サスペンション
懸架装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:08 UTC 版)
サスペンションは、トレーリングアームとトーションバースプリングの組合わせを採用しており、1アームあたり2本のトーションバーを用いた折り返し式(通常の形式に比べてトーションバーが2倍の長さを持ち、アームの可動量が大きい)として高い地形追随能力を持っていた。これにより当時の戦車としては強力なエンジンと合わせ、機動力も高かった。しかしトランスミッションは改良したとはいえ重量に対し適正ではなく、放棄されたパンターの故障原因に最終減速ギアの損傷によるものが多い事が記録されている[要出典]。故障の少ない試作品もあったものの、作るための工作機械が足りなくやむを得ず改設計し、そのため故障が続出したともいわれる[要出典]。この箇所は改設計がくり返されたが、最後まで完全にはならなかった。 異説としては、「生産効率向上のため、徹底して従来からある共通部品を使用するために専用部品の製造を避け、やむを得ず不適切な部品を無理やり組み込んだ」というものがある。このため従来戦車よりも重く負荷が大きいにもかかわらず、ヘリカルギアではなく旧来の平歯車を組み合わせたため、乱暴なギアチェンジで歯が欠けて故障多発の原因となった、ということである[要出典]。
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懸架装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:11 UTC 版)
S&T大宇社ハイドロニューマチック・サスペンションを採用している。車体を前後左右に傾斜させる姿勢制御機能と半自動地形判断機能を有している。この姿勢制御機能により、主砲の俯角だけに頼ることなく車体を傾けることにより射界を確保できる。さらに、他の同世代戦車の主砲では見られないほどの高仰角と油圧懸架機能を結合することにより対ヘリコプター戦にも対応できるという[要出典]。
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懸架装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 09:50 UTC 版)
ルクレールの懸架装置は、ハイドロニューマチックを採用している。同懸架装置はシトロエン社製自動車の技術が元になっているが、ルクレールの場合シトロエン社製自動車がハイドロポンプを用いて車高調整や姿勢制御を行うのと異なり、懸架装置は単純にばねとダンパーの役割だけ担っており、日本の74式戦車や90式戦車のように能動的に姿勢を変えることはできない。 車輪がついたスウィングアームに力が加わると、スウィングアームとつながったピストンが水平方向に動く。これがガスの詰まったスフィアの中へ油を押し込もうとし、また、その時にガスの圧力が高まって反発力が高まったり、油がスフィアを出入りすることによって緩衝と減衰の作用がある。月刊グランドパワー2005年8月号に掲載されたルクレールの特集記事では、懸架部分のカットモデルと車両装着状態の写真が紹介された。 各部をモジュール化することで整備性を向上させるルクレールの思想は、懸架装置にも表れており、スフィア、ピストン、スウィングアームは一体で取り外すことができ、損壊した場合の交換も容易になっている。
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