行人とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 場所 > 行人 > 行人の意味・解説 

ぎょう‐にん〔ギヤウ‐〕【行人】

読み方:ぎょうにん

仏道修行する人。行者(ぎょうじゃ)。

比叡山延暦寺堂衆(どうじゅ)。

高野山で、山中修行する者。また、高野三方(さんかた)の一で、学僧法事修行などをするとき、雑事務める僧。

近世乞食僧(こじきそう)。一つ歯の高木履(たかぼくり)または鳥足を履き、頭に入れた木桶などを載せ喜捨仰いだ

行人の画像
「行人」に似た言葉

こう‐じん〔カウ‐〕【行人】

読み方:こうじん

道を行く人通行人また、旅人

使者

公私—」〈延喜式兵部省

[補説] 作品名別項。→行人


こうじん〔カウジン〕【行人】

読み方:こうじん

[一]夏目漱石小説大正元〜2年(1912〜1913)発表互いに理解しえない夫婦生活通し知識人自我意識孤独を描く。

[二]原題、(フランス)Le Passantコペーによる戯曲一幕韻文劇1869年オデオン座にて初演行きずりの人


行人

読み方:ギョウニン(gyounin)

高野山において寺院・法会の雑役従事する下級僧侶


行人

読み方:コウジン(koujin)

古代官職留守居別称


行人

作者夏目漱石

収載図書夏目漱石全集 7
出版社筑摩書房
刊行年月1988.4
シリーズ名ちくま文庫

収載図書ザ・漱石―全小全一増補新版
出版社第三書館
刊行年月1999.6

収載図書現代表記版 ザ・漱石―全小全一
出版社第三書館
刊行年月2004.11

収載図書大活字版 ザ・漱石―全小説全二冊 下巻
出版社第三書館
刊行年月2006.4


行人

作者魯迅

収載図書魯迅文集 2
出版社筑摩書房
刊行年月1991.4
シリーズ名ちくま文庫


行人

読み方:コウジン(koujin)

作者 夏目漱石

初出 大正1~2年

ジャンル 小説


行人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 23:47 UTC 版)

『行人』原稿の一部

行人』(こうじん)は、夏目漱石長編小説1912年12月6日から1913年11月5日まで、『朝日新聞』に連載された。ただし、4月から9月まで作者病気(胃潰瘍)のため、5ヶ月の中断がある。1914年1月刊。

『行人』は、「友達」「兄」「帰ってから」「塵労」の4つの編から成り立っている。男女について、近代知識人の苦悩を描く。『彼岸過迄』に続き『こゝろ』に繋がる、後期3部作の2作目。

あらすじ

友達
二郎は友人・三沢と会う約束をして大阪を訪れた。だが三沢は胃腸を悪くして病院に入院していた。二郎が三沢を見舞うために何度も病院に行くうちに、病院にいたある女に心を惹かれる。二郎が三沢に彼女のことを話すと、三沢はその女と入院する前に会って一緒に酒を飲んだという。三沢はその女の病室を見舞った。三沢が退院する段になって、彼は急に、精神を病んで同じ家に住んでいた「娘さん」の話を二郎に始めた。そして二人は別れた。
三沢を送った翌日、二郎の母と兄・一郎、兄の嫁・直が大阪にやってきた。四人は観光のためにしばらく滞在する。その折、妻を信じきれない一郎は二郎に対して、直と二人きりで一晩泊まり、彼女の節操を試してほしいと依頼する。二郎は拒否するがとうとう直と二人で旅行することとなる。嵐の中で二人は一晩過ごし、一郎たちのもとへ帰った。詳しい話を東京で話すことを約して、四人は東京へ帰った。
帰ってから
東京へ戻ってからしばらくすると、一郎は再び二郎に嵐の晩のことを話すよう迫る。二郎は特に話すべきことはないとして一郎の追及を避けたが、一郎は激怒した。以後、家の居心地が悪くなった二郎は、下宿に暮らすことを決めて家を出た。そのころから、兄の様子が家族の目から見てもおかしくなったと、二郎は周囲から聞かされる。
塵労
二郎は両親と相談し、一郎をその親友のHに頼んで、旅行に連れ出してもらう。二郎はHに、旅行中の一郎の様子を手紙に書いて送ってくれと頼んだ。一郎とHが旅行に出かけて11日目にHから長い手紙が届いた。その中には旅行中の兄の苦悩が、Hの目を通して詳しく書かれていた。

登場人物

長野一郎
学者であり物事を深く掘り下げて考える性質がある。妻の直を理解できないと思い、弟の二郎に彼女の貞操を試すよう頼む。
長野二郎
一郎の弟。本作の語り部でもある。直の結婚前から彼女を知っているが、兄の手前複雑な気持ちになり苦しくもある。
一郎の妻。
一郞の妹。
一郎の家の下女。近々結婚する。
H
兄の友人で、一郎を旅行に連れ出す。
三沢
二郎の友人。二郎と旅行の待ち合わせで大阪に来たが、体調を崩し入院してしまう。
岡田
一郎の母方の縁戚。大阪在住。会社員。
岡田の妻。
佐野
貞の結婚相手。額が広い。

書誌情報

文庫本

外部リンク


行人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/13 04:00 UTC 版)

七国象棋」の記事における「行人」の解説

縦横斜めに何路でも進める。駒を飛び越えることはできない。他の駒を取ることは出来ず、他の駒に取られるともない障害物として使う。 \ ┃ / ━ ▲ ━ / ┃ \

※この「行人」の解説は、「七国象棋」の解説の一部です。
「行人」を含む「七国象棋」の記事については、「七国象棋」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「行人」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

行人

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 01:45 UTC 版)

名詞

 

  1. ぎょうにん仏道修行をする者、行者
  2. ぎょうにん乞食坊主
  3. こうじん)道を行く人

「行人」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



行人と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「行人」の関連用語

行人のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



行人のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの行人 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの七国象棋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの行人 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS