テレビスペシャルの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:37 UTC 版)
「こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物」の記事における「テレビスペシャルの登場人物」の解説
アブダラ・カダブラ 声:松山鷹志 「大ハードスペシャル」編で二度に渡って登場した国際手配犯で、世界の紛争地域に武器を売り捌いて利益を得ている死の商人。弟のアダヤダが両津達に逮捕されたために爆弾のスペシャリストであるジャッカル・ヘンダースや元プロレスラーのアトミック・サンダー、元スナイパーのリリー・フランシスや元板前のゴッシャー・サマコスフキーら傭兵を雇って両津達に勝負を挑んだ。最終的には特殊刑事課三羽烏が放ったミサイルで船を押され、そのままフジテレビに激突して船の爆発に巻き込まれ、その爆風に吹き飛ばされ部下共々全員逮捕された。その後は脱獄し、今度は特殊刑事課に逮捕された経験がある凶悪犯のフンドシの錠やシージャック犯のシャーク番長、インチキ霊媒師のひみつの日光(にっこ)ちゃんを使って一時は葛飾署を占拠する。両津の前に再び現れた際は大原に銃を突き付け人質に取るが、両津に「わしよりサボテンをいたわる上司なんか、煮るなり焼くなり好きにして下さい」と言われて憤慨した大原に1発で倒され、再び逮捕された。 アダヤダ・カダブラ 声:八嶋智人 アブダラの弟。両津達SSチームに一度は逮捕されたが、後に兄が雇った傭兵に救出されて共に逃げ出す。その後、傭兵の協力を受けながらも必死に逃亡するが、最終的には再び逮捕された。 サンダース / ジャッカル・ヘンダース(アニメ版) 声:渡辺健 第55巻の特別編に登場。アニメではアブダラ・カダブラに雇われた傭兵として登場。 原作ではボスの弟を助けた後、アジトのビルに様々な罠を設置。乗り込んで来たSSチームに対し、罠と部下を使って有利に戦い拘束する。しかし両津だけはビルの外壁を伝ってきたため罠には掛からず逃げられてしまう。その後、復讐しに来た両津にミサイルを撃ち込まれてビルは倒壊。部下たちを連れてヘリコプターで逃げるも両津に追いつかれ墜落させられてしまう。部下たちは取り押さえられたが、自身はプライドを賭けて両津との一騎討ちを行う。しかしベーゴマやピアノなどしょうもない勝負を繰り広げ、すべて両津に有利だったため勝ち目がなくなり取り乱してしまった。 アニメ版では爆弾のスペシャリストとして外人部隊を転々としており、爆弾の扱いに長けているために「歩く破壊男」の異名を取っている。両津達を相手に戦うが、最終的には特殊刑事課三羽烏の活躍によって逮捕された。 アトミック・サンダー 声:小和田貢平 アブダラに雇われた傭兵で、大柄な体格の黒人男性。元プロレスラーとしてあらゆる格闘技に精通しており、接近戦に長けている。また、かつてはSGS‐9のケペル大佐に仲間を何人も監獄送りにされたことがあり、彼を恨んでいる。両津達を相手に戦い、ボルボを一撃で倒して次にマリアと戦うが、ゴッシャーが麗子を人質に取ったために形勢を逆転させた上で両津以外の者達を捕らえる。その後、再びやって来た両津と海パン刑事の前に立ち塞がるが、海パン刑事の言動の前に翻弄され、その隙を突いた海パン刑事の局部を顔に押し当てられて気絶した。 リリー・フランシス 声:栗田ひづる アブダラに雇われた傭兵。凄腕のスナイパーとして女性ながらオリンピックや数多くの大会で実績を持っており、両津からも中川や麗子以上と評されるほどの射撃の腕を誇っているが、特に飛行しているヘリの中からターゲットを正確に撃ち抜くことが出来る。両津達を相手に戦うが、最終的には特殊刑事課三羽烏の活躍によって逮捕された。 ゴッシャー・サマコスフキー 声:岩尾万太郎 アブダラに雇われた傭兵で、元板前。日系モンゴル人かつロシアとアメリカのハーフである父にイギリス系中国人の母を持つ。また、戦闘ではダーツを使用し、的確な形で使いこなす。両津達を相手に戦い、麗子を人質に取ることで両津以外の者達を捕らえる。その後、再びやって来た両津と海パン刑事の前に立ち塞がるが、海パン刑事の言動の前に翻弄され、その隙を突いた両津の局部を顔に押し当てられて気絶した。 フンドシの錠 声:流山児祥 アブダラに雇われた凶悪犯。見た目の通りにふんどし一丁という格好をしており、海パン刑事と同じような行動や争い方をしている。かつて海パン刑事に逮捕されて5年も刑務所に入れられたことがあり、彼を恨んでいる。海パン刑事に復讐するために彼の前に立ち塞がるが、わけの分からない競い合いの末に敗北する。 シャーク番長 声:有薗芳記 アブダラに雇われたシージャック犯。鮫のような青白い肌に番長のような風貌をしており、ギターで鮫を自由に操っている。かつてドルフィン刑事に逮捕されたことがあり、彼を恨んでいる。ドルフィン刑事に復讐するために鮫を調教し、一度はドルフィン刑事を追い詰めるが、最終的にはピンカちゃんの助けを借りたドルフィン刑事に敗北する。 ひみつの日光(にっこ)ちゃん 声:風間水希 アブダラに雇われたインチキ霊媒師。戦う時は様々な選手の着ぐるみを着てあらゆる技を使う。かつて月光刑事に逮捕されたことがあり、彼を恨んでいる。月光刑事に復讐するために変身技を編み出し、彼らを追い詰めるが、両津及び鳩ポッポ刑事の豆鉄砲を受けてしまい、怯んだ隙を突かれて月光刑事のジャーマンスプレックスを受けて気絶した。 ピンカちゃん 声:西山喜久恵 「大ハードスペシャル」の第2作においてドルフィン刑事の助っ人として登場した1998年度のフジテレビのマスコットキャラクター。 ジョン・ウィルソン 声:又村奈緒美 TVSP第7弾「両さんアメリカへ行く」に登場するアメリカ人の少年。父親は警察に協力する情報屋で多くのマフィアを逮捕することに貢献していたが、報復としてドン・カスタニーニョによって家族を皆殺しにされる。母親の機転によりジョンのみが隠れて辛くも難を逃れたが、家族を殺されたショックで喋ることができなくなり、警察であっても大人に恐怖心を抱くようになってしまった。カスタニーニョの裁判に証人として出席するために両津とサンディにロサンゼルスまで護衛される中、初めはナイフを向けるほど両津にも恐怖を抱いていたが旅の中の交流で心を開き、最終的にはまた喋ることができるようになった。両津からは自作の凧やベーゴマなどをプレゼントされた。 ドン・カスタニーニョ 声:小和田貢平 TVSP第7弾「両さんアメリカへ行く」に登場したアメリカ全土に影響力を持つマフィアのボス。ジョンの父親によって麻薬取引現場の情報を警察に知らされては組織に打撃を与えられていたため、その報復としてジョン以外の家族を殺害する。その後、別件で逮捕されるもジョンの家族殺害の関与を否定していたが、殺害現場を目撃している証人のジョンの口を封じるために暗殺しようと暗躍する。しかし、両津達の活躍によって暗殺は失敗し、裁判でジョンによって証言されたために有罪となり、終身刑となった。 おのろけ姫 声:並木のり子 TVSP第8弾「オドロキモモノキ島の大決戦」に登場した長。セクシーな容姿に仮面が特徴。オドロキモモノキ島に生息する怪獣オドロキモモノキヌッシー様を守り神として崇めている。美男美女のおのろけブラザーズとおのろけシスターズを従えており、ヌッシー様を捕らえようとする者達を妨害している。実はセクシーな体は着ぐるみであり、その正体は背の低い老婆(声:尾小平志津香)である。オドロキモモノキ島が寂れてしまった為、ヌッシー様をでっち上げて観光客を誘い込んで大儲けしようとしており、クレーン車の先に怪獣の頭を取り付けた偽物であった。真相を話した後、その事を知って激怒した両津に恐れて逃げ出した。なお、話のオチに砂漠の中から怪獣が登場するが、それがヌッシー様なのかは不明である。 ターミネーチャン 声:入絵加奈子 TVSP第10弾「湯けむりポロリ 2001年京都の旅」に登場した未来の地球を荒廃させた宇宙人であるドゥビダバ星人によって現代に送り込まれた液体金属型のロボット暗殺者。通常は外人女性の姿をしているが変身が可能で、人間だけでなく、モグラや木の桶、海パン刑事や旅館の仲居、シャチや攻撃ヘリにも変身が可能であり、また感情も有している。地球を復活させる可能性を持った抗体を持つ両津を抹殺するために送り込まれ、全裸の大原の状態で巨大化(全裸で現れたのは両津が温泉で「部長にはかなわない」と言ったことから自動的に「裸の部長にかなわない」と誤認したためであり、両津本人からは「24世紀のロボットは結構アホだな」と呆れられていた)し、両津を追い掛けつつも京都を蹂躙するが、弱点が火であることを両津に感づかれ、最後は街から山の中に誘い込まれて大文字焼き作戦で倒された。 春代(はるよ) 声:三原じゅん子 TVSP第12弾「レッツゴー長崎! 恋しぐれトラック姉ちゃん」に登場したトラックの運転手。父親が倒れたという知らせを受けてトラックで長崎に向かうが、その途中で長崎県警に呼び出された両津と本田に出逢い、トラックに乗せて長崎まで連れて行った。その後は父親に勘当されていたことを明かし、それでも両津のおかげで勘当が解かれた。その後、恋人の安倉健(やすくらけん、声:金子はりい)と結婚する。 真田 遥(さなだ はるか) 声:徳光由禾 真田幸村の子孫である忍者軍団の頭目で、金髪ロングヘアーの美人忍者。一見は落ち着いたような性格で、変装時はぶりっ子のような口調、頭目として登場した際は冷静な口調と普段から声色を使い分けたり、本田を人質に宝を渡すように要求したり、手下にすぐさま指示を下す等の冷静な対応を見せているが、一方では感情的になる一面もあり、出し抜かれると激昂して今までと一変するような荒々しい口調となって見境無く暴走する。また、両津から偽者の巻物を掴まされたり、剣術で背景ごと斬り過ぎて照明を頭に落としてしまったりとかなり間抜けなところがあるために両津にあきれられ、特に守銭奴なために性格がそっくりな両津をライバル視している。タンクトップにショートパンツという露出度の高いファッションで変装することもあり、その際に胸を強調するなどの色仕掛けもする(実際に同行していたボルボが鼻血を出している)。戦う際は日本刀を使用し、両津とマリアでも太刀打ちできないほどの実力を発揮する。周囲のものを一瞬で切り刻んだり、太い柱を簡単に一刀両断出来るほどの剣の腕前を持つ。得意技は分身の術で、自身を5人にすることができるばかりか、一万円札の分身(中には本物も交じっている)を作ってばら撒くこともできる。しかも非常に打たれ強い。TVSP13弾「両津VS忍者軍団! 裏江戸城黄金伝説」で初登場したが、最初は両津達に近付くためや宝を横取りするため(仲間のふりをして近づき、共に探すという形で宝を見つけたら山分けで手に入れようと計画する)に宝の在り処の一つが隠された元祖弁天神社の一人娘「弁天遥(べんてん はるか)」に成り済まし、彼らに接触した後はそのまま同行する(元祖弁天神社には実際に子供はいるが、娘ではなく息子であることが終盤に恵比寿によって明かされる)。その後、裏江戸城で両津に仲間を次々と倒された上に彼を追ってきたマリアが登場したことをきっかけに初めて正体を現すが、宝を両津と奪い合った挙句に城は水没し、直後に配下共々警察に逮捕された(警察の船に乗せられて連行される様子が小さく描かれている)。 その後は脱獄して第297話「檸檬、くノ一忍者になる」で再登場。西郷小金丸の屋敷の隣に忍者のテーマパークを開いて成功させる。霧隠独楽太蔵や猿飛佐助平の二人の他に新たに由利鎌子を手下に加えて両津達と忍者対決を行い、最後の一人として両津と戦うが、テーマパークの宣伝に利用するために忍者対決の様子をTV放映させたのが仇となってそれを見た警察によって居場所を知られ、対決の途中で警察に乗り込まれて追い詰められてしまう。他の手下達と共に逃走しようとしたが、両津によって阻止されてしまい、一味揃って再び逮捕された。 霧隠 独楽太蔵(きりがくれ こまったぞう) 声:側見民雄 真田十勇士の子孫で、真田遥の手下の一人。風船のガマを操り、またそのガマを使って津波を起こすことが出来る。また、再登場の際は風船ではなく本物のガマを操り、さらにはまきびしを使用する。やって来たドルフィン刑事とそのイルカ達を退けるが、ジェットバイクに乗った本田の突撃によってガマに穴を空けられてしまい、そのまま海に落下した。騒動終結後は遥や他の手下達と共に警察に逮捕されたが、後に脱獄する。その後、「檸檬、くノ一忍者になる」で再登場し、忍者対決で纏と戦って最初は追い詰めるが、檸檬から野球のヘルメットとバットを受け取った纏によって自分がばら撒いたまきびしを打ち返され、さらにはそのまきびしが刺さって暴れたガマが場外へと移動してしまったことで場外負けとなってしまう。