草枕とは? わかりやすく解説

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くさ‐まくら【草枕】

読み方:くさまくら

【一】[名]旅先で、で仮に編んだの意から》旅寝すること。旅先でのわびしい宿りくさのまくら

「衣うつ音を聞くにぞ知られぬる里遠からぬ—とは」〈千載・秋下〉

【二】

「旅」「旅寝」および同音の「度(たび)」にかかる。

「—旅にしあれば」〈万・一四二〉

草の枕を「ゆふ」意から》「結ふ」および同音の「夕(ゆふ)」などにかかる。

「—夕風寒くなりにけり衣うつなる宿やからまし」〈新古今羇旅

地名の「多胡(たご)」にかかる。

「—多胡入野の奥もかなしも」〈万・三四〇三〉

[補説] 3については、頭音が「旅」と同じ「た」であるところからとする説がある。書名別項。→草枕


くさまくら【草枕】

読み方:くさまくら

夏目漱石小説明治39年(1906)発表。旅に出た青年画家主人公に、非人情境地を描く。


草枕

作者夏目漱石

収載図書夏目漱石全集 3
出版社筑摩書房
刊行年月1987.12
シリーズ名ちくま文庫

収載図書夢十夜・草枕
出版社集英社
刊行年月1992.12
シリーズ名集英社文庫

収載図書漱石全集 第3巻 草枕・二百十日野分
出版社岩波書店
刊行年月1994.2

収載図書ザ・漱石全小全一増補新版
出版社第三書館
刊行年月1999.6

収載図書漱石全集 第3巻 草枕、二百十日野分
出版社岩波書店
刊行年月2002.6

収載図書現代表記版 ザ・漱石全小全一
出版社第三書館
刊行年月2004.11

収載図書大活字版 ザ・漱石全小説全二冊 上巻
出版社第三書館
刊行年月2006.4

収載図書温泉小説
出版社アーツアンドクラフツ
刊行年月2006.9


草枕

読み方:クサマクラ(kusamakura)

作者 夏目漱石

初出 明治39年

ジャンル 小説


草枕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 13:54 UTC 版)

草枕』(くさまくら)は、夏目漱石小説1906年明治39年)に『新小説』に発表。「那古井温泉」(熊本県玉名市小天温泉がモデル)を舞台に、作者・漱石の言う「非人情」の世界を描いた作品である。


  1. ^ 表紙のみ「艸枕」の表記を使用している。
  2. ^ a b c d ロム・インターナショナル(編) 2005, pp. 124–125.
  3. ^ 草枕 - 国立国会図書館デジタルコレクション(5スライド目)


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