エネルギー・物質関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 23:21 UTC 版)
「バンプレストオリジナルの用語一覧」の記事における「エネルギー・物質関連」の解説
EOT (Extra-Over Technology) α / OG……Extra Over Technologyの略称。地球以外に起源を持つ超技術を指す。『α』では主に墜落したマクロスより得られたものが多い。由来は同じくマクロスに登場したOTM。αシリーズでは「イオト」、OGシリーズではそのまま「イーオーティー」と読む。OGシリーズではメテオ3から得られ、PTの開発、テスラ・ドライブの改良、VG合金、AMシーブズなど多くの恩恵をもたらした。EOTはEOT特別審議会の管理下に置かれており、技術利用は軍事部門のみに限られていた(EOT特別審議会崩壊後はどうなっているか不明)。なおEOTは理論が確立していないオーバーテクノロジーにのみ用いられる言葉であり、解析が完了したものは通常の技術として扱われる。 現在OG世界の地球には、メテオ3やネビーイームによるバルマー系(ゼ・バルマリィ帝国)、ゾガル(ゲスト)よりもたらされたゾヴォーク系(インスペクター〈ウォルガ〉、ゲスト〈ゾガル〉、ゴライクンル等)、修羅界を通じてもたらされたソーディアン系(ラディ・エス・ラディウス4)の3系統のEOTが存在している。特にソーディアンからは、OGにて初めて転移技術の実物入手(一応それ以前にシャドウミラーのシステムXNと次元転移を起こしうるエクサランスの時流エンジンが入手されたが、システムXNはギリアムが破壊、時流エンジンの転移は暴走時の不測の現象であり、タイムスリップを起こしてしまう危険性もある事から解体、データも消去された)に成功している。他、EOTの定義からは外れるが解明されていない超技術として、超機人・妖機人、クロスゲート、ナシム・ガンエデン(太古のバルマー系)といったオーパーツや地底世界ラ・ギアスの錬金術、平行宇宙の技術(シャドウミラー、修羅神、コンパチカイザー)といった物も存在する。 DEC(ディメンション・エナジー・クリスタル) Zシリーズ……次元力を汲み上げエネルギーとする触媒となるレアメタル。次元結晶とも呼ばれる。数年前にリモネシア共和国で発見された非常に希少な物質であり、高額で取引されている。別次元からエネルギーを取り出す超次元エネルギー工学の研究に不可欠であり、他国では産出されないため、リモネシアにとって独立を維持するための重要物資であったが、破界篇の時点で既に枯渇の危機に瀕していた。性質は『マクロスF』に登場するフォールドクォーツと酷似しているが、同一の物質ではないとのこと。インサラウム勢力のアダモン級にも搭載されている。また、第3次Zで入手できるZチップは高純度のDECのようなものであるらしく、次元修復時にはGN粒子、フォールドクォーツ、ZONEと共に世界中の人々の意思を繋いだ。 オリハルコニウム オルゴン サイトロン フューリーの技術の根幹を成す粒子。機動戦艦ナデシコにおけるレトロスペクトの同種らしく、フィールド内のサイトロンを凍結することで時間そのものを停止させてしまう「ラースエイレム」が実装化されている。 境界の力 BX……ファルセイバーの力の源となる謎の無限エネルギー。ここでは境界と守護点についても記述する。 その正体は太古よりもさらに古い時代に勃発した「異世界大戦」という並行世界全土を巻き込んだ次元間戦争の最中、争いを憂えた当時の賢人達によって作られたものである。 賢人達が争いを収めるために取った方法は、世界間の繋がりを断絶するためのフィールドを形成するというもので、このフィールドが「境界」と呼ばれている。いわばこれは世界を隔てる壁であり、これを形成するエネルギーが境界の力、それを維持するために造り出されたシステムの管理者「次元の守人」がファルセイバーである。 ファルセイバー共々、生み出された場所は全並行世界の中心に位置する世界であり、それがBX本編の舞台である「終にして始まりの地」である。 境界の形成によって異世界大戦は終結したものの、まだ戦争を止めていなかった世界が「始まりの地」を経由することで次元移動を行い戦闘を続行したため、「始まりの地」そのものが戦場となってしまった。これが本編の3万年前に発生したミケーネとの戦争であり、この戦いで守人であるグリッターファルセイバーは四つの至宝に分かれ維持管理能力を喪失。緊急措置として古代人最後の一人であるユキの肉体に「記憶の至宝」と共に境界の力を継承し、自身はユキの守護者として続投することとなった。 ユキが力を継承した後は彼女共々休眠していたが、奇械島で重力炉の暴走による重力崩壊が発生しかけた(発生そのものはデスカプリース隊により阻止されている)衝撃で境界の組成が崩れ網目状となり、その隙間をくぐりデストルークやジャーク帝国、バイストン・ウェルのオーラバトラー達が襲来することとなった。しかし、存在規模の大きな者は転移が出来ないため、バルギアスや暗黒大将軍、皇帝ワルーサは回りくどい手段を取らざるを得なくなっている。さらに一方通行で「始まりの地」へ来ることしか出来ないため、全世界の破壊を目論むバルギアスは自在な行き来のために境界の力を狙っている。 ユキの肉体は現在「記憶の至宝」と本人の魂を核に境界の力がその姿を形成した状態であり、人の姿を維持しているのが四つの守護点である。これは地球の東京、火星の極冠遺跡近辺、惑星アーストの無重力の谷、ELSの母星に一つずつ存在していたが、ELSの星のものは寿命で星が消滅したためにもろとも消滅、アーストのものは魔王ジークジオンの封印に使われていたため呪術師ビグザムによって破壊、火星と地球のものはディボーティーによって破壊され、境界の力はバルギアスへと奪われることになってしまった。最終的にはデストルークの世界においてバルギアスが打倒されたことで奪回されるが、半分はバルギアスに奪われたまま消滅してしまったため、境界の維持をグリッターファルセイバーが担当、その核となる「生命の至宝」をユキに与えて蘇生し、その子へと受け継がれていくことになった。なお、ジスペルが姿を現した場合には彼がバルギアスを倒して境界の力を完全な形で回収、ユキに返還している。ジスペルの打倒後、四つの至宝は再びグリッターファルセイバーに集い、ユキは普通の人間に戻ることになった。 次元力 Zシリーズ…… Zシリーズの物語中核の一つとなっている。次元や時空をも操ることができるとされるエネルギー(場合によってはエネルギーとすら言えない)で、正式な名前は「オリジン・ロー」。「大いなる力」とも言われており、手に入れた者は太極に到達し、この世の全てを制するとされている。複数の並行世界に跨って影響を及ぼし、太極の意志、そしてスフィアの所有者(ジ・エーデルはカオス・レムレースを介して)がこれを使うことができる。また、アサキムも限定的ながら使用可能。『Z』の設定では、太極の意志によって使用される場合は世界のリセットの際である。これを行うか否かは「使者」によって決められ、本編ではエンジェルがそれを担当した。リセットが決定された場合、その具現としてメガデウス「ザ・ビッグ」の軍団が出現し、世界を破壊する。黒歴史エンドに進んだ場合、これを垣間見ることができる。 その正体は、恒星に由来する破壊と再生を司るエネルギー。星の瞬きとはすなわち次元力の輝きである。また、この世界観において地球は、太陽に由来する次元力を集約する特殊な場であり、そこから見ると、オリジン・ローの流れは天を廻っているように見えるという。中でも太陽の通り道である黄道十二星座(を構成する恒星)は強い次元力を持ち、由来する次元力を引き出す鍵が存在し、それがスフィアである。 現在の技術では無限動力としての使用が限界だが、スフィア・リアクターはさらに、次元力の本来の作用である事象の制御を行うことが出来る。 スフィア Zシリーズ…… Zシリーズの物語中核の一つとなっている謎の存在。アサキムが捜し求める謎の物体である。物体・エネルギーの差こそあれ、基本的に緑色の球体であるらしい。本来あらゆる並行世界にそれぞれ1つしか存在しないが、大時空震動により様々な並行世界が融合した『Z』の世界には同時に複数存在している。 全部で12個存在し、それぞれに対応する黄道十二星座の名称がある。全てが何らかの機動兵器と共にあるらしい(例えばスフィアの一つ「偽りの“黒羊”」は元々オーパーツとして研究されていたが、共鳴したアイムを操り、アリエティスを建造・組み込みを行わせている)。 それぞれ属性として特定の「意志」を司っており、合致する「意志」の持ち主をリアクターとして目覚める。また、これらのリアクターは「(星宮の守護天使名)・ザ・(共鳴条件)」という洗礼名を持つ。 内訳はバルゴラの「悲しみの“乙女”」、ガンレオンの「傷だらけの“獅子”」、ブラスタ→リ・ブラスタの「揺れる“天秤”」、アリエティスの「偽りの“黒羊”」、ジ・インサーの「尽きぬ“水瓶”」、ジェミニオン・レイの「いがみ合う“双子”」、尸逝天の「沈黙の“巨蟹”」、プレイアデス・タウラの「欲深な“金牛”」、ガン・アーレスの「怨嗟の“魔蠍”」、アウストラリウスが所有する「立ち上がる“射手”」、アサキムの所有する「知りたがる“山羊”」と「夢見る“双魚”」である。 スフィア同士にはその属性に応じた相性があり、己の意思を貫徹する「揺れる“天秤”」と己を省みない慈愛を力とする「尽きぬ“水瓶”」は相性が良く、嘘を暴く「知りたがる“山羊”」は嘘を力の根源とする「偽りの“黒羊”」にとって最も相性の悪いスフィアであるが、その「偽りの“黒羊”」は嘘をつく、つまり己の意志を偽ることで力を得るため、自分の感情に向き合ってその衝突を力とする「いがみ合う“双子”」を無力化できる。ただし、これは両者の力が拮抗している場合に意味があり、力の差があると良い相性でも共鳴せず、悪い相性でも優位に立てない。 特定の感情・行為に反応して能力を発揮し、力を使うとスフィアが光り輝き、独特の共鳴音を発する。対応する星座が宿す次元力を引き出すための鍵であり、共鳴が進むと「黒の英知」に触れることも可能となる。 その正体はかつて惑星エス・テランで作り出された、次元力制御システムである人造神「至高神ソル」が自我に目覚め、「御使い」の行動を戒め己の存在への悔悟から自分を破壊した際に「黒の英知」と共に生まれた12の断片。スフィアの一つ一つがソルの感情を司る存在である。 OGシリーズ……OG世界にもそれらしき物体があるらしく、「十二の鍵を集め、至高天を目指す」目的があったことをダークブレインが明かしている。ギリアムも過去に同じ目的を持っていたらしい。牡羊座 「偽りの黒羊」のスフィアとしてアイム・ライアードが所持。アリエティスで運用されている。 「嘘」によって覚醒・活性化する(劇中ではルルーシュやスザクの「嘘」に反応して因子を高めていた)。故にリアクターは力を引き出すために息をするように嘘を吐き続けなければならない。反作用は言語の混乱。感情が高ぶると喋る内容が意味の通らない言葉の羅列となり、同調が極度に進むと文字化けのようなセリフになってしまう。その本質は「真実と虚偽の境界の喪失」であり、喋る言葉は嘘か真実なのか判別不能となり、己の死という真実すら偽りにし、虚構の自分を実体として存在させることができる。 このスフィアは元々はアイムのいた世界で発掘されたオーパーツであったが、共鳴前から確固たる意志を持っており、経歴を詐称してオーパーツ解析チームに入ったものの思うように結果が出せず、進退窮まっていたアイムの意志を取り込んで意のままに動かし、器となるアリエティスを作らせた経緯を持つ。相反する感情を嘘で制御することにより「いがみ合う双子」を無力化できるが、これは通常のスフィアとしての相性であり「いがみ合う双子」が真のサード・ステージに至っていた場合はスフィアを制御する力により、逆に無力化されてしまう。 特殊能力としてのスフィア・アクトの効果は不明(破界篇・再世篇には存在しない能力のため)。疑似スフィアの能力は気力140以上で10マス以内にいるユニットの照準値を低下させる。 牡牛座 「欲深な金牛」のスフィアとしてストラウスことエルーナルーナ・バーンストラウスが所持。プレイアデス・タウラで運用されている。 「欲望」によって活性化する。エルーナルーナの場合は戦闘に対する欲求で活性化している。崩壊の条件もまた単純で、欲求がなくなったところで無力化する。 スフィア・アクトは他者の力を奪い取ること。ゆえに、「奪われる痛みに耐える」ことが力となる「傷だらけの獅子」と相性が良い。特殊能力としての能力はフェイズ開始時に自分から10マス以内にいるユニットのENを40減少させる(疑似スフィアも同じ)。 双子座 「いがみ合う双子」のスフィアとしてヒビキ・カミシロが所持。ジェニオン・ガイで運用されている。元々はガドライト・メオンサムが所持し、ジェミニアで運用されていたが、時獄戦役末期にヒビキに奪取された。 「相反する感情」によって覚醒・活性化する。ガドライトの場合は故郷を失った憤怒と無力への諦観、ヒビキは運命に屈する絶望と運命に抗う希望が力を引き出す鍵となっている。ガドライトは「サード・ステージ」に移行したリアクターであり、「表に出る感情を反転させる」力でスペースノイド・アースノイドの対立をあおり、開戦へと仕向けていた。 ガドライトが反作用を受けていなかったため、サード・ステージに入ると反作用がなくなると考えられていたが、実際には「精神破壊」という反作用が存在した。「いがみ合う双子」の力を強く引き出すには相反する感情をより強める必要があるのだが、どちらかを選ぶと力が使えないのに対し、どちらも選べないという迷いの状況に陥ると、感情の振れ幅がゼロになる、つまり立ち往生の状態になって精神が破壊されてしまう。ヒビキはバルビエルとの闘いにおいて究極の選択を強いられた結果、希望に頼れず絶望にも堕ちられない板挟みになり、人格が崩壊してしまった。ガドライトが反作用を受けていなかったのは、最初からこの領域に挑まなかった、つまり反作用を受けるべき状況になかったためである。 真の力を引き出すには、相反する感情の衝突ではなく、相反する感情を両立させ、その上でそれを乗り越えることが必要。いわば、プラスとマイナスの狭間から抜け出し、それを外から己がものとすることが必要となる。これは、元々相反する感情を司っている他のスフィアを統合する能力が原因。 なお、このスフィアは感情のバランスが崩れると制御が利かなくなり停止してしまう。また、相反する二つの感情を意志によって制御する、つまり嘘をつかさどる「偽りの黒羊」との相性は最悪。 後に明かされた真実によれば、「いがみ合う双子」は12のスフィアの核となる存在であり、スフィアそれぞれが司る感情を統合・制御する役割を持っている。ガドライトが至ったのは通常のスフィアとしてのサード・ステージであり、真のサード・ステージに至った場合のスフィア・アクトは「霊子とのシンクロ」。生命は元より、物質からエネルギーまで、宇宙の全てに宿る意志たる霊子と人間を同調させ、真化融合を擬似的に起こす。他のスフィアへ干渉し、制御することも可能であり、本来なら最悪の相性である「偽りの黒羊」すら無力化することができる。特殊能力としての能力は複数存在し、ガドライトが持っているジェミニアの能力は「気力130以上でフェイズ開始時に全ての敵パイロットの気力が3減少する」、ジェミニオン・レイの場合は「気力150以上で全自軍パイロットの技量が10上がる」。疑似スフィアの場合、ジェミニアの能力の効果範囲が自機から10マス以内に減少し必要気力が140になる。 リアクターの洗礼名は「アムブリエル・ジ・オーバーライザー」。 蟹座 「沈黙の巨蟹(ちんもくのきょかい)」のスフィアとして尸空が所持。尸逝天で運用されている。 「虚無」によって覚醒・活性化。 虚無とは人間の持つ要素のうち、表に決して出て来ない「死」の体現であり、「太虚」と呼ばれる、「消えようとする力」の因子が必要となる。ゆえに、生きている人間ではこのスフィアを発動させることは決して出来ず、かと言って死者にも不可能である。 生きながら太虚の因子を持つ死者の魂の導き手、すなわち「鬼宿」の一族のみがこのスフィアのリアクターとなり得る。そのため、揺ぎ無い意志によって「生きようとする力」を励起し、「生きている」ことを体現する「揺れる天秤」のスフィア・アクトを受けると虚無が乱され、力が崩壊してしまう。 スフィア・アクトはその虚無により、他者の情動を凍結させること。尸空もまた「サード・ステージ」に移行したリアクターであり、この力でZ-BLUEの精神の高揚を抑圧していた。特殊能力としては気力130以上(天獄篇では140以上)で、自機から10マス以内にいるユニットはSPの回復ができなくなる。パイロットの技能はおろか強化パーツや歌による回復も不可能になる。疑似スフィアも同一。 至高神ソルの「死への衝動」を司っており、かつて至高神ソルが自ら死を選ぶことができたのも、このスフィアの感情があったからこそである。 リアクターの洗礼名は「ムリエル・ザ・ゲート」。 獅子座 「傷だらけの獅子」のスフィアとしてランド・トラビスが所持。ガンレオンで運用されている。 「痛み」の叫びによって覚醒、「忍耐」によって活性化し、力を使う度に反作用でランドの体に負荷がかかるというリスクがある。スフィアの力を使うと想像を絶する耐え難い激痛(ランド並みの肉体と精神で何とか耐えられるほど)を与えるが、一過性のもので、次元力を使わなければ何も起こらない。これに耐えられず悲鳴を上げてしまうと、次元力が暴走して時空振動を引き起こしてしまう危険性をはらむ。他のスフィアと違い特殊な状態にあり、ガンレオンとセットで時空間を彷徨っていたり、メールが死亡した際、ガンレオンから抜け出して融合し、本来とは逆に命を吹き込んで蘇生させた(ただし、身体の成長は停止している)。このためか本来共鳴者ではないメールの意思によってスフィアの力が解放されるようになり(逆にリアクターであるランドの方はスフィアの起動が出来ない)、これはスフィアがガンレオンに戻っても同じであった。 スフィアの中ではもっとも覚醒の度合いが低い。これは、マグナモードの起動とその間の攻撃という僅かな時間しか稼動しないため、稼動の度合いによって覚醒が進むスフィアには都合の悪い事態となっていることによる。ガンレオンの動力源はスフィアと何らかの燃料で動くエンジンであるが、多元戦争時には同時にメールの中にもスフィアが分割されて存在していたことが天獄篇で明らかになっている。 連獄篇においてはランドの覚醒の進行とガンレオン自身の意志によりステージシフトが起きており、マグナモードを常時起動可能となっている。 スフィア・アクトは痛みに耐えて戦う強い意思を仲間に伝播させる、つまりは根性を見せる力。痛みを与えてくる「欲深な金牛」との相性が良好。特殊能力は気力150以上で全自軍ユニットの防御が10上がる。疑似スフィアの能力は気力140以上で自身から10マス以内に存在する敵ユニットのHPがフェイズ毎に10%ずつ減少する。 リアクターの洗礼名は「ウェルキエル・ザ・ヒート」。 乙女座 「悲しみの乙女」のスフィアとしてセツコ・オハラが所持。ガナリー・カーバーに搭載され、バルゴラ・グローリーによって運用されている。 「悲しみ」によって覚醒・活性化する。ガナリー・カーバーの出力とセツコのパイロットとしての技量が飛躍的に上昇(セツコが主人公の場合のみ)した。反作用は「感覚の過敏化」。リアクター自身にスフィア・アクトが発動することで感覚が鋭敏になるが、轟音を聞いた時に耳が一時聞こえなくなるように、戦闘が終わる=バルゴラを降りてスフィア・アクトから外れると、反動が来て五感が機能しなくなり、徐々に慢性化していく。プレイヤー部隊側にあったスフィアではもっとも早くサード・ステージへの移行が進んでおり、再世篇でセツコが「悲しみの感情を探知する」ことができたのはサード・ステージへの移行が進んでいたためである。 スフィア・アクトは他者の心にリンクし、哀しみを持って負の念を中和すること。そのため、憎しみを力とする「怨嗟の魔蠍」のスフィアを無力化することが出来る。特殊能力は気力150以上で全自軍ユニットの回避が10上がる。疑似スフィアの能力は気力140以上で自身から10マス以内に存在する敵ユニットのSPがフェイズ毎に5ずつ減少する。 リアクターの洗礼名は「ハマリエル・ザ・スター」。 天秤座 「揺れる天秤」のスフィアとしてクロウ・ブルーストが所持。ブラスタに搭載され、後にリ・ブラスタに移動されている。 当初は「動揺」によって活性化すると思われ、当初は特にスフィアは大きな動きを見せておらず不都合を負った様子はなかったが、後に「迷いの中でも折れることのない強い意志」によって覚醒・活性化し、反作用によってその強い思考以外の他のことを全く考えられない状態になった。しかし、筋金入りの守銭奴であるクロウは無意識でも金の音は聞こえているため、これを利用して正気を保つ「コイン・ドロップ・システム」によって自意識を保っている。しかし、このシステムは守銭奴のクロウ以外には効果がないため、仮に彼以外の者が共鳴すると自力での反作用に対する対処が困難で他者に直接・間接的問わず被害を及ぼす可能性を孕んだ極めて危険なスフィアである。サード・ステージへの移行が進んでもその反作用を完全に克服することはできなかったため、CDSの使用が欠かせない。 元々はクロノ保守派が保持していたスフィアであり、エルガンが離脱時に持ち出したものをアクシオン財団に渡し、そこからスコート・ラボに持ち込まれた。サイデリアルはスフィアとリアクターを生かしたまま組織に迎えることを目指しているが、このスフィアはリアクターが抵抗の意志を示した場合、無理に従わせると力が崩壊してしまうため、その場合は抹殺あるのみとしている。 このスフィアの本質は、揺ぎ無い意志によって「生きようとする力」を励起し、「生きている」ことを体現する部分にある。スフィア・アクトはその意志を伝播し、存在の力を励起すること。ゆえに、「生きながら死んでいる」虚無を力とする「沈黙の巨蟹」を無力化することが出来る。特殊能力は気力150以上で全自軍ユニットの命中が10上がる。疑似スフィアの能力は気力140以上で自身から10マス以内に存在する敵ユニットの移動力が3減少する。 リアクターの洗礼名は「ズリエル・ジ・アンブレイカブル」。 蠍座 「怨嗟の魔蠍」のスフィアとしてバルビエル・ザ・ニードルが所持。アン・アーレスで運用されている。 「憎悪」によって覚醒・活性化する。スフィア・アクトは他者の心に秘められた憎しみを暴走させることであり、「サソリの毒」と形容される。さらにバルビエルはナノマシンと併用することで広範囲にスフィア・アクトの効果を伝播させる。しかし、憎しみは拒絶の感情であると同時に愛情や信頼の裏返しでもあるため、それを哀しみ共感、受け入れることを力とする「悲しみの乙女」のスフィア・アクトによって無力化されてしまう。また、あくまで憎しみを生み出すのではなく、解放する能力であるため、心に秘めた憎しみが乏しい人間に対しては相対的に効果が薄くなる。特殊能力は気力140以上で自身から10マス以内に存在する敵ユニットの装甲値が低下する。疑似スフィアも能力は変わりない。 リアクターの洗礼名は「バルビエル・ザ・ニードル」。 射手座 「立ち上がる射手(たちあがるしゃしゅ)」のスフィアとしてアウストラリスこと次元将ヴィルダークが所持。戦闘義体ヴィルダークで運用されている。ヴィルダークはこれを元の持ち主であったリアクターを倒し、奪い取った。 「反抗心」によって覚醒・活性化する。誰かに屈して従うと、その力は壊れる。 スフィア・アクトは他者に反抗し、攻撃的なプレッシャーによってその力を削ること。特殊能力は気力140以上で自身から10マス以内に存在する敵ユニットの与える最終ダメージが0.9倍に減少する。疑似スフィアの能力も同一。 リアクターの洗礼名は「アドナキエル・ザ・ジェネラル」。 山羊座 「知りたがる山羊」のスフィアとしてアサキム・ドーウィンが所持。シュロウガ・シンで運用されている。 「好奇心」によって活性化する。真相を明らかにする、嘘を見抜くといった能力を持っており、暴いた対象の過去を他人に見せることが出来る。アサキムの台詞から、前の所持者は女性らしく、その力でアサキムの過去を覗いて闇に落ちたらしい。虚構を司る偽りの黒羊との相性は最悪であり、嘘を暴かれることによって無力化されてしまう。スフィア・アクトの特殊能力は疑似スフィアにのみ設定されており、気力140以上で自身から10マス以内に存在する敵ユニットはバリアが使用できなくなる。 水瓶座 「尽きぬ水瓶」のスフィアとしてユーサー・インサラウムが所持。聖王機ジ・インサーで運用されている。 「愛」によって覚醒・活性化し、反作用で次元力を使う度に内部から負荷がかかって肉体が崩壊し、サード・ステージへ移行できなければ最終的には肉体の完全消滅という形で死に至る。スフィアの中で一番覚醒が難しいらしく、王に不可欠な要素が覚醒条件となっており、並大抵の慈愛では覚醒せず、覚醒したら反作用によってスフィアを奪われなくても死ぬだけであり、それを回避するにはサード・ステージへ移行しなければならない。これを最大限に発揮させるためには、国の滅亡を救うほどの慈愛が必要であり、そのためアイムは聖インサラウム王国を滅びの危機に瀕するように仕向けた。アサキムもこのスフィアの覚醒のためにそのように仕向けるつもりだったので、所有していること自体が国を滅びに向かわせる要因となっている。なお、その本質は「自己判断による他人の救済」であると言え、「自己判断による選択の尊重」を本質とする「揺れる天秤」とは尊重する相手が他人か自分かというだけで似た本質を持つ。 スフィア・アクトの特殊能力は疑似スフィアにのみ設定されている。特殊能力は気力140以上で自身から10マス以内に存在する敵ユニットは、EN回復が不可能になる。 魚座 「夢見る双魚」のスフィアとしてアサキム・ドーウィンが所持。シュロウガ・シンで運用されている。 「夢」によって覚醒・活性化する。夢が破れて挫折する、あるいは叶って満足すると力が崩壊する。 スフィア・アクトの特殊能力は疑似スフィアのみに設定されており、気力140以上で自身から10マス以内に存在する敵ユニットの運動性が低下する。 スフィアに共鳴した者は最後の1人になるまで次元を超えた戦いを繰り広げるとされており、アサキムはこの戦いを「聖戦」と呼ぶ。最終的には1人の手に12個が握られることで太極への道が開かれるらしい。スフィアは共鳴する前に所有者が死亡すると新たな主を求めて次元を彷徨う性質(この際にアサキムの推測によれば、前の所有者の意志が次の所有者に何らかの影響を及ぼすこともあるという)を持っており、スフィアを奪うには共鳴後に所有者を殺すなど特定の手段が必要があるらしく、例えばアサキムは他にもシュロウガでの殺害にこだわっていた。またヒビキの場合、「いがみ合う双子」を搭載したジェミニアと自身のジェニオン・ガイが酷似した姿を持っていたことから収斂現象が発生、制御を失ったガドライトからスフィアを強引に奪取している。また、多元時空のような例外があるとはいえスフィアの基本性質上、各次元に散らばった状態であり、収集者は次元を超える力を持っている必要がある。つまり、この戦いに参加できるのは“呪われし放浪者”のみである。また、基本的にセカンド・ステージ以降のリアクター同士でなければ奪取は出来ない。 ただし、共鳴しても殺されず天命を全うした場合は例外で、同調が解け、器となっている機動兵器ごとその場に残って休眠に入り、新たなリアクターを待つことになる。 強奪したスフィアは当初はファースト・ステージであり、次元力を行使したりオリジン・ローの流れに触れることによってステージが上がる。 スフィアの正体は人間の様々な感情の具現であり、太極はその集合体であり、矛盾を孕みながらも生き続け、存在し続ける人間の化身。その中で唯一「プラスとマイナス」という二極の感情を力とする「いがみ合う双子」は、陰陽の概念から成る太極のミニチュアとしての側面を持ち、ゆえにこそ他の11を統べる力を持つ。そのためこのスフィアだけは、条件さえ揃えばリアクター以外の者が起動させることも可能。天獄篇においては真の時空修復のため至高神Zを乗っ取るべく、Z-BLUE全員でヒビキに同調し、束ねた意志を持ってスフィア・アクトを発現させた。そして、多元世界が超多元世界へと修復されたことでスフィアはその役目を果たして至高神Zに取り込まれた8つは因果地平の彼方へ消滅、Z-BLUEの手にあった残りの4つも機能を停止。死したリアクター達の魂も輪廻の環へと解放されることとなった。 スフィア・リアクター Zシリーズ……スフィアに共鳴し、その力を行使する存在。また、発現する能力、代償はスフィアによって違い、「悲しみの乙女」のように後々まで継続する場合もあれば、「傷だらけの獅子」のように一過性の場合もある。また、他人の存在が必要なものと不要なものが存在する。反作用を受けるのは最初に共鳴したスフィアのものであり、別のスフィアを奪い取った場合は力を行使してもその反作用を受けることはない。スフィアの活性具合によって段階があり、最も活性化した状態の「サード・ステージ」へ移行したスフィア・リアクターはスフィアの司る属性に応じた事象の制御を「スフィア・アクト」として発生させることが可能となる。