敗北後は警察が駆け付けてきたために遥や他の手下達と共に逃走しようとしたが、両津によって阻止されてしまい、直後に再び逮捕される。 猿飛 佐助平(さるとび さすけべえ) 声:泉尚摯 真田十勇士の子孫で、真田遥の手下の一人。高齢だが凧を使って空を飛ぶことができ、忍者の道具を多彩に使いこなす。やって来た月光刑事を退けるが、凧を揚げる際に繋がっていたロープを両津に切られてしまい、そのままどこかへ飛んで行った。騒動終結後は遥や他の手下達と共に警察に逮捕されたが、後に脱獄する。その後、「檸檬、くノ一忍者になる」で再登場し、忍者対決で夏春都と戦って一度は追い詰めるが、直後に夏春都が握った寿司を食わされたことで隙を作ってしまい、そこを突いた春夏都にわさびが乗った寿司を食べさせられたために辛さの余りに自ら場外へと移動し、そのまま水に落ちて場外負けとなってしまう。敗北後は警察が駆け付けてきたために遥や他の手下達と共に逃走しようとしたが、両津によって阻止されてしまい、直後に再び逮捕される。 三好 不清海入道(みよし ふせいかいにゅうどう) 声:かねこはりい 真田十勇士の子孫で、真田遥の手下の一人。武器として金棒を操り、それに見合う巨体でどんな相手も圧倒する。やって来た海パン刑事を退け、続けて両津も倒そうとする。しかし両津を追ってジェットスキーで乱入してきたマリアにより吹き飛ばされ、そのまま壁に激突して気絶する。騒動終結後は遥や他の手下達と共に警察に逮捕されたが、その後の消息は不明である。 由利 鎌子(ゆり かまこ) 声:中尾友紀 第297話「檸檬、くノ一忍者になる」に登場。真田十勇士の子孫で、真田遥の手下の一人。独楽太蔵、佐助平、不清海とは異なり若い女性。「木の葉隠れ」という忍法で風を操り、その風でスカートをわざとはためかせて相手を油断させてから攻撃するという戦法を用いる。また、同じ手下の不甲斐無さを理解している面もあり、忍者対決で霧隠と猿飛の二人が敗北した際には悔しがる遥の横で苦笑いを浮かべていた。忍者対決で小金丸と戦うが、前述の戦法で小金丸の油断を誘って勝利する。その後、警察が駆け付けてきたために遥や他の手下達と共に逃走しようとしたが、両津によって阻止されてしまい、直後に警察に逮捕された。 世界ナンバーワンポリス決定戦出場者たち TVSP第15弾「世界ナンバーワンポリス決定戦!!」に登場した世界各国を代表する刑事達。特殊刑事課のメンバーほどではないものの全員個性的な格好をしているが、容姿に反して警察官としての能力は非常に高い。フェラーリ刑事 声:和田智 イタリア代表の刑事。F1レーサーのような格好をしており、フェラーリをパトカー代わりにしている。選手権第1回戦のパトカーを使用したレースでは優勝候補とされていたが、トラップで路面に撒かれたオイルに車がスリップして失格となる。 マンハッタン刑事 声:近藤孝行 アメリカ合衆国代表の刑事。ニューヨーク市警に所属し、アメコミに出てくるヒーローのようなコスチュームを身に纏っている。非常に傲慢かつ過激な性格で、1回戦のレースでは波打つ道路を攻略するためだけにバズーカで他の選手を巻き込む勢いで道路を破壊したり、2回戦の射撃対決ではFBIとNASAが極秘に共同開発したヘルメットと連動して標的を自動的に狙撃する最新式の銃を使用したりしており、そのことで両津や屯田署長からは「警官が銃を使うのではなく銃が警官を使っているようだ」「あくまで銃の腕前を競うものであり、銃の性能を競うものではない」と指摘されていた。最終的には彼の態度に腹を立てた両津が電極+に作らせたコンピュータウイルス内蔵の小型チップを銃に埋め込まれたことでデータを破壊され、さらにはパニックになってどこかへ走り去って行った。 ラーメン刑事 声:下崎紘史 中華人民共和国代表の刑事。ラーメンを食べることでパワーアップをすることができ、特にパワーアップ後は両津を圧倒するほどに強くなる。選手権第3回戦で両津の剣道に劣勢を強いられた際には事前に準備していたカップラーメンを食べたことで筋肉を肥大化させて彼を追い詰めるが、結局は本田の激励を受けてパワーアップした両津に敗北する。 サバンナ刑事 声:永野善一 ケニア代表の刑事。自然保護官の格好をしている。また、「自然を愛する刑事」と称されている通りにパトカーの代わりにダチョウ、拳銃の代わりに吹き矢を使用するが、そのような見た目に反して刑事としての能力は高く、選手権1回戦のレースではダチョウを巧みに操って道路に撒かれたオイルの隙間を走行し、2回戦の射撃では吹き矢を全て命中させていた(彼の他に2回戦で100点となったのは海パン刑事のみ)。3回戦での格闘技対決ではクロコダイル刑事に敗北する。 コサック刑事 ロシア連邦代表の刑事。選手権に出場した刑事の中では比較的普通の格好をしている。順調に選手権を勝ち進むも3回戦での格闘技対決では中川の助っ人 である左近寺に敗北する。 スコッチ刑事 声:西村仁 イギリス代表の刑事。常にバグパイプを演奏している刑事。選手権を勝ち進むも3回戦の格闘技対決では海パン刑事の局部を顔に押し当てられて(ゴールデン・クラッシュ)敗北した。 クロコダイル刑事 声:木内秀信 オーストラリア代表の刑事。助っ人としてカンガルー刑事(声:中村悠一)を引き連れ、準決勝では南極に現れたホッキョクグマをノックアウトするもペンギン型ロボットを見失ったことで失格となる。 上条 サクラ(かみじょう サクラ) 声:小原乃梨子 TVSP第16弾「爆走列車! 網走発東京行き! 両津VS拳法バァさん!」で登場した服役中のスリの老婆だが、正体は神宮寺組というヤクザ組織の会計係で、少林寺拳法の達人である。72歳。娘夫婦を事故で亡くしてからは孫の遊左と一緒に住んでいたが、親戚から仕事を咎められたことで親権を失ってしまう。その後は年に一度誕生日にだけ会うという約束をしていたが、それも打ち切られてしまい、以降は孫に会うことを望むようになる。その後、かつて神宮寺組の会計係だった際に組織の資金120億円を横領したことで神宮寺組から追われてしまい、さらには網走から東京へ向かう際に神宮寺組の追っ手に遭遇したが、最終的には両津と共に遊左の爆弾事件を阻止しようと奮戦して孫と再会を果たした。 上条 遊左(かみじょう ゆさ) 声:斎藤恭央、中川玲(幼少時代) TVSP第16弾に登場したサクラの孫。25歳。鉄道マニアとして活動しており、好きな車両は新幹線0系電車。サクラの娘夫婦である両親を亡くしてからはサクラに引き取られて暮らしていたが、彼女の仕事が原因でサクラと引き離され、親戚をたらい回しにされながら育つ。爆弾騒ぎを起こして秋葉原の0系ひかりを盗むために調査をしていた最中、偶然発見した大金を餌に宮原達と手を組むが、最終的には裏切られて殺されそうになったところを両津とサクラによって救われる。その後はサクラとの再会を果たしたが、直後に彼女に平手打ちをかまされて「爆弾騒ぎを起こした」と叱られた末、逮捕される。 宮原(みやはら) 声:楠大典 TVSP第16弾で登場した遊左と手を組んだ男。遊佐が0系ひかりを盗むための下調べの際に偶然見つけた大金を奪うために彼に協力する。終盤では遊佐を裏切って始末しようとするも両津やサクラによって部下共々倒されてしまい、直後に警察に逮捕される。 神宮寺 アヤノ(じんぐうじ アヤノ)、神宮寺 ヒナノ(じんぐうじ ヒナノ) 声:深見梨加(アヤノ)、井上喜久子(ヒナノ) TVSP第16弾で登場した神宮寺組の首領である双子の姉妹。コードネームはアヤノが「カシミール1」、ヒナノが「カシミール2」。上条サクラが持っていた風呂敷の中に入っていた自分達の恥ずかしい写真を取り返すために武装ヘリで両津達を追いかけ続けていたが、最終的には取り返す。 柏木(かしわぎ) 声:松澤重雄 TVSP第16弾に登場した本庁の若い警部。屯田によると本庁の将来を背負うと言われていながらも実際には爆弾事件の捜査で容疑者として東京中からマニアを集めるなどという的外れな指示を出したり、常に偉そうな態度を取っているために小町と奈緒子にも嫌われているが、一方では麗子や派出所の面々に活を入れられた際は仲間想いの姿に感動したり、サクラと遊左が再会を果たした時には涙を流すなどの涙もろい一面もある。また、かなり身長が低く、常に2人の部下を連れている。両津の救出方法を考えずに爆弾の解体を強行しようとしたが、それを反対した麗子から一喝され、更には派出所の面々の説得を受けたことで考えを改めて両津の救出に乗り出し、麗子たちのサポートを行う。 