野ざらし紀行とは? わかりやすく解説

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のざらしきこう〔のざらしキカウ〕【野ざらし紀行】

読み方:のざらしきこう

俳諧紀行1巻松尾芭蕉作。貞享2〜4年(1685〜1687)成立貞享元年8月江戸出立して郷里伊賀から大和美濃などを訪れ翌年京都尾張甲斐などを経て4月江戸帰るまでの紀行甲子吟行(かっしぎんこう)。


野ざらし紀行

読み方:ノザラシキコウ(nozarashikikou)

江戸時代俳諧紀行松尾芭蕉著。


野ざらし紀行

読み方:ノザラシキコウ(nozarashikikou)

分野 俳諧紀行

年代 江戸中期

作者 松尾芭蕉


野ざらし紀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/13 05:14 UTC 版)

野ざらし紀行』(のざらしきこう)は、江戸時代中期の紀行文松尾芭蕉著、1巻。芭蕉第1作目の紀行作品。

概要

1684年貞享元年)8月、門人苗村千里を伴って深川の芭蕉庵を出立、東海道を上って伊勢・伊賀・大和を経て、以後は単独で吉野、9月下旬に美濃大垣、桑名・熱田・名古屋から伊賀上野に帰郷して越年、春の大和路をたどって京都へ出て、近江路から江戸への帰路のおよそ8ヶ月の紀行を題材とする[1]。初稿本巻末に各地での付合を抄録した「酬和の句」を付載するなど、句集的性格を顕著に出している[1]。再稿、三稿を経た後に芭蕉自筆に21画面の絵を入れた画巻本が作成され、門人中川濁子筆の清書画巻も伝わる[1]。刊行されたのは1698年元禄11年)『泊船集』所載のものが初めてである[2]

「猿を聞人捨子に秋の風いかに」のような破調句も見られるが、「山路来て何やらゆかしすみれ草」のような平明な句も得るなど、『虚栗』調を脱しようとする意図が感じられる[2]

脚注

  1. ^ a b c 岡本勝雲英末雄『新版近世文学研究事典』おうふう、2006年2月、312-313頁。 
  2. ^ a b 佐藤勝明編『21世紀日本文学ガイドブック5 松尾芭蕉』ひつじ書房、2011年10月、102-103頁。 



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