームアームズ」の記事における「地球防衛機構側の機体一覧」の解説
SA-16 スティレット 轟雷と同時発売(製品ナンバー001)。世界初のフレームアームズとしてロールアウトされた機体。 実物の戦闘機(スティレットはF-2)をモチーフとした外観を持ち、汎用性を意識した機体設計により轟雷ともどもバリエーションに富んだ派生機が存在する。 飛行は、単発ジェットエンジンを模した背面ブースターと、外装各部にある補助スラスターを使用することで行う。基本的に移動や戦闘の大部分で、推進機を使用して移動している。 武装は手にグリップを握らせながら腕部で固定する「M547A5 60mmガトリングガン」と、「S-41-B・2連ミサイルランチャー」。また、スタビライザーとして外装にある尾翼状の翼のうち、肩にあるものを「ナックルソード」として近接格闘武装に応用することができる。 脚部はランディングギアをモチーフにした大型ホイールが装備され、平地でも高速移動および戦闘が可能。 なお、頭部がツインアイのように見えるが、額の部分が覆いかぶさっているだけで地球防衛機構共通のバイザー型となっている。 戦闘による機体開発が進む中で、一部のパイロットがスティレットを好んで使い続ける者がおり、それらのパイロットを対象に「制空部隊」が編成され、クファンジャルやスーパースティレットの武装も含めたカスタム仕様のスティレットが他の最新鋭機に負けず劣らない活躍を見せていく。 最初期に発売された後にリニューアル版が発売された際、リニューアル版発売時の世界観設定に倣って説明書の説明が変更されている。 また人気機体であり、制空部隊使用機は後年フルオプションセットが、フレームアーキテクトを最新型にして発売されている":RE"シリーズ第一弾となった機体でもある。 SA-16 スティレット制空部隊仕様 低視認性塗装を施した敵拠点攻撃用のスティレット。フルオプション仕様で、新型の左腕用ガトリングガンを装備している。 プラモデルはクファンジャルのランナーのほか、エクステンドアームズ04のものをセットにしている。 SA-16Ex スティレット 〈装備拡張試験型〉 ブースターやスタビライザーを排除し、全身にハードポイントユニットを装着した装備拡張テスト用のスティレット。武装はダブル・サブマシンガンとレーザーブレード。 SA-16B25 スーパースティレット クファンジャルのパーツ(主に肩部のパーツ)を使用した改修機。これにより出力と機動面が改善。 SA-16B25c スーパースティレット改 上記、スーパースティレットの主翼を変更したマイナーチェンジ版。 SA-16sII スーパースティレットII スーパースティレットをベースに、該当機体向けの拡張パーツを装備した強化機体。エクステンドアーム対象製品。 背面ブースターの再更新、肩部スラスターの前後スライド可動化などが施されている。 武装はギミックが盛り込まれた「ACS(複合兵装供給)クレイドル」が4基。1基で機関砲、スラスター、ブレードの3つを内蔵。増加装甲としても機能するが、多目的に組み込んでいるため重量がかさんでいる。ただし、推力を相殺するため機体操作難度を下げつつスラスターによる敏捷性のみ強化できる運びとなっている。 なお、バーゼラルドが完成したことで少数生産にとどまり、生産した拡張パーツはEXU-04として前線に運ばれた。 SA-16d クファンジャル 漸雷と同時発売(製品ナンバー003)。スティレットのバリエーション機で、より戦闘機として趣が強くなった。総じて見渡しの良い局地戦で運用される。 改修内容は、推進機を多用するスティレットの欠点を改善すべく、空戦能力向上と航続時間を延ばすことを目的としている。肩パーツに横に噴射するスラスターとサブジェネーターを内蔵した物に換装することで出力向上および機動性向上。また、脚部を主体に装甲を簡略化することで軽量化とバランス調整を図った。また、推進剤切れを考慮して地上戦能力も引き上げるための仕様が追加。その代償に装甲強度を下げる形となったため、いかに敵の攻撃を食らわないようするかの技量が必要になる。 上記、地上戦能力向上のため、脚部を逆間接に配置する「オストリッチレッグ機構」(鳥脚)により地上高機動形態に変形することができ、歩行速度を飛躍的に高め、脚部ホイールによる機動力も高めるようになった。 武装は完全手持ち式の「ミッドマシンガン」と「マルチミサイルランチャー」で、小型化したことで軽量化につながった。 なお、プラモデルとしてはスティレットのパーツとMW-04マシンガン・ミサイルランチャー(リニューアルにより単体版は廃番)が同梱されている。 スティレットレイジング フルアームドカスタム スティレットのカスタム機で、バックパックをキラービークとソリッドラプター、脚部をレイジングブースターに換装している。 へヴィウェポンユニット18「レイジングブースター」および同19「ソリッドラプター」の製品画像に登場した公式作例。 三二式一型 轟雷(M-32 ウェアウルフ) スティレットと同時発売(製品ナンバー002)。実物の戦車(10式)をベースにした堅牢な装甲を持ち、肩に「ニ九式二型120mm無反動滑腔砲」を装備。また、接近戦用にタクティカルナイフを装備。脚部にはキャラピラが展開可能で、足底部のローラーと同時駆動させることで高速移動が可能。