【爆発反応装甲】(ばくはつはんのうそうこう)
Explosive Reactive Armor (ERA)
装甲板の上に貼り付けて使う増加装甲の一種で、板に爆薬を挟み込んだもの。
「リアクティブアーマー」とも呼ばれる。
敵弾の着弾と同時に爆発し、それによってエネルギーを相殺して侵徹を妨げる。
成形炸薬弾(HEAT)に対しては、メタルジェットの侵徹を広く浅くするため特に効果がある。
爆発時に主装甲を含めて周囲に被害が出ることや、同じ場所に続けて着弾すると対応できないことなどが欠点。
機関銃程度の被弾で爆発しないように、この装甲の外板はかなり頑丈な素材でできていることが多い。
関連:戦車
爆発反応装甲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/12 01:16 UTC 版)
爆発反応装甲(ばくはつはんのうそうこう、英: Explosive Reactive Armour, ERA[1])は、戦車などの補助装甲に使用される、反応装甲(Reactive Armour)の一種。
- ^ “「爆発反応装甲」の英語・英語例文・英語表現”. Weblio和英辞書. 2023年10月12日閲覧。
- ^ 「対戦車砲「ジャベリン」、ウクライナ抵抗の象徴に ゲリラ戦で有効」『AFP=時事』、2022年3月18日。2022年3月18日閲覧。オリジナルの2022年4月14日時点におけるアーカイブ。
- 1 爆発反応装甲とは
- 2 爆発反応装甲の概要
- 3 概要
- 4 主な爆発反応装甲
爆発反応装甲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 01:16 UTC 版)
詳細は「爆発反応装甲」を参照 爆発反応装甲(ERA : Explosive Reactive Armour、エクスプローシブ・リアクティブ・アーマー)は、タイル形状の鋼製ケースに低感度の爆薬が詰められ、主装甲にこれを多数、ボルト留めされるものが一般的である。 APFSDS弾やHEAT弾の侵徹を受けると内部の爆薬が起爆し、ケースの鋼板を高速で吹き飛ばす。外側の鋼板は多くの場合、侵徹体の侵入軸に対して斜めに高速移動する。鋼板が侵徹体を破砕するか、侵徹体そのものの運動を阻害することで、主装甲への侵徹を妨げる。ERAは砲弾の弾道に対して傾斜している必要がある。 ERAは主装甲の表面で爆発するため、ケースの裏板と爆風が主装甲を通じて車体内部に伝わり、搭載機器や搭乗員に障害を与える可能性があり、飛散する鋼板の破片が、近傍の歩兵や車両等に被害を与える可能性がある。このため、小口径弾の弾着では爆発しないように爆薬の感度を抑えている。APFSDS弾でもL/D比の小さなものには効果が少なくなる。
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