ばんそうこうとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ばんそうこうの意味・解説 

ばんそう‐こう〔バンサウカウ〕【×絆創×膏】

読み方:ばんそうこう

硬膏を布などに塗ったもの。消毒ガーゼ付きのものもある。傷口覆ったり、包帯ずれないようにしたり、あるいは捻挫(ねんざ)部位固定させたりするのに使う。


NPO法人ばんそうこう

行政入力情報

団体名 NPO法人ばんそうこう
所轄 新潟市
主たる事務所所在地 新潟市北区柳原3丁目1番15号
従たる事務所所在地
代表者氏名 井関 徹也
法人設立認証年月日 2015/05/20 
定款記載され目的
この法人は,障がい者知的障がい者身体障がい者後見人ついている精神障がい者)等に対して仕事の提供に関す事業行い障がい者等が人から必要 とされる喜び感じてもらうことにより,どの人もやりがい生きがい溢れ以って子どもたち未来憧れ抱き早く大人になりたいと思う社会構築寄与することを目的とする。職業能力開発又は雇用機会拡充支援する活動によって得られ利益により,国内災害支援を行うとともに発展途上国での 教育医療レベルの向上等に貢献する。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
認定開始日:       認定満了日:       認定取消日:   
認定年月日:    認定満了日:    認定取消日:   
閲覧書類
監督情報
解散情報
解散年月日  
解散理由  

絆創膏

(ばんそうこう から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 22:38 UTC 版)

絆創膏(ばんそうこう)とは、傷口や患部の手当てに用いられる衛生材料の一種である。創傷被覆材

絆創膏には、救急絆創膏(布付き絆創膏)、液体絆創膏(水絆創膏)、テープ絆創膏などの種類がある[1]

後述の「緊急絆創膏」が一般に普及しているため、俗称として単に「絆創膏」と言われている。

歴史

絆創膏は初め、粘着テープであった。粘着テープの始まりは膏薬である。18世紀以前は硬膏、たとえばダイアキロン硬膏などは棒状で売られている膏体を熱して軟らかくし布や皮に塗布して使っていたが均一に塗りにくく、膏体にひび割れが入るなど不便であった。18世紀後半にはドイツで松脂蜜蝋などを加え柔軟性と粘着性が改良された「松脂硬膏」が開発され[2]、便利になった。その後、松脂硬膏は薬剤や配合剤が加えられ各種の膏薬が開発されたが、まだ膏体そのものは粘着剤とはいえなかった。

19世紀半ばになりゴム工業が盛んになると、これらのゴム技術を用い樹脂と蜜蝋に天然ゴムが加えられる。これにより膏体の粘着性は画期的に良くなる。ゴムの入った膏体をヘンリー・デイが開発し、1845年にW.H.シカットと2人でアメリカの特許を得ている。2人が開発した膏体は天然ゴムを配合したためよく貼り付き、きれいに剥がれる性質を示し粘着剤の特性を持っていた。アメリカではこの時、膏体という薬品名がAdhesive Plasterに変更されイギリスではResin Plasterといまだに呼ばれていた。

救急絆創膏は、1921年にアメリカ・ニュージャージー州アール・ディクソン(後のジョンソン・エンド・ジョンソン社の副社長)が考案した「バンドエイド」が最初である[1]。その後さらに改良を重ね、今日まで色々な種類の絆創膏が開発されるようになっている。日本では1948年に、初めて日絆薬品工業(後のニチバン)がニチバンQQ絆創膏という商品名で、救急絆創膏(布付き絆創膏)を発売した[1]

以降、各社から発売されたことでコモディティ化が進み差別化が難しくなったことから、全体を防水加工する、殺菌作用のある薬剤をガーゼに染み込ませる、湿潤療法の効果を得られるなど、付加価値を付けた高機能製品も登場している。また、傷口をセンサーで監視し、状態に合わせた薬剤を投与する「スマート・バンデージ」の研究も行われている[3]

種類

絆創膏には、救急絆創膏(布付き絆創膏)・液体絆創膏(水絆創膏)・テープ絆創膏などの種類がある[1]

救急絆創膏(布付き絆創膏)

救急絆創膏(布付き絆創膏)
救急絆創膏(布付き絆創膏)を裏返したところ
救急絆創膏(布付き絆創膏)のテープを剥がしたところ

粘着部のシートの中央部に不織布製のパッドが取り付けられたもので創傷面の保護に用いられる。傷口を清潔にした状態にし、剥離紙をはがしてパッド部分を創傷面に貼りつけて細菌の侵入を予防する。近年では湿潤療法に合わせた商品も増えてきている。

日本においては救急絆創膏(布付き絆創膏)は薬事法によって医薬品医薬部外品医療機器の3つの種類に区分されている[1]。パッド部分に殺菌消毒薬(アクリノール、塩化ベンザルコニウムなど)を含み殺菌消毒効果を有しているものが医薬品・医薬部外品に、パッド部分に薬剤を含んでいないものが医療機器に分類される[1]

また上記等の商品が知られており、「バンドエイド」、「カットバン」、「サビオ」、「リバテープ」、「キズバン」などとそれぞれの販路でのこれら商品名が、救急絆創膏(布付き絆創膏)の代名詞となっている場合がある[7][8]

また、2020年にはイギリスのテスコが、明るい色のライト、少し茶色くなった色のミディアム、茶色のダークと黒人の肌と同じ色の絆創膏を発売した。[1]発売のきっかけとなったのは2019年4月に世アメリカのカリフォルニア在住の黒人男性のTwitterのツイートで、生まれてはじめて自分の肌の色に合った絆創膏を使った感動を伝えたところ、世界中から50万件を超えるいいねと10万件を超えるコメントが集まった事である。[2]

液体絆創膏(水絆創膏)

水絆創膏 みずばんそうこう」とも言う。コロジオンを主成分とした接着剤のような液体を患部に塗布し、乾燥させることで被膜を形成し細菌の侵入等を防ぐ。被膜が患部に密着するため皮膚の屈伸に強く、水にも強い。東京甲子社のコロスキン、小林製薬のサカムケア、大木製薬のリュウバンなどの商品が知られている。

塗布時に一瞬しみること[9][10]や、創傷治癒を妨げることがあり、膿瘍形成の原因やケロイドを生じる可能性がある。[要出典]

テープ絆創膏

サージカルテープ、粘着包帯、伸縮性粘着包帯などがテープ絆創膏に分類される[1]

出典

  1. ^ a b c d e f g 絆創膏の基礎知識”.  :日本衛生材料工業連合会. 2013年2月13日閲覧。
  2. ^ 伊藤俊男「絆創膏の話」『日本臨床麻酔学会誌』第10巻第4号、日本臨床麻酔学会、1990年、315-320頁、doi:10.2199/jjsca.10.315 
  3. ^ 傷口の状態を監視して投薬するスマート絆創膏。切断手術の低減に期待 - Engadget日本版
  4. ^ 日廣薬品株式会社|ニッコーバン・プラチナバンなどを製造・販売する絆創膏メーカー”. 日廣薬品株式会社 (2024年11月1日). 2025年7月5日閲覧。
  5. ^ 東洋化学株式会社|絆創膏・貼付型製品開発、製造|滋賀”. 東洋化学株式会社|絆創膏・貼付型製品開発、製造|滋賀. 2025年7月5日閲覧。
  6. ^ キョーリキ株式会社”. kyoriki ページ!. 2025年7月5日閲覧。
  7. ^ ばんそうこうの呼び方マップ” (2020年3月4日). 2020年3月10日閲覧。
  8. ^ 絆創膏呼び方マップ - リバテープ製薬
  9. ^ コロスキン添付文書”. p. 1. 2020年2月22日閲覧。 “コロスキンは、小切傷・すりきず・さかむけ(ささくれ)・あかぎれなどにぬると一瞬しみますが、透明な膜を作り、”
  10. ^ サカムケア添付文書”. p. 2. 2020年2月22日閲覧。 “傷に塗ったとき、一瞬しみますが乾燥するとしみなくなります”

関連項目

外部リンク


「ばんそうこう」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ばんそうこう」の関連用語

ばんそうこうのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ばんそうこうのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
内閣府NPOホームページ内閣府NPOホームページ
Copyright (c)2025 the Cabinet Office All Rights Reserved
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの絆創膏 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS