マスコットキャラクター
マスコット
(マスコットキャラクター から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/10 17:30 UTC 版)
|
|
この記事には複数の問題があります。
|
マスコット(フランス語: mascotte、英語: mascot)とは、幸運をもたらすお守りとして身近に置いておく人形や小動物などのこと。団体やイベントなどのシンボルとなるキャラクターのことを指す場合が多い[1]。
語源
英語の"mascot"の語源ははっきりしないが、この言葉が広く使われるようになったのは19世紀のオペレッタ(喜歌劇)作品の影響が大きいので、まずはこの19世紀の出来事から解説し、そこから古い時代へと遡る形で説明を試みる。
1880年、フランスの作曲家エドモンド・オードラン制作のオペレッタ「マスコット("La Mascotte")」が公開された。オードランが生きた時代、フランスの方言には"mascotte"という言葉があり、これには「魔法使いの魔術」、「親身になってくれる妖精」、「幸運をもたらすもの」などという意味があった。この「マスコット」は翌1881年、かなりトーンダウンした形で英語圏で上演され、冒頭で述べたような意味・用法が広まったのであった [2]。
前述のフランス語方言"mascotte"の起源は、おそらくプロバンス語の"mascot"(「魔法使い」や「おまじない」の意)である。ナルボンヌの1233年の写本では、"mascoto"は、「女性からの誘惑」、「賭けごとにおける魔法」などの意味で使われている[2]。この"mascoto"の語源は、"masco"(「魔法使い」の意)であり、その起源をさらに辿ると、古プロバンス語の"masca"、そして中世ラテン語の"masca"(「顔をかくすもの」、「幽霊」の意)に行き着くのではないかと考えられている[要出典]。
マスコットの種類
スポーツマスコット
アメリカ合衆国では、大学やプロのスポーツチームがしばしばそのマスコットによって識別される。最初期のスポーツマスコットのひとつとして、1908年のシカゴ・カブスがある [3]。
ミリタリーマスコット
軍事におけるマスコットは、アメリカ軍やイギリス軍を始めとする軍隊組織に古くから普及していた。アメリカ海兵隊のエンブレムに描かれているハクトウワシやブルドッグ等はよく知られた例である。また、イギリス軍の連隊の多くはそれぞれの生きた動物をマスコットにしており、ヤギのウィリアム・ウィンザーなどのマスコットをパレードの際にひきつれて歩く光景がよく見られる。
スペイン外人部隊の各隊もヤギをマスコットにして、パレードや式典に帯同させている。ノルウェー軍の中のノルウェー郷土防衛隊の楽隊は、イギリススコットランドのエディンバラを訪問する際に「ニルス・オーラヴ」という名前のキングペンギンを連れている。
ミリタリーマスコットが実際に従軍した事例としては、「不沈のサム」や「サイモン」など各国海軍の船乗り猫や、ポーランド軍のヴォイテクなどが知られている[要出典]。
企業・団体などのマスコット
企業のブランドを象徴した企業マスコットや、地方自治体のつくるゆるキャラ、ご当地キャラなどがある。これらは、その企業・団体を広く親しんでもらい、ファンを獲得することが目的としている。
日本では21世紀に入ってから、地方公共団体のマスコットキャラクターが多く生み出されるようになった。批評家の東浩紀は2000年、「政府や社会、いわゆる大文字の制度の存在感がどんどん衰える、というのはポストモダン化の必然的な過程なわけですが、九〇年代の日本におけるキャラクター文化の背景にはそういう社会的要因があると思います。今後は、各省庁のマスコットキャラが続々と出てくることになるんじゃないですか」と予想した [4]。
その他のマスコット
- イギリスやアメリカでは大学や高校さらには中学校には「スクールマスコット」が定められている学校がある。
- 自動車のラジエーターグリルの上やボンネットの先端に付けられたものは「フードマスコット」とも呼ばれる。
- 近年では、個人のウェブサイトにおいても、マスコットが存在するケースがある。
- また鞄等に付けるミニサイズのぬいぐるみ(マスコット人形)もマスコットと呼ばれる[要出典]。
-
ハクトウワシをマスコットとするアメリカ合衆国大統領の紋章。
問題点
民族をモチーフとしたマスコットはしばしば論争の種になる。例えば、米国イリノイ大学の「Fighting Illinois(戦うイリノイ族:イリノイ州の語源となったネイティブ・アメリカン)」のマスコットは、人種・ポリティカル・コレクトネス問題の観点から問題視された。またアルフレッド大学のサクソン人の騎士を模したマスコットは、サクソン人の優越を示すものとして抗議を受けた。
日本ではタバコや酒などにマスコットやキャラクターを用いることは控えられている。未成年に対して影響があるとの主張を受けてしばしば販売者側と日本アルコール問題連絡協議会などの間で問題となっている。近年の例ではサッポロビールのドン・シボリオーネ(『サッポロ生搾り』のCMに登場する犬型のパペット)などが挙げられる[要出典]。
脚注
出典
- ^ 『デジタル大辞泉』(2016年4月更新版)小学館、2016年4月。
- ^ a b “mascot” (英語). Online Etymology Dictionary. 2011年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月17日閲覧。
- ^ Brown, David (2012年1月27日). “Photo: 1908 Cubs protect their mascot’s back”. Yahoo! Sports
- ^ 東浩紀 見えるもの/見えないものの対立軸では、もはや世界は見えなくなっている
関連項目
マスコットキャラクター (ビバリーくん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 07:37 UTC 版)
「モリタ (歯科医療)」の記事における「マスコットキャラクター (ビバリーくん)」の解説
モリタが運営する有料会員組織「モリタ友の会」のマスコットキャラクター。モチーフは、歯が丈夫なビーバー。妹の名前は、ビバティーちゃん。 会員向けの提供品に登場し、これまで、ビバリーくんシール、ビバリーくんボールペン、ビバリーくんストラップ、ビバリーくん絵本、おしゃべりビバリーくん(ぬいぐるみ)、ビバリーくんパペットなどがある。また、2014年近畿デンタルショーのモリタブースで、着ぐるみビバリーくんも登場し、ライオンちゃんとの共演も果たす。公式サイトでは、ビバリーくんのフリーイラスト素材集をダウンロードできるサービスも提供。なお、現在のビバリーくんは二代目で、初代は、よりビーバーに近いフォルムのキャラクターであった。
※この「マスコットキャラクター (ビバリーくん)」の解説は、「モリタ (歯科医療)」の解説の一部です。
「マスコットキャラクター (ビバリーくん)」を含む「モリタ (歯科医療)」の記事については、「モリタ (歯科医療)」の概要を参照ください。
「マスコットキャラクター」の例文・使い方・用例・文例
- その機関車はオコジョをマスコットキャラクターにしている。
- マスコットキャラクターの「ハナマル君」は、「引退」と称して来期から廃止します。
- ゆるキャラとは,特定の自治体がその地域の特産品や観光を宣伝するために発案したマスコットキャラクターである。
- グランプリは愛媛県今(いま)治(ばり)市(し)のマスコットキャラクター,バリィさんに贈られた。
- 国内外から計865のマスコットキャラクターがそのコンテストにエントリーした。
- 熊本県の公式マスコットキャラクター「くまモン」の人気がますます高まっている。
- 3月31日,岐阜市・柳(やな)ヶ(が)瀬(せ)商店街のマスコットキャラクター「やなな」が人気絶頂のまま引退した。
- 全国各地から大勢の人々とマスコットキャラクターがやななにさよならを言うために集まった。
- 7月11日,熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」が英国にあるBMW社のMini(ミニ)のオックスフォード工場を訪れた。
- 「ゆるキャラ」とは地方自治体や団体が地域やビジネスの活性化のために生み出したマスコットキャラクターのことである。
- 計1580体のマスコットキャラクターがこのコンテストに参加した。
- 市(し)場(じょう)調査会社の日本リサーチセンターが,各地のマスコットキャラクター「ゆるキャラ」の認知度調査の結果を発表した。
- 10月30日,熊本県は県の公式マスコットキャラクターであるくまモンを売りにした10年償還の公債を発行する。
- 11月3日,ゆるキャラグランプリというマスコットキャラクターコンテストの2014年の表彰式が,愛知県常(とこ)滑(なめ)市(し)の中部国際空港セントレアで行われた。
- マスコットキャラクターのコンテスト「ゆるキャラグランプリ」が,今年は11月21日から23日まで静岡県浜(はま)松(まつ)市(し)で開催された。
- 同イベントの6年の歴史の中で最多となる,計1727体のマスコットキャラクターがこのコンテストに参加した。
- 3か月間にわたって行われたインターネット投票では,愛媛県のマスコットキャラクター「みきゃん」が票を最も多く集めた。
- 児童たちは,熊本県の公式マスコットキャラクター「くまモン」が来ると聞いていた。
- マスコットキャラクターのコンテスト「ゆるキャラグランプリ2016」が,11月5日と6日に愛媛県松(まつ)山(やま)市(し)で開催された。
- マスコットキャラクターのページへのリンク