パーツを変更させた特化型のバリエーション機もいくつか存在し、プラモデルの製品としては迅雷を除き轟雷のパーツが付属している。 名称について、地球防衛機構アメリカ支部では「ウェアウルフ」のコードネームが使用されており、バリエーション機もこれに倣った別名を持つ。 様々なバリエーション機用のパーツが多く、後にこれらの大部分を収録したパーツセット版もイベントで販売されている。 三二式三型 誘導弾 改良ホーク搭載型 轟雷 誘導弾「改良ホーク」を運用するために改装された轟雷。背部にFAの全長程もある大型のミサイルを4基搭載している。 三二式一型 轟雷・改 轟雷のマイナーチェンジ機で、ヘッドバイザー、胸部装甲、膝部装甲などを換装。肩部増加装甲や脚部ドーザーブレードを追加装備している。武装としては120mm低反動砲およびハンドキャノンを携行。ak-14Tタクティカルナイフを右側装甲にも装着可能となっている。 元はフレームアームズ・ガールとしてデザインされた轟雷改を再びフレームアームズとしてリデザインした機体である。 M-32RD アーマードウェアウルフ 轟雷をベースにした宇宙用FA。アーマーグライフェン同様のEXU-03を用いた高い火力を誇る。 三二式伍型 漸雷(ウェアウルフ・アベンジャー) クファンジャルと同時発売(製品ナンバー004)。轟雷の格闘戦特化仕様機体で、滑空砲とキャタピラを廃し装甲全体を丸みを帯びた物に強化している。 「ダブルバレルガン・チェーンソー・バヨネット」を射撃兼斬撃武器として持ち、バヨネットの通り個別に装備することもできる。 また、素手の格闘戦用に「十一式電磁手甲」を使用して攻撃することができ、これを食らった機体はシステム自体にもダメージを負う。 なお、プラモデルとしては轟雷のパーツとMW-13チェーンソーが同梱されている。 三二式伍型丙 漸雷強襲装備型 漸雷をベースに、任地で限られた、もしくは余剰装備を使用し「現地改修」を行った特殊仕様の機体。 分離・斉射が可能な連結バズーカ「ライドカノン」と、マントのように覆う防弾布、高速推進機のエクステンドブースターを4基装備している。 単体版と違いMW-13は削除されている。(ライドカノンはS06フレームアームズウェポンセット2とフレームアームズ・ガール ウェポンセット1、エクスデントブースターはS06フレームアームズウェポンセット2に収録) 三四式一型 迅雷 轟雷をベースとした軽量型の機体。武装はブーメラン・サイズと120mm低滑腔砲、タクティカルナイフ。 元々は島田フミカネ氏の作例を商品化したもので、追加パーツで頭部&胸部センサーがクリアパーツに変更。MW-11ブーメラン・サイズ(リニューアルにより単体版は廃番)、フレームアームズガール版迅雷流用のMW-11用拡張パーツ付属。 三四式一型乙 迅雷 〈突撃装備型〉 迅雷のバリエーション機。武装はハンドガン。 単体版とは違いMW-11と拡張パーツは削除、MW-24ハンドガンとMJ-03プロペラントタンク(角)が付属。 三八式一型 榴雷・改(M-38 ウェアウルフ・ブルーパー) 轟雷の長距離砲撃仕様の機体。改では、加えて近接攻撃に対応させた仕様。安定した砲撃を可能にするため、固定接地状態に展開可能な脚部に仕様を変更し、精密バイザーを搭載。 「六七式・長射程電磁誘導実弾発射機」(レールガン)を二門肩に装備し、敵の攻撃に耐えうるため「六五式防弾重装甲」を手持ちおよび機体各所に装備できるようになっている。 (六七式・長射程電磁誘導実弾発射機はS02フレームアームズウェポンセットとフレームアームズ・ガール ウェポンセット1、六五式防弾重装甲はS06フレームアームズウェポンセット2とフレームアームズ・ガール ウェポンセット1に収録) M38TypeS クステンダイク 轟雷および榴雷・改、ウェアウルフ・スペクターを使用した作例品。電撃ホビーマガジン掲載。 堅い外装と盾、大型鉄槌「ハンマークラヴィア」による強引な格闘戦を中心とする機体で、設定としては榴雷の仕様変更機。轟雷の使用部分は腕部、ハンマークラヴィアはM.S.G.の武装を複数種組み合わせて刺付きハンマー状にしたものとなっている。 グリンゴ コボルドをベースにした公式の作例品。月面側の機体がベースだが、物資不足による鹵獲品流用という形で地球防衛機構側の機体となっている。作例におけるパーツ構成はコボルドの頭部にシュトラウス、ヴァイスハイト、轟雷系のパーツが用いられた。また、マントが装備されている。 元が流用品の機体なうえに性能は汎用的であったため、最前線への再投入が多かった模様。 RF-9 レヴァナント・アイ デザイナー主導ではなく、原型師側主導で制作された製品の第一号(モデラーズSIDE)。そのためギミックが多く盛り込まれている。スティレットや轟雷のバリエーションで続いていた最初期から新たに出された製品でもある。当初はレドーム頭部とレーザー・マルチプライヤーのみで販売する予定だったが、営業側の判断で追加パーツが付属される形になった。 強行偵察、および強襲用の特殊部隊向けの機体として製造された軽量機体。作戦に応じて装備を変更できる仕様で、各部センサー(頭部センサー「スカル・アイ」を始めてとしてサブセンサーを肩や脚部に搭載)、索敵装備(背部レドーム。これはスカル・アイと頭部を差し替えた強化版「ロート・ドーム・ヘッド」にすることもできる)、欺瞞装備(3D・プロジェクター〈胸部〉)、インラインスケート状のブレード・ローラー、特殊腕部(レーザー・マルチプライヤー。文字通り工作用プライヤーとレーザー砲を備えており、レーザーナイフとしても運用可能)、手持ち装備用マニピュレーター(レーザー・マルチプライヤーと差し替え用)。また、手持ち装備にMW-17フリースタイル・ガン(M.S.G.からの付属)を備える。 その多様性と運用目的のために機体の外装は比較的簡易で、フレームの露出が明らかなところがある。 運用としては主に「Special Combat Allround Rescue Unit」、通称「SCURU」部隊が使用。SCURU部隊以外の部隊も使用しているが、部隊名通り幅広い運用がされており、後のストーリーにも関わってくる。 なお、プラモデルとしてはフレームアーキテキクトの改良が初めて行われた。 RRF-9 レヴァナントアイ・リヴェンジャー レヴァナントアイの拡張パーツを取り付けた機体。エクステンドアームズの初製品対象。 元の運用が直接的な戦闘向けではなかったが、当拡張パーツを取りつけることで近接戦闘に特化した機体となる。その外観は元が簡易的なものだったのに対し、全て取りつけると近接武装が日本刀を思わせる刀と鞘も相まって鎧武者を思わせるものになる。その刀を突き付けるように持たせるための角度持ちハンドパーツが付属され、一部他の製品でも取り入れられるようになった。 武装は上記の刀である「スラッシュエッジ」が数本。これを納める鞘もセットになっており、縦方向に開いて展開する形となっている。この鞘は拳銃型装備「ハイドシース・カノン」を末端部に装着できる。肩には多目的ランチャーの「ニードルガン」を展開可能。脚部はヒール状に換装されている(プラモデルとしては自立用の補助パーツ付属)。 当拡張パーツは元は下記のレヴァナントアイ・イーギルで使われたテスト用で、それがEX計画によりいくつか選定された上でEXU-01として前線に送られたことで、他種の機体とともに利用されることになった。ただし、フレームアームズ展では時系列の改訂があり、それに倣うとEXU-01が支給され、イーギルにはさらなる追加武装を施したもの、と運びとなる。 RRF-9/A レヴァナントアイ・イーギル レヴァナントアイ・リヴェンジャーで使用されているEXU-01に試験装備を加えたテスト機。トリコロールの塗装が際立つ。M.S.G.のパーツが特殊カラーで付属するほか、当製品の武器設定に合わせるための取りつけパーツが付属している。 主な武装はEXU-01の装備に加えて、射出可能な「ハンマーショットガン」と、エネルギーで切断する「イオンレーザーカッター」4本。後者のこれらはいずれも運用が難しくEXU-01では採用されていない。また、武装配置の変更に伴って索敵装備はオミット。 上記リヴェンジャーでの運用経緯があるが、どちらにしても廃棄予定だったところを「リロイ・ハロルド」が使用することになった。一部作戦で巨木を切って武器にするなど変わった活躍もされ、またとある作戦では敵機体の鹵獲に成功するといった活躍も見せる。 SA-17 ラピエール 女性を思わせる外観を取り入れた製品。サイドテールを思わせる頭部パーツや丸みのある2対の胸部パーツ、ハイヒールのパーツを持ち、女性の外観を表現するため肩幅を狭くするパーツが付属した。設定的にはスティレットの後継機体。 スティレットと同様に空戦や航空支援を目的とする。スティレットとの違いとして滞空能力の高さが挙げられ、さながら高高度で滞空できる戦闘ヘリを思わせる。 武装はFa/SR-09 スナイパーライフル(M.S.G.MW-09リニューアルにより廃番)。なお、製品としてはランナーの都合上薙刀も付属している。 頭部の髪のようなパーツはレーダーユニットで、背面のブースターは無人偵察機「RAF/04 スポッター」として独立偵察が可能となっている。 EXF-10/32 グライフェン サブアームを内蔵する独自の構造を持った製品。そのためフレームアーキテクトを外装に組み込む構造が独自となっている(Faのパーツを使用するが、元の型番名の通りFaとは異なった機体がベースとなっている)。 元は 「エクステンション・フレーム:グライフェン/EXF-10」と呼ばれる作業機械をベースにしており、これはフレームアーキテクトと運用の差を争ったが、構造上の問題でコスト高となり戦闘用に転換するまで海底や宇宙環境などの作業用として少数で運営されていた。そのため外観は潜防服のような構造となっており、機体強度で優れる性能を持つ。戦闘転換後もホームグラウンドとも言える海上戦など海部をメインとしている。 内蔵機構は腕と足に仕込まれたエクステンションアーム、通称「サブアーム」(各部4基分)。出力を上げれば様々なものを握り潰せるほどの保持力を持ち、アーム自体の長さもあるため重武装化やこれらを使った格闘戦が可能。設定ではスピアガンも内蔵。また、マルチパーパスランチャーを手持ち装備や外装取り付け用の装部として運用可能(2つ分がM.S.G.より先行して同梱)。 EXF-10/52 アーマーグライフェン 多数のミサイルを中心に重武装用の拡張パーツを取りつけたグライフェン。エクステンドアーム対象商品。当製品用にサブアームを内蔵していない手足パーツを収録しており、取り付けの際は大元のサブアーム付きのグライフェンとの選択式になる。 当パーツを取りつけ(一部換装)することで、陸上戦及び宇宙空間用の当機となる。換装に伴って機体各部の仕様が大きく変更されている。基本的に武装類は外装取り付け式であるためEXU-03としても支給されている。 武装はミサイルコンテナ10基とそれらに内蔵されたミサイル174発分。また、腕部には「20mmリボルバーカノン(2門)」を両腕、脚部には鳥の爪のようなフットクローを装備。基本的に数があまりあるミサイルを用いた重火力攻撃を主とし、弾幕攻撃による支援運用も想定。 なお、ストーリー上ではSX計画での随伴機として活躍を期待されている中、グライフェン開発スタッフが地球防衛機構以外(独立自衛組織)にも販売しており、それらによって怠慢が表ざたとなり、人事騒動が勃発。それにより製造ラインが停止するが、EX計画が始動した際に製造を再稼働することとなった。なお、人事騒動で解雇されたスタッフの顛末は記載されていない。 グライフェンSPEC-0G グライフェンの作例品の一つ。宇宙空間向けに換装された物で、脚部の仕様を変更し、腕部のサブアームの攻撃性を強化。 アークライト グライフェンの作例品の一つで、サブアームを用いて4足歩行にした機体。 4足歩行にしたことで、サイズは拡大したが踏破性が向上し、さらなる重武装を可能にしている。 四八式一型 輝鎚・甲(M48Type1 グスタフ) 機体各部にとにかく装甲を盛り込んだ超重装甲機。プラモデルとしては、フレームアーキテクトを逆さにする形で、股関節や脛を肩に、腕を脚にすることで、足幅の広いどっしりとした体格を実現している。逆さにしたFaの構造上の腕部可動域の狭さと重さのある武器を支えるため、背部マウンターや腕に仕込まれたサブアームで武器を取りやすくしたうえで倒れないようにする工夫が施された(機体設定上ではグライフェンのものをベースとしている)。 フレズヴェルク出現からSX計画が立案され、その時間稼ぎの代替案として製造されている。設計における要求は「装甲強度を轟雷の4倍以上にすること」と「可能な限り早期実戦投入」という大ざっぱなもので、それにかなえるべくおおよそ2か月ほどで完成した。機体のベースは重量装備に耐えうる「試作二八式」で、轟雷との機体採用を争ったが、採用を見送られ、今回の機体設計に適うものとして改めて組み込まれた経緯がある。 機体に外観から分かるほどの重装甲を施したことで著しい防御力を誇り、フレズヴェルクの攻撃に耐えうるものになった。当然ながらその分機敏な動作が取れない欠点を持つが、その重量を活かした突撃が有効に働く。なお、外観から引き立つ角状のパーツは「試作三式対光学障壁」という試作品で磁気膜を発生させ、光学兵器の威力をそぐことができる(代わりに磁気を使用するためジャミングが発生する)。 武装は百二式機関砲「火引(ひびき)」(チェーンガン、ミサイルランチャー複合兵器)と、九五式多連防盾「巌土(いわと)」(装甲板連結盾)。 戦闘機動はとりづらいものの、腰部に設置された「ショックブースター」と脚部のローラー(削岩機)を使用して高速移動は可能。なお、このブースターを跳躍に利用するパイロットもおり、重量機体を無理やりジャンプさせるという無投滑稽なものだったが有効と判断され、他のパイロットでも再現できるようになった。 元がSX計画の時間稼ぎとして戦場に出た機体だが、下記のようなバリエーション機も存在し、それぞれ有力なパイロットが戦果を挙げている。 四八式二型 輝鎚・乙 狙撃仕様 輝鎚のバリエーション機の一つ。輝鎚のパーツ・武装に加えて仕様名通りの武器の他、共通の仕様として装甲パーツ追加と脚部関節の仕様変更が施されている。 「輝鎚・乙」は、輝鎚に水による光学減衰を目的とした爆発反応装甲を機体前面に施し、頭部にもセンサー付きの増加装甲が設置されたものである。機体構造が大きく変化していないため、従来の装備も使用できる。ただし、元が整備面で扱いに困るものな上にさらなる重装甲を施しているため、最終的な生産数は少ない。 狙撃仕様では機敏さに劣る輝鎚の防御力と重量を利用し、超長砲身の狙撃銃による長射程攻撃に特化。試作三式対光学障壁の部分にも装備が施された。 武装は、百拾式超長距離砲「叢雲」。折りたたんだものでも輝鎚の全長をゆうに超えるほど大型で、使用の際はしゃがんだ上でサブアームで固定する。元は施設に設置されていた電磁加速式高射砲であり、それが転用されている。 四八式二型 輝鎚・乙 白兵戦仕様 輝鎚のバリエーション機の一つ。基本的な仕様は上記の乙型狙撃仕様と同等で、こちらは大型の近接武器が付属。 乙型近接仕様では、狙撃仕様を転用する形で装備が施されている。重装甲による堅さに加えて、腰部のショックブースターによる突貫力を活かし、高負荷に耐えながら敵機を薙ぎ払うように一撃でねじ伏せていく活躍を見せ大戦果を発揮した。 武装は「試製三式破城鎚」。傍から見れば鈍器のように見える鉈状の重量武装。裏側の方にブースターが設置されており、加速による高運動エネルギーによりアントはおろか敵施設ごと粉砕する。その分使用時の負荷がかかるため、サブアームで固定することが前提となっている。 また人気機体であり、後年、フレームアーキテクトを最新型にして発売されている":RE"シリーズとして限定発売乍第一弾となった機体でもある。 四八式三型 輝鎚・丙(M48Type3 グスタフ・ジュール) 輝鎚のバリエーション機で、下半身を拡張パーツである巨大ブースターで連結した物。エクステンドアームズ対象商品。 ブースターとなる部分(EXU-05)は、フレームアーキテクトに装備させる形をとっており、その関係上エクステンドアームズとしてはFaが付属。また、頭部の差し替えパーツも付属している。企画段階ではタンクパーツを想定していたが、発注の際に現在の飛行ブースターとなった。 重量機である輝鎚の質量を活かしたまま、速度を上げて突撃する縦深攻撃機への改修案として提示。ただでさえ整備性に難がある機体に対する無理な案であったが、上層部が採用したため少数が生産されることになった。投入時の作戦で活躍を見せるが、やはり整備と維持費が著しくかさんだため、解体したうえでパーツを目的別に転用することになった。 丙の換装装備であるブースター型強化ユニット(EXU-05)は、計16基にも及ぶブースターを装備したもので、さらにユニット前部には「二式複合装甲」が施されている。装備設計はフレームアーキテクトを核としたものとなっており、一体分をほぼ人型のままかぶせるように装着し、それを仰向けにしたうえで、胴体部を輝鎚の上半身と接続する。フレームを変形させることで4脚の駐機形態になる。また、空気抵抗性を考えて巨大角の頭部パーツを鋭角な物に変更し、巨大角を小さなアンテナパーツに変更したTレックス状のものになった。 四八式試製七型 輝鎚改 “楓刃(ふうじん)” 多対一をコンセプトにする近接戦用機。構成要素こそ輝鎚と同じくしているものの実質的には新型機とされている。パイロット負荷の問題から1機のみの試作に留まっている。 M48typeXT 次期戦闘技術実証機体(DRAGONETTI) 新装備のテストベッドとして開発された試作機。輝鎚をベースにしており運用部隊内では「ドラゴネッティ」の愛称で呼ばれた。 Ki28(設定のみ) フレズヴェルク=アーテルの説明書で登場する試作機。3機が試験機として製造された後に、アーテルから強襲を受け1機が大破している。他2機が支援にきたパイロットのおかげで破壊をまぬがれ、試験データも無事に持ち帰られた。 なお、大破した1機に刺さったままのべリルスマッシャーを鹵獲したことにより、Tクリスタルの解析も行われた。 YSX-24 バーゼラルド 機体デザインがリアルスタイルでリリースされていたフレームアームズの中で、いわゆる主人公機のような外観を取り入れた製品。そのため、全製品の中でも特に色数が多くなった。 フレズヴェルクが出現してから、それに対抗しうる次期主力機体を制作する「SX計画」において、量産におけるモデル素体として制作された。後付け設定では合計4機製造されたことになっており、一部ストーリーに絡んでいる(レヴァスレイターでの設定上ではバーゼラルド単体では4機だが、スペアや改修案などでの投入はあり、4機以上での設定の余地は残している)。 機体各部に「フォトンブースター」を多数装備したことで運動性及び敏捷性が強化されている。SX計画立案の上層部からの注文では「戦意高揚のために外観を最大重視」とあり、後に宇宙・地上両方での運用という無茶な注文も加わったことで、外観を変えずに軽量化を図るため装甲材質を変更した結果、防御力の著しい欠如という代償を支払うことになった。そのため、フォトンブースターを最大活用し被弾せずに戦闘を行う必要があり、1対多よりも強い1機体との直接対決に向いた仕様となった。 武装は「セグメントライフル」を2丁。後付け設定ではラピエール・ゼファーの装備していたものを基に制作されている。2種の弾丸を使用することでTCSを貫通して直撃させる1射2段射撃の構造を持ったライフルで、TCSを装備した機体に効果的ではあるが、一方で2種の弾丸を使用する上に同時発射という構造上とり回しが面倒になっている。防御装備は「スラストアーマー」だが、セグメントライフルの電力充填用のバッテリーと推進機を内蔵したものとなっており、防御力を上げることを目的としていない。また、1号機のみ「ABSA」と呼ばれるバリアを備えているが、使用時の扱いが難しいものとなっている。 部隊配備された際、カラーリングはスティレット同様のものへと変更されている。 YSX-24 <3/7> バーゼラルド・レヴァスレイター 元はコンテストに出展された最優秀賞で、その特典として公式機体一覧に加えられた作例出身の機体。副賞としてパッケージイラストと説明書を模した盾が贈られている。製品化はされていないが、公式機体に加えれられたことでストーリーに関わる機体となっている。 SX計画の目標であるカトラスがロールアウトしたことで、実戦上でデータを取るバーゼラルドとしての役目が終わるところを、現場の高い声や当時点での環境を考慮して月面反攻作戦に参加する機体として改修された物の一つ。バーゼラルドよりもさらに機動性を強化しており、またべリルウェポンの解析が進んでいたため、対TCSを想定した大型装備が施された。機体本体とは別の武装面では、他機種の装備や鹵獲装備の改修、試験装備のデータ反映によって短期間での設計が成立している。しかし、改修の副作用でパーツ増大、操縦の難化、改修に合わせたOSの再設計など、他機と同列に扱いにくい整備のしにくさが問題となる。 武装は、「ブリューナク・ランチャーシステム」と「レヴィ・ブレイド」2振りで、どちらも大型。前者はコボルドのビーム・オーブガンをベースに、増加パーツにより出力を上げた腰構えの射撃装備。後者はゼルフィカール/NEの試作型光波射出機のデータを反映させた大型斬撃武器。どちらもTCSを強引に破壊、もしくは切り裂き、その勢いのまま直撃させることができる。 背面にはエクステンドブースターEx-SPを機動ユニットとして装備。従来のエクステンドブースターと比較にならない性能を持ち、機動性はバーゼラルドの2倍ほどにまで向上している。ノズル単位でしか動かせなかった従来品よりもスラスターを自在に操作することができるため方向転換もたやすくなった。使用されたパーツは全て既存品からの流用で構成。 YSX-24c バーゼラルド砲撃戦仕様 バーゼラルドの目的別改修案の一つ。プラモデル製品としてはダークブラウンを中心とした黒色系のバーゼラルド本体と、M.S.G.フリースタイルバズーカが2丁。バーゼラルド本体は一部パーツ形状が異なり、バズーカを懸架するための肩部に繋がる環状パーツが追加されている。 扱いが難航した結果、採用を見送られた武装を当機に装備することで成立するかを試験・再評価するために企画された改修機。高威力の武装を以ってTCSの脅威を突破することが期待されている最中、他部門の対TCS装備が完成の目を見たためそちらを優先。この結果、当改修機は机上案から設計にまでに至ったが実機を製造することはなく終わった。資料上ではそうなっているが、一部前線のパイロットからは当機が現れた上に大暴れしたとの記録があり、実際に遭遇したというパイロットが一事件を起こしたという。 当機で評価を行う予定だった試作装備は「X-YN8/E イオンレーザーカノン」が2丁分。バズーカ状の高出力光学兵器と言うべきもので、FAが装備するには重すぎるのが問題だったが、フォトンブースターによる推力を持つ当機でなら若干機動力を下げるのみで十分取り扱えると思索されている。ただし、装備自体は軽量化されているとはいえ重いことには変わらず、肩に接地された懸架装置に搭載したうえで手持ち装備とする。なお、砲撃戦仕様に合わせてバーゼラルド本体の装備もある程度変更されており、頭部は「オプティカルバイザーT9」を搭載。バリアであるABSAの代わりに索敵システム「LADARシステム」を胸部に搭載し、敵機捜索からの砲撃を取りやすくしている。 YSX-24XX BSLD改“ムラマサ” 評価試験の後、パーツ予備機送りにされていたYSX-24を日本防衛機構所属のパイロット向けに改修したカスタム機。高出力バズーカのほか、スラストアーマーの増設が行われている。 SXA-24C ファイアバード ベリルスマッシャーの搭載試験用機。YSX-24の通常装甲に加え、EXU-02ユニットを装備しているためゼルフィカールにも似た外見となっている。 YSX-24 RD ゼルフィカール 強化パーツを外装に取り付けた、バーゼラルドの強化機体。エクステンドアームズ対象商品。強化パーツのみを組み合わせることでFA側面をほぼ覆えるほどの大型盾を2つに組むことができる。なお、接続ピンが長いため、パッケージと同等の形にするには短く切る必要がある。下記のテストカラー版もフレズヴェルク=アーテルとのVSセットで発売された。 防御面で難点のあるバーゼラルドを補強するための改修案の一つ。増加装甲を取りつけ、重量増加に対するスタスターの増設、バリア機能の強化などが施されており、視覚的なフォルムはバーゼラルドから引き続いて両立させている。実際の実装は最前線や現場のことを考慮し、EX計画を利用した「EXU-02」としての製造との同時投入という形となった。その関係上、ゼルフィカールとしての実装は極少数で、「EXU-02」が多く前線に配備されている。 マス・アームドユニットとなる「EXU-02」の内容は、ブラストシールド(Type1、Type2)という大型盾の形にし、これを分解することでスラストアーマーtype-Gおよびスラストアーマーtype-Sがそれぞれ4個、フォトンブースターユニット2基、バリア機能となるABSAユニットが2基の、細かい追加装備・外装パーツになる。ブラストシールドにはそれらのパーツが半分ずつ使用されているため、機動力強化と防御力強化の両立が可能になる。 なお、ゼルフィカール実装にあたりバーゼラルド1号機を素体にしたテスト機が作られているが、フレズヴェルク=アーテルの強襲を受けどうにか退かせている。それにより、当ゼルフィカールをアーテル討伐に当てるべくさらなる改修が施されることになる。 YSX-24 RD/Ne ゼルフィカール/NE(ナイトエッジ) ゼルフィカールに月面侵攻用の強化装備を加えたもの。夜景色の明るめのパープル&ブラックカラーベースのゼルフィカール(及びバーゼラルド)本体のみに、武装パーツが2つ付属している。宮沢模型流通の製品であるため、一部の店舗販売はあるが入手が難しい製品の一つ。 フレズヴェルク=アーテルから襲撃を受けたゼルフィカールが、討伐に向けた1つの特務機として幾度との戦場出撃から少しずつチューンナップが施され、アーテルを含めたTCSに対する新装備を追加。月面反攻作戦が本格化する頃、大規模なオーバーホールにより内部仕様が全体的に更新され基本性能を大幅強化、宇宙戦を想定したカラーリングとそれにふさわしい「ナイトエッジ」という名称が加えられた。 武装は、「試作型光波射出機」と「攻性防盾システム」。前者は鹵獲したべリルウェポンの研究の末、純度研究に使用した装置を武装として転用した物。TCSオシレータに似た刃状のパーツが二対となっており、これを組み替えることで射撃と斬撃両方で攻撃することができる。威力はべリルウェポンと同等で、TCSによる防御を困難にすることができる。後者は、楯状のアンカークロー射出機で、射出による攻撃の他、クローで敵を捕縛した上で追撃や投擲、敵機ごと盾にすることができる。 パッケージイラストでは、量産型と思われるフレズヴェルク系統機をいくつも破壊に追い込んでいるものが描かれている。しかし、月面側の機体も強化型が投入され戦力は拮抗していく。 SX-25 カトラス SX計画の最終目標である量産化の結果ともいえる次世代機体。ただし、制作現場からのバーゼラルドよりも高い機体性能を重視した物(オリジナル。通称、O・カトラス)が、その元であるバーゼラルドのような外観を重視したものではなかったため、上層部からの指示で1機ほど解体されていたバーゼラルドのパーツを取りつけることになった。当機体は、いわば量産化宣伝用の一機体として戦場に出ることになった。一方のオリジナルとしての物は、下記のジィダオとして委託する形で製造されることになった。 武装はセグメントライフルを改良した「IR-P13」。また、TCSオシレーター採用武器、べリルウェポンを地球側の技術で最低限再現した「べリルダガー」も最大4本装備。手だけではなく足先にも装備が可能で、「ディフェンスローター」と呼ばれる回転装置を併用すると、TCSの特性を利用した防御盾に応用できる。 プラモデルとしては股関節と足首の仕様が変更され、より股を広げるようなポージングが可能になった。 カトラスの原型とも言えるO・カトラスは、コトブキヤ公式の作例も存在する(カトラス頭部とジィダオに、パテとプラ板による新規造形パーツで制作)。 JX-25F ジィダオ JX-25F/RC ジィダオ EA仕様 JX-25F/S ジィダオ 特務部隊仕様 JX-25T レイダオ JX-25E ジェンタオ YRF-12 ジャイヴ(設定のみ) 後述のRF-12 ウィルバーナインのインストに設定されている。前述のレヴァナント・アイの戦果を受けてより攻撃的な用途に開発された陸戦型試作機。二輪車形態を取る事が可能で、高速機動を主眼として開発されたものの操作性に難があり、量産化は見送られていたが、後述のウィルバーナインやセカンドジャイヴ開発へとつながった機体。 RF-12 ウィルバーナイン YRF-12 ジャイヴの欠点を克服し量産に漕ぎ着けた陸戦型の機体。二輪車形態には更に武装を展開し追加強化した強襲形態が加わる。主要武装は右手に備わった三本の「フィンガーマチェット」で、機体自体3本指の特殊マニピュレーターを持つ。 本来想定されていた制式カラーとして真紅に塗装されたコンセプトカラー機が存在する。 キットの成型色数は7色と、シリーズ随一の多色成形を誇る。変形時固定用の補強パーツが付属(公式推奨)。 RF-12/B セカンドジャイヴ ウィルバーナインの戦果を受けて、当初の問題点か解消された事から、改めてジャイヴの量産化が決定した。つまり「ジャイヴ第二世代」機体として製造されている。ウィルバーナインのもたらした技術のフィードバックでジャイヴの欠点を克服した機体なので、ジャイヴとウィルバーナインの双方のコンセプトを持つ。 キットはウィルバーナインの成型色替え(リカラー)だが追加パーツをもって武装が新造されている。主要装備のマルチキャノンはライフル/ブレード/キャノン形態の選択式。 RF-12/XT レーゲント ウィルバーナインの再評価プランと同時期に立案された「レーゲント計画」で開発された汎用支援FA。RF-12本来の開発コンセプトを実現しており、コストパフォーマンスに優れるものの、RF-12/B量産プランが優先されたため計画は頓挫。後にセカンドジャイヴを改修する形で生産され月面突入作戦へ参加している。 CE-F03 ファニーベア 進行路の開拓や物資運搬といった任務のために開発された工兵用FA。轟雷やウィルバーナインといった既存機のパーツを流用して制作されている。雪上移動用の滑走形態や資材牽引用のトランスポーター形態への可変機構を有する。作業用ながら緊急的に戦闘を行うこともあり、グレネードガンを装備している。 ウィルバーナインの公式ミキシングビルド例のひとつで、制作は原型チームの糸山雄大が担当している。 RF-Ex10 バルチャー改 バルチャーの改修と改良を施した、地球側のTCS(ベリルウェポン)「ベリルマチェット」試作実験を兼ねた機体。バルチャーの航続距離の欠点を解消した肩の大型推進ユニットが特徴。 キットはバルチャーのリカラーランナーと、追加パーツ用ランナーで出来ている。後述の通り本機のデザインも原型機と同じ倉持キューリューが担当している。 RF-Ex10/S ワイバーン バルチャーを改修して更に強化、宇宙戦用特化した機体。同様の変形機構を所持し、二足歩行形態と上下反転する事で飛竜形態に変形可能。脚部に追加装備された「セイルスラスター」で宇宙用の高起動を獲得した。主要武装は剣としても使える連結可能型ベリルウェポンマシンガン「フラガラック」と辮髪状の「三節刀」。 キットはバルチャーとコンパチで、バルチャーに対応部品のランナーを追加した形。「乾式鉤爪」は追加パーツで平手・握り手・武器持ち手三種全てに対応可能となった。後述の通り本機のデザインも倉持キューリューが担当している。 LX-00 レイファルクス 月プラント攻略戦終盤に突如出現し月側FAを多数撃破した謎の機体。地球側に与してはいるものの建造されたのは月プラントであろうと言われている。TCを防御に利用したTCシールド「ベリルアーマー」を搭載し、また強力なベリルウェポンも装備している。武装は単体として使用する他に、パーツを接続して翼を形成する飛行ユニットとも、またはそれらを組み合わせたさらなる武装にもなる。 ウェポンパーツは本機への同梱状態の箱のままで別途「エクステンドアームズ06〈アーセナルアームズ〉」としても分売されている。 後述の月側勢力のFAであるNSG-Z0/D マガツキやNSG-Z0/E ドゥルガーIのデザイナーのToMoによって生み出された地球側勢力のFA。 LX-R01J ヤクトファルクス レイファルクスのレプリカ機を仕様変更した機体。レイファルクスの青系統のカラーチェンジ版に、アーセナルアームズの代わりとして新規武装を2種類同梱している。 月面戦以降の戦後に発足された技術復興連盟「G.A.F(ガフ)」により、突如「誕生」とも言うべき形で登場したレイファルクスをレプリカという形で大方再現した機体であるが、FAに対して一方的に行動不能にするという強力すぎるべリルアーマーの再現までには至らなかった(ただし、TCシールドとしての防御機能は再現されている)。テスタ・ログをめぐってR.V.L.T(リベルタ)が公開を迫る中、互いの衝突が激しくなったころ、本来レプリカという研究で生まれた本機を戦闘用に仕様変更、G.A.F.の戦力としたのが当機となる。 レイファルクスが装備しているアーセナルアームズに代わる専用装備として、「BS-R/L40」と「一四式戦術駆逐刀」をそれぞれ2つずつ装備し、これらを単体もしくは組み合わせて運用する。「BS-R/L40」は大型ライフルとして運用するほか、肩に取り付けることで「セイルスラスター」という推進ユニットとしても機能する。「一四式戦術駆逐刀」は腰部に携える湾曲刀で、これらを一つに束ね双刃刀としても扱えるほか、「BS-R/L40」に取り付けることで挟みのようなシザー・ランチャーモードにもなる。 LX-R01HJ レッドファルクス ヤクトファルクスの2号機を改修したフレームアームズ。専用武装としてシフターエッジを装備する。機体色は真紅に塗装されている。 X-2 白虎(BAIHU) レイファルクス登場以降の月面戦後に登場したFA。FAというカテゴリではあるものの、フレームアーキテクトの胴体および腰部の部分のみを使用し、それ以外はFaを使用していない。設計は東アジア防衛機構のキョウト研究所。読み方は字面通りの他、ホワイトタイガー、バイフーなど。 本来はある目的のために制作されたが、その過程の副産物としてレイファルクスの持つべリルアーマーの効果である、Tクリスタルを動力として使用しているFaを機能停止させるという懸念に対する効果が得られた。それにより、フレームアーキテクトからの恩恵は少ないが、シミュレーションではべリルアーマーに対して何故か完全停止せずに機能低下のみで済む結果となっている(逆に言えば、実際に対峙した場合は不明)。機構や武装に新機軸なものを採用しているが、各部動力や武装素材などブラックボックスな面も多い。 各四肢は、Faに制約されない人体と似たような構造となっており、頭部のフェイスガードに覆われた部分は鼻と口らしき部分がある。また、頭部に搭載された補助AIから渋い声でしゃべる描写が存在する。 デザインは新川洋司が担当。設定どおり、フレームアーキテクトを胴体と腰部のみを骨格に、手足含めた大部分が新規に設計された製品である。それにより、フレームアームズとしては大型になっている。3mm軸で接続されているため、他のFAとの互換性あり。キットの箱には「BAIHU」のピン音の英字綴と「WhiteTiger」の英字が記載されている。 影虎(YINGHU) 白虎の強化プラン。機体色はシャドウカラーで施されており各部に追加装甲を装着している。また、武装として新たにプロトタイプキャノンを1門追加している。 X-2Z 零虎(ぜろとら) 影虎のマイナーチェンジ機で、専用の頭部ユニットを持つ。専用武装としてレーザーライフルを携行する。 X-7R 玄武(ゲンブ) 重装甲大型FA。 冥武(ミンウー) 玄武のバリエーション機。 DD-01 フレームアームズ開発黎明期であるCC209年頃に開発計画が存在した「原初のFA」。地上および海上での運用を想定した可変機で、艦艇とFA双方の特徴を兼ね備えている。専用のイージスシステムを搭載するなど非常に高い性能を有していたとされる一方で、その多機能さと反比例する形で機体サイズは大型化。必要以上に高性能化した結果、DD-01はオーバースペックと判断され開発計画は中止を余儀なくされる。本機の開発過程で得られたノウハウは空の「スティレット」、陸の「轟雷」へと引き継がれた。 DDX-101 金剛 DD-01の設計をもとにCC204年にリベルタにより開発されたFA。巡航形態である艦艇型への可変機構を備えている。フロートモーターと呼ばれる新基軸の推進装置を搭載。九四式単装速射砲のほか、M-YN20ビームバズーカ、CIWS(機関砲)、VLSなど多様な火器を装備している。 CVX-83 出雲 金剛の長距離突撃仕様。 信玄 タイプ・ヘクター デュランダル タイプ・ヘクター ジュワユーズ
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