廃番とは? わかりやすく解説

廃番

読み方:はいばん

商品番号どのように認識番号コードをつけて管理しているものについて、特定の商品やものなのがなくなって、その番号を使わなくなること。

はい‐ばん【廃番】

読み方:はいばん

台帳から製品番号をなくすことから》製造止めること、また、製造止めた品物品番


廃番

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/19 00:13 UTC 版)

廃番(はいばん)とは、工業製品の製造を終了すること、また製造終了した製品[1]。台帳から製品番号(品番)を抹消することに由来する[1]

レコードCDDVD等の音楽・映像ソフトであれば「原盤を廃する」ことから「廃盤」、書籍であれば「重版を絶する」ことから「絶版」と、特に区別して呼ぶ。「廃番」はそれ以外の製品全般に使われる語で、製品番号(品番)が付された製品であれば種類を問わない[1]。ただしこの3つの言葉は意味や発音が類似するため、一般には厳密に区別せず混用されている場合も多い。

概要

「廃番」すなわち製品番号(品番)を抹消するということは、同じ製品を製造しなくなるということを意味する。「絶版」や「廃盤」が特定分野で用いられる語であるのに対し、「廃番」の語は製品番号(品番)を持つ製品であれば、自動車機械家電製品家具類などあらゆる製品を指す。

工業製品やソフトウェア製品においては、英語の「discontinued」の略語で「ディスコン」とも呼ばれる(和製英語[2]。また工業製品の最終生産品の完売(終売)を「ラストオーダー」と呼ぶこともある。

自動車オートバイ等の中古車業界では、生産終了となった車種が旧車として価値を見出されることがある。自動車趣味の世界では過去の人気車種に根強い需要があり、廃番となった旧車を専門に取り扱う中古車市場も存在する。また自動車だけでなく、一眼レフカメラピュアオーディオ電子楽器を含む楽器など、愛好家向けの製品においても同様の傾向が見られる。

特定の機種やアイテムへのこだわりやレトロ趣味などから、あらゆる廃番製品が中古品市場における価値の対象となる。古着腕時計といったファッションアイテム、レトロゲームやレトロPCといった電子機器、生産終了した玩具などが、マニアコレクターの間で高値(プレミア価格)で売買されることも珍しくない。

この点においては、絶版本(特に稀覯本)が高値で取引される古書市場や、廃盤レコードCDカセットテープなどが珍重される中古ソフト市場となんら変わるところはない。廃番となった製品の売買・取引は、中古品専門店やリサイクルショップなどの実店舗のほか、インターネットの普及以降はネット通販ネットオークションフリマアプリなどでも活発に行われている。

脚注

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「廃番」の関連用語

廃番のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



廃番のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの廃番 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS