地球防衛機構所属・怪獣攻撃隊MAT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 14:46 UTC 版)
「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」の記事における「地球防衛機構所属・怪獣攻撃隊MAT」の解説
ハヤカワ隊員やイブキ隊員を除き、隊長や隊員の名前は、劇中では苗字のみであり、漢字表記もされない。エンドクレジットでは、イブキ隊長とハヤカワ隊員のみ、役名と演者名が併記表示される(他の隊員の役名は、一括して「MAT隊員」となっている)。 イブキ隊長 MATの隊長。名前はゲンゴロウ。冷静沈着。 地球防衛軍参謀本部より怪獣に対する熱核兵器による攻撃命令を受けるや、基地を「レベル4」体勢に移行させた上で、自ら熱核兵器を搭載したマットアロー1号に搭乗して出撃。ヒラツネ市の生存者たちを犠牲にする覚悟で、搭載した熱核兵器により怪獣バグジュエルを攻撃しようとするが、飛来してきたウルトラマンによって熱核攻撃を阻止される。そして、搭乗していたマットアロー1号(自身の搭乗機とは別の機体)を怪獣の攻撃で撃墜され、怪獣の出現現場で奇跡的に生存していた息子(イブキ隊員)を救出する。 怪獣がウルトラマンによって倒され、マットアロー1号に搭載されていた熱核兵器ユニットがウルトラマンによって大気圏外の彼方に運ばれた上で爆発した後、ヒラツネ市に駆けつけた隊員たちの前で、熱核兵器を使用しようとしたことを後悔する言葉を呟き、ウルトラマンに感謝する。役名は、円谷プロ版の『帰ってきたウルトラマン』の第22話から登場した、MATの伊吹竜・第2代隊長(演:根上淳)が元ネタである。 ハヤカワ・ケン(早川健)隊員 MAT隊員。年齢は21歳。マットジャイロ3号機に搭乗する。 ウルトラアイ(庵野の私物の黒ぶちメガネ)で、上記の(庵野が扮する)ウルトラマンに変身する。ウルトラマンであるがゆえに、怪獣バグジュエルの正体などを知っていた。役名は、東映・東京12チャンネル制作の特撮テレビドラマ『快傑ズバット』の主人公、ならびに同作品のパロディ作品であり、本作品と同じくDAICON FILM制作の自主制作映画『快傑のーてんき』シリーズの主人公の名前と同じである。 イブキ隊員 MAT隊員。イブキ隊長の息子。名前はシンゴ。 マットアロー1号で出撃し、怪獣バグジュエルをレーザー砲ユニットで攻撃するものの、怪獣がバリヤーを発生させたために効果はなく、逆に怪獣の攻撃により撃墜される。しかし、奇跡的に生存し、怪獣が出現した現場から父親によって救出される。 ヤマガ隊員 MAT隊員。マットジャイロ1号機に搭乗する。 合体する前の怪獣バグジュエルの触手によって、搭乗しているマットジャイロが捕らえられそうになりピンチに陥るが、ハヤカワ隊員たちのマットジャイロの援護射撃により、辛うじて危機を脱出する。役名は、現・ガイナックス社長の山賀博之とは直接の関係はない。また、演者が童顔で小柄な体格であったことから、当時は、Bパートの冒頭の、MAT基地内でタバコを吸うシーンが出てくるまでは、「少年隊員ではないのか」との疑惑が出ていたというエピソードがある。 イマムラ隊員 MAT隊員。マットジャイロ2号機に搭乗する。 男性隊員たちの中では唯一、口髭を生やしている。 ニシ隊員 MATの女性隊員。名前はユキ。基地の司令室でオペレーターを担当している。 ラストシーンでは、他の隊員たちとともに、マットジャイロに搭乗してヒラツネ市に向かい、イブキ隊長親子やハヤカワ隊員(=ウルトラマン)を出迎える。
※この「地球防衛機構所属・怪獣攻撃隊MAT」の解説は、「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」の解説の一部です。
「地球防衛機構所属・怪獣攻撃隊MAT」を含む「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」の記事については、「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」の概要を参照ください。
- 地球防衛機構所属・怪獣攻撃隊MATのページへのリンク