ダンデライオンサーカス団長 声:永野善一 TVSP第17弾「特殊刑事壊滅!? 檸檬と謎の盗賊団!」に登場した窃盗団。世界各国で1千億円以上のお宝しか盗まないことで知られており、また表向きは世界有数のサーカス団として活動しているために絶大な人気を誇るが、裏では飼育する動物達を奴隷のように扱っていた。また、サーカスのテントは非常時には複数のプロペラで飛行が可能な巨大な要塞にもなり、催眠術や空中ブランコなどのサーカスの曲芸や動物達を応用するという型破りな方法で各国の警察の厳重な警備網を潜り抜けて窃盗を行っていたために、これまで証拠は全く掴めなかった。偶然サーカスから逃げ出した小象(声:長浜満里子)を檸檬が保護したことで両津達と接点を持つようになり、数日後の深夜にテントに忍び込んだ檸檬と電極+に犯行のリハーサルを行う現場を見られたことで二人を監禁するが、これまで犯行が行われた現場の写真に必ずサーカスのテントらしきものが写っていることに気付いた両津によって正体を怪しまれてしまい、直後にテントに忍び込んだ両津や纏、電極スパークを拘束した。その後、日本にある1千億円以上の純金製の胸像を高層ビルから盗み出すことに成功し、後に脱出した両津と海パン刑事らに追い詰められたことでサーカスのテントを浮上させて逃走を図るが、直後に内部に侵入した(正確には月光刑事に無理矢理投げ飛ばされた)両津と揉み合いになって盗み出した胸像を基地の爆発で焼失した上にこれまで虐げてきた動物達にも襲われてしまい、最終的には逮捕された。 金満太郎 声:蓮岳大 TVSP第17弾「特殊刑事壊滅!? 檸檬と謎の盗賊団!」に登場したビルのオーナー。純金製の胸像を所有しており、ダンデライオンサーカス団に狙われた際には「罠を仕掛けているから大丈夫だ」という自信から特殊刑事課の警護を断ったが、結局はビルの窓とギャラリーの罠を破られて盗まれてしまう。ダンデライオンサーカス団壊滅後は焼失した胸像の責任を両津に追及した。 アンジェリーナ・ロペス 声:井上和香 TVSP第18弾「両津家三代、黄金郷への珍道中!」で登場したブラジルの少女。銃の扱いがうまいために敵が放った矢を正確に撃ち落とす、ウミノが銜えているパイプ及び予備のパイプを素早く撃ち抜く、遺跡の仕掛けで落ちてきた蛇の大群を早めに撃ったり、近接格闘を使うなどの格闘能力も高く、激昂すると大岩や黄金の像を持ち上げるほどの腕力を持っている。また、スタイルが良く、キターノと対峙した際に彼の挑戦に際して服を脱いで抜群のプロポーションを見せ付けていた。インカの黄金の都と呼ばれているエルドラドに行方不明になった父親を一緒に探しに行く仲間を探している途中でブラジルに旅行に来ていた両津や銀次、勘兵衛に出逢い、一緒に父親を探してほしいと頼む。その後、父親と再会は出来たものの、すっかり女好きになってしまった父親に激昂した。 アンジェリーナの父 声 - イジリー岡田 アンジェリーナの父親。幼いアンジェリーナと妻を残してエルドラドを探す旅に出かけるが、そこでエルドラドを発見してエルドラドの謎や遺跡の呪いを調査しているうちにエルドラドにいる女性達から王と崇められて彼女らに惚れてしまい、結局は女好きになってエルドラドに住み着いてしまう。その後、大人になったアンジェリーナと再会し、前述の理由から彼女の怒りを買ったり、遺跡の仕掛けでエルドラドの崩壊に巻き込まれそうになるが、最終的には脱出後にエルドラドの女性達が実は老婆であることを知らされて勘兵衛と共に老婆達に追いかけ回される。 エルドラドの三大守護神 TVSP第18弾「両津家三代、黄金郷への珍道中!」に登場したエルドラドの守護神であるキターノやウミノ、ケッコー&ピーナツコンビの4人の総称。全身や所有物、乗り物が金一色であることを除けば特殊刑事課の海パン刑事やドルフィン刑事、月光刑事や美茄子刑事と瓜二つで、性格はおろか弱点まで同じだったために両津からは本人ではないかと疑われていた。エルドラドを目指す両津らの前に現れるが、それぞれの弱点を突かれて倒された。ウミノ 声:赤星昇一郎 最初に両津達の前に現れた守護神。上記の通りにドルフィン刑事を金色にしただけの容姿をしており、愛用の小型潜水艦はおろか引き連れているイルカまで金色である。また、ドルフィン刑事はふんどしに「水上警察隊」と書かれているのに対して自身の場合は「?」となっており、またドルフィン刑事と同様にイルカにモーニング娘。の名前を付けているが、何頭かに辞められていた。パイプを破壊されるとイルカに指示が出せなくなるためにそのことを両津から聞いたアンジェリーナに予備のパイプごと破壊されて退散した。 ケッコー&ピーナツ 声:外波山文明(ケッコー)、山本満太(ピーナツ) 2番目に現れたエルドラドの守護神。2人合わせて1人という扱いで、また月光刑事と美茄子刑事を金色にしただけでなく、搭乗している月光や変身時のラジカセまで金色となっている。また、変身までの過程や決めセリフまで同じである。両津と交戦した際にケッコーはキル・ビルの女主人公に変身したが、両津と揉み合ううちに月光の翼まで切り裂いてしまい、そのまま墜落した。 キターノ 声:荒川亮 最後に現れたエルドラドの守護神。海パン刑事と瓜二つで、全身以外にもネクタイや海パン、拳銃までが金一色であるが、海パンの「きたの」の部分には「?」が描かれている。格闘能力が高く、その実力はアンジェリーナと互角に戦えるほどである。両津から海パン刑事の弱点(ネクタイを取られると恥ずかしくなる)を聞いたアンジェリーナにネクタイを奪われ、恥ずかしさのあまりに敗走した。 KURUMI(くるみ) 声:さとう珠緒 TVSP第19弾「両津VS泣き虫アイドル!? 日本一周大すごろくゲーム!!」で登場した眼鏡を掛けた新人アイドル。些細なことですぐに泣いてしまうために「泣き虫アイドル」と呼ばれており、また語尾に「○○です〜」を付け、「くーるくるくーるくるKURUMIですー」が決めゼリフである。すごろくゲームの番組で両津や大原と同じチームになり、泣き虫故の行動で二人を振り回すが、最終的にはいざこざを乗り越えて泣き虫を卒業することを誓った。 サファイア姫 声:和希沙也 TVSP第20弾「両さんと忠犬ラッキー物語 〜亀有大包囲網をかわせ!!〜」で登場した迷子になった犬のハッピーの飼い主。両津と同じく眉毛が繋がっており、形も同じである。ハッピーを探しており、後にハッピーと再会した際に両津に懐く姿を見たことで泣く泣く手放そうとしたが、前述の事から両津と自身を見間違えていた事が判明し、最終的には自身に戻ってきたハッピーを抱きかかえて去って行った。 ジーニアス 声:内藤玲 TVSP第22弾「両津の浅草リニューアル大作戦!!〜あぁ 思い出の花やしき〜」に登場した中川グループが新採用したスーパーコンピューター。ねじり鉢巻をした巨大なタコのような外観をしており、コンピューターでありながらも自らの意思を持ち、関西弁で他人との会話も可能で、防衛機能として電撃を放ったり手にする巨大なハリセンで攻撃を行う。自称「大阪商人」で両津以上に金に汚いどころか金儲け以外は眼中に無く、人間のことも「金儲けに親も子も思い出もない」「これだから人間はあかん」「たかが人間」と見下したり強制排除しようとするなど非常に傲慢である。花やしきを解体して巨大なハイテクタワーを建設するプロジェクトを推奨し、それを実現させるために金のためなら何でもする両津をタワーのテナント料3割を餌にプロジェクト責任者に指名したが、しばらくは両津の動向を静観する。その後、両津が銀次に「この遊園地にはいろんな恩恵があったんだ!」と肩を抱かれて諭されて改心すると、強引に無線で重機を制御して花やしきの解体を行おうとするが、この行為に激昂してビルのコンピューター室にプロジェクトの中止を宣告しに来た両津の頭突きを受けてCPUが故障し、挙句の果てに「ほな、さいならー!」と自爆した。 また、両津は次期総裁としてつけ払いで飲食したり、観覧車を暴走させて東京タワー、万里の長城、ピラミッド、ジャングルを破壊するなどトラブルを起こし、修理代や飲食代を請求された。 シートン 声:平田広明、伊藤実華(小学生時代) 両津の小学校時代の同級生。実家が動物病院を経営しており、また本名が椎名ということや動物に詳しいことから「シートン」というあだ名で呼ばれている。また、鯨などを静止させるオカリナを小学校から現在まで持ち続けている。いつも白鯨がいると言っていたために他の男子児童にいじめられていたが、後に三バカトリオに助けられたことで意気投合し、直後に勝鬨橋で白鯨を目撃したことで自分達の夢を誓った。その後は動物博士となり、研究の末にジャングルの奥地で新種の哺乳類を発見するが、学説が覆されることを恐れた学会から嘘つき呼ばわりされ、更には学会から追放されてしまう。その後、「Dr.ライアー」という名のマッドサイエンティストと化して世界中の珍しい動物を独占するための人工島「エターナル・アイランド」を作ったが、最終的には檸檬や両津の行動により改心する。 土呂 左門(とろ さもん) 声:泉谷しげる(ゲスト出演) TVSP第24弾「両さんの寿司食いねえ!〜頂上マグロ対決!!〜」に登場した超神田寿司の元一番弟子。寿司職人としての腕は有能で、夏春都や檸檬からも認められている。また、現在は独立しており、一人娘のわさびと共に「超秋葉原寿司」を営んでいる。2年前にテレビの企画で味見の鉄人と呼ばれる食通の久井道楽との味比べ勝負を行ったが、入院中の妻の見舞いの帰りに車が故障したことで包丁を研ぐ時間が無かったために勝負のお題である天然の黒マグロを捌く際にマグロの細胞を潰してしまい、直後に妻も他界したことで自信を失くし、現在はわさびに店を任せきりにして酒浸りの生活を送るようになる。その後は偶然両津と出会ったことで店の売り上げは改善するが、夏春都から娘の腕の未熟さを指摘されてしまい、さらには夏春都から久井道楽との勝負に超神田の板長として出場することを依頼される。一度はその場から姿を消してしまうが、後に両津の叱責で立ち直り、包丁さばきで勝利した。 土呂 わさび 声:時東ぁみ(ゲスト出演) 左門の一人娘。かつては父親と共に超秋葉原店を営んでいたが、母が他界してからは酒浸りの父に代わって一人で店を切り盛りしている。また、父のことは慕っており、また以前のような寿司職人に戻ってほしいと願っているが、自身も両津が認めるほどの職人としてのいい腕を持っている。夏春都から「まだまだ未熟」と指摘されたことで一度は落ち込むも両津に励まされて立ち直り、さらには左門が久井道楽との勝負で完全に自信を取り戻したことで再び二人で店を切り盛りすることになる。 久井 道楽(くい どうらく) 声:小村哲生 「味見の鉄人」と呼ばれる食通の男性。テレビ番組の企画で訪れた店で味比べを行うことで知られており、またかなりの大柄であるために超神田寿司に入る際には入り口の天井に額をぶつけていた。また、評論家のような偉そうな口調だが、料理人の調理する姿や出された品の食感から包丁の切れ味、食材の状態などを正確に言い当てるなどの「味見の鉄人」と呼ばれるに相応しい高い観察力と味覚を持っている。2年前に「超秋葉原寿司」にて味比べを行い、土呂左門が包丁を研ぐことを怠ったことやそれにより切れ味が悪くなってマグロの細胞を潰してしまっていることを指摘したが、後に超神田寿司との味比べ対決で超神田側の板長として出場した左門のマグロを食べたことでその味を認めた。なお、両津はマグロ運搬の際に美術品を壊したり、結婚式を台無しにするなど事故を起こし損害賠償請求を受けた。 浦島 亀次郎(うらしま かめじろう) 声:末吉司弥 TVSP第25弾「ワシと俺!?〜ぼくらは浅草少年探偵団!〜」で登場した1960年代、巡査時代の大原に逮捕された指名手配犯。後にその時代にタイムスリップしてきた両津が割り込んだことによって取り逃したことになり、結果として両津が現代に戻った時には国際指名手配犯である闇のシンジケートのボスになる。その後、現代の大原に後一歩のところまで追いつめられ、それでも大原に大怪我を負わせて逃げたが、再びタイムスリップしてきた両津や巡査時代の大原、少年時代の両津や中川、麗子や本田、左近寺やボルボ、豚平や珍吉の活躍によって再び逮捕された。 インチキプロデューサー・ぬかりや商事社長 TVSP第26弾「目指せ亀有スーパースター!〜両津流アイドルへの道〜」にて登場したプロデューサー。両津のタレント才能を見出し、両津のタレント活動を支援したが、最終的には両津にギャラを渡す前に夜逃げしてしまう。この新聞を見た大原は、「あちこち騙してお金をかき集めた挙句とんずらか。当然映画は中止。お前は今日から無職だ。」と言っていた。
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