地球防衛線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 09:22 UTC 版)
ケロン軍に「地球軍最終防衛ライン・コードネーム723(ナツミ)」とされており(アニメではコードネーム「ナナフタサン」・通称「ナツミ」)、武力闘争の面で地球の平和を担っている。ケロロ達と共に生活しているが、一応はケロン人を「侵略者」という事で常に警戒している。さらにイベントや街中などでケロロらと会うと、「何かたくらんでいる」と決め付けて干渉したり、何かあるとすぐにケロロのせいにする。このことをギロロやタママに注意された事がある。弟の冬樹が交渉・駆け引きを通じた穏便な対応をとる場合が多いのに対し、夏美は基本的に武力による強硬な対応を取ることが多く、ケロロの部屋に「コラ、ボケガエル!!」と叫んで殴り込みをかける光景は、もはやおなじみである。 このように、夏美の存在が(特にケロロやギロロの)侵略活動に対する抑止力として働いているのだが、彼女は総じて力押しに頼る傾向が強い。そのため、ケロン軍などの宇宙人の本格的な攻撃を受けた場合、あっけなく撃破される可能性が低くはない、という脆さがある。夏美は「宇宙人の扱いはもう慣れた」と自信に満ちた発言をしたこともあるが、これはケロロたちをはじめとするケロン軍の本当の力や恐ろしさを知らないがゆえの発言(つまり過信)である。例として、原作10巻ではガルル小隊による地球侵略のテキパキとした任務の遂行、原作13巻・アニメ第256話でのケロロ達のこれまでにない本気の侵略(実際はエイプリルフールにちなんだ嘘)に手も足も出せないという状態で、半ばあきらめを伺わせる発言をしていた。 この夏美の脆さを補っているのが、弟の冬樹である。力押しだけでは対処しきれない相手に対して、冬樹がその性質を見抜いて交渉や駆け引き、または弱点をついて対処した例は多い。
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