そうこう

実用日本語表現辞典

草稿

読み方：そうこう

原稿の下書き、まだ内容が正式なものとして決まっていない文章を指す語。

（2012年12月18日更新）

デジタル大辞泉

そう‐こう〔サウクワウ〕【倉皇／^×蒼^×惶】

読み方：そうこう

［ト・タル］［文］［形動タリ］あわてふためくさま。あわただしいさま。

「何新(かしん)はただ—として公主を負いまいらせて宮中を出ました」〈露伴・運命〉

そう‐こう〔サウ‐〕【双^×鉤】

読み方：そうこう

１ 書道の執筆法の一。筆の軸に親指と人差し指・中指をかけ、薬指を軽く添えて書く法。

２ 文字の上に薄紙を置き、輪郭だけを線で写し取ること。籠写(かごうつ)し。籠字。籠抜き。

そう‐こう〔サウカウ〕【壮行】

読み方：そうこう

旅立ちに際して、その前途を祝し激励すること。「—会」

そう‐こう【奏功】

読み方：そうこう

［名］(スル)目標どおりの成果があがること。功を奏すること。「和解工作が—する」

そう‐こう〔‐カウ〕【奏効】

読み方：そうこう

［名］(スル)ききめがあらわれること。「新薬が—する」

そう‐こう〔サウクワウ〕【^×崢^×嶸】

読み方：そうこう

［名］

１ 山や谷のけわしさ。

「険は—を排するに似たり」〈東海散士・佳人之奇遇〉

２ 人生のけわしさ。

「人情反覆せる世路—の中にて」〈蘇峰・近来流行の政治小説を評す〉

［ト・タル］［文］［形動タリ］山などが、高くけわしいさま。

「—たる一峯が」〈漱石・草枕〉

そう‐こう〔サウカウ〕【操行】

読み方：そうこう

道徳的な面からみた、ふだんの行い。素行。品行。「—がよくない」

そう‐こう〔サウカウ〕【早行】

読み方：そうこう

早朝に旅立つこと。はやだち。

「杜牧が—の残夢」〈野ざらし紀行〉

そうこう〔サウカウ〕【桑港】

読み方：そうこう

⇒サンフランシスコ

そう‐こう〔さうかう〕【^▽然う^×斯う】

読み方：そうこう

［副］(スル)あれこれと。何やかやと。「—するうちに駅に着いた」

そう‐こう〔サウカフ〕【^▽爪甲】

読み方：そうこう

つめ。特に、爪の露出している部分をいう。爪体。

そう‐こう〔サウカウ〕【^×糟^×糠】

読み方：そうこう

１ 酒かすと米ぬか。転じて、粗末な食べ物。

２ 値打ちのないもの。つまらないもの。

「清盛入道は平氏の—」〈平家・四〉

そう‐こう〔‐クワウ〕【^×綜^×絖】

読み方：そうこう

織機で、横糸を通すために、縦糸を上下に分ける器具。

そう‐こう〔サウ‐〕【^×艙口】

読み方：そうこう

船倉に貨物を出し入れするため、上甲板に設けられた四角い口。ハッチ。

そう‐こう〔サウカウ〕【草稿】

読み方：そうこう

文章の下書き。原稿。

そう‐こう〔サウカウ〕【^×蒼^×昊】

読み方：そうこう

青空。空。天。

そう‐こう〔サウクワウ〕【装^×潢】

読み方：そうこう

《「潢」は紙を染める意》書画を表装すること。

「—頗(すこぶ)る美にして」〈鴎外・渋江抽斎〉

そう‐こう〔サウカフ〕【装甲】

読み方：そうこう

［名］(スル)

１ 甲(よろい)をつけて武装すること。

２ 敵弾を防ぐために船体や車体に鋼鉄板を張ること。また、その鋼鉄板。「—された車両」「—艦」

そう‐こう〔‐カウ〕【走向】

読み方：そうこう

傾斜している地層面と水平面とが交わってできる直線の方向。地層はこの方向に続いている。クリノメーターで測定。

そう‐こう〔‐カウ〕【走行】

読み方：そうこう

１ ［名］(スル)自動車などが走ること。「時速三〇〇キロで—する」「—距離」

２ 線状の生体組織の連なり。またその向き。筋肉（筋線維）、血管、神経線維などについていう。「筋肉の—に沿う」

そう‐こう〔‐カウ〕【送稿】

読み方：そうこう

［名］(スル)原稿を送ること。「記事を—する」

そう‐こう〔サウカウ〕【霜降】

読み方：そうこう

二十四節気の一。10月23日ごろ。このころ、霜が降り始めるという。《季 秋》「—の陶(すゑ)ものつくる翁かな／蛇笏」

航空軍事用語辞典++

【装甲】(そうこう)

銃火器や爆弾から人間や機材を保護するための壁。
基本的には乗り物の構造材を指し、人間が着る防弾チョッキや建物の構造材は含まない。

熱処理した鉄を主成分とする鋼合金による均質圧延装甲が最も一般的であるが、強固さと軽さを両立させるべく、チタニウムやセラミックなどが使用される場合もある。
近年ではHEATやAPFSDSに対応する必要性から、中空装甲や複合装甲など特殊な構造で成形される事が多い。

ここ数十年、装甲に関する科学技術において革新的なブレイクスルーは起きていない。
より強い装甲を求めるなら比重の重い素材を使うか、分厚く形成するかの二択となり、どちらにせよ強固な装甲ほど重量がかさむ。
よって、装甲の強度は最終的にエンジンがどれだけの重量を輸送できるかにかかっている。

関連：爆発反応装甲

石油/天然ガス用語辞典

走向

読み方： そうこう
【英】: strike
同義語: ストライク  

傾斜した平面（地層面、断層面、斜層理面など）が、水平面と交わる直線の方向。走向に対し、これに直交する方向で水平面となす角を傾斜という。通常、地表ではクリノメータで、坑井ではディップメータ検層で走向・傾斜が測定される。

ウィキペディア

艸部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/06/04 01:23 UTC 版)

艸部（そうぶ）は、漢字を部首により分類したグループの一つ。 康熙字典214部首では140番目に置かれる（6画の23番目、申集の最初）。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

そうこう

出典:『Wiktionary』 (2021/08/23 09:45 UTC 版)

同音異義語

そうこう

• 【走行】：自動車や鉄道などの乗り物が走ること。人間や動物が走ること。
• 【走向】：傾斜した地層面と水平面とが交わる直線の方向。
• 【糟糠】：酒糟と米糠。
• 【霜降】：二十四節気の一つ。
• 【草冠】：くさかんむり。
• 【草稿】：未完成であり、正式な公開を行う段階に至っていない文章。

Weblio日本語例文用例辞書

「そうこう」の例文・使い方・用例・文例

• 母は傷口にばんそうこうをつけてくれた。
• ばんそうこう.
• 傷の上にばんそうこうを引き伸ばしてはる.
• そうこうするうちに日がとっぷりと暮れた.
• 小生明日桑港へ向け横浜を出帆仕候｛しょうせいみょうにちそうこうへむけよこはまをしゅっぱんつかまつりそうろう｝
• そうこうするうちに船が着いた
• 絹にアイシングラスを乗せたばんそうこう
• そうこうしているうちに