代償の正体はスフィア自身が事象の制御を行えるかをリアクターに課す試練であり、故にこそ力を引き出す感情を阻害するような代償を与える(悲しみの乙女ならば"悲しみ"を感じる為の五感を奪う、傷だらけの獅子ならば"忍耐"に対して耐えがたい苦痛を与える、揺れる天秤ならば"折れない強い意志"を奪う為一つの事しか考えられなくなる等)。これを乗り越えた者のみが「サード・ステージ」へ至ることができる。 人造スフィア Zシリーズ…… 次元力を操作するために開発された人の手による鍵。オリジン・ロー、源理の力、大いなる力を手に入れるために、各勢力で盛んに研究・開発が行われているが、その危険性から次元力も含めてその研究が禁じられている場合もある。各項目の詳細は用語一覧や機体一覧を参照。カオス・カペル/カオス・レムレース ジ・エーデル・ベルナルによって開発された機体で、限定的ながらも次元力を制御するシステムが搭載されており、特にカオス・レムレースはバルゴラ又はガンレオンのスフィアのデータを得たことで高い完成度を持っており、並行世界への干渉や生命エネルギーを利用することもできる。 次元力反応炉/DEC反応炉 前者はインサラウム製・後者はアクシオン財団製。DEC(ディメンション・エナジー・クリスタル)を燃料に次元力を汲み上げ、膨大なエネルギーを発生させることができる。付属して時空震動システムや次元移動機能を有する。 アークセイバーシリーズ インサラウム機動兵器は、その全てがスフィア搭載機である聖王機ジ・インサーを源流としたレプリカの側面を持つため、次元力を動力源とし、限定的ながら次元力制御を可能としている。基本的に、ナイトオブナイツ専用機であるディアムド以外は、団員の個性や要望に合わせて建造される。また、各機体の名称は宝石を由来としている。 D(ディメンション)エクストラクター/Dエクストラクター+/DエクストラクターS アンブローン・ジウスによって開発された疑似的な量産型スフィア。次元力を抽出して搭載機の動力源となるだけでなく、搭乗者の意思に反応して出力・攻撃力・防御力を高める。反面、搭乗者の心が不安定であったり、迷いがあると不調を起こすこともある。また、精神力で次元力制御を行っていることを応用して、周辺エリア内の生物が持つ無意識下の不安や恐怖を増幅させることも可能である(ZONEの出力が不可欠だが)。Sはジ・エーデル・ベルナルが改造したもの。 ZONE/マイクロZONE 周辺の物体から存在が世界に在るための次元力を引き出してエネルギーを得ることができる装置で、Zodiac Of New Energyの略である。存在の力である次元力を吸収されたものは、生物・無生物問わず砂のようになって崩れ落ちててしまう。DECを使用したレンズを中心部に搭載しており、これを破壊することで機能停止に追い込めるが、中心点は次元力による断層障壁を張っているため、並大抵な攻撃力では傷一つ付けられない。対策としては、スフィアのように次元力を発生させ続けるものを撃ちこむことで世界からの次元力抽出を妨げられる。構造上、内部では膨大な次元力の奔流が発生しており、スフィアの共鳴者はこの中でその本質である「オリジン・ロー」の流れに触れることでスフィアの力をより引き出せるようになる(器の機動兵器が共鳴者に合わせて最適化される)。なお、中心部は普段青だが、暴走状態だと赤くなる。開発当初から制御に問題があり、当初は緊急停止できず聖インサラウムを滅ぼしてしまい、ZONEの力に依存するルーク・アダモンは直接攻撃を受けると力のバランスが崩れて障壁が消えたり洗脳が解けてしまい、ZONEブレイカーによる瞬発的な次元力の干渉で機能不全を起こす。計6つのZONEが設置されたが、確実に機能停止しているであろうZONEはガイオウが破壊した1つで、火星のZONEは世界の代わりにアサキムから次元力を吸っているだけで実質まだ稼働中、残り4つはZONEブレイカーで停止しているだけなのでアンブローンが行ったように外部から次元力を撃ち込めば再起動する可能性も否定できない。なお、ZONEは次元力を引き出さなければ、たくさんの人の意思を増幅し発信する(トライアはこれを「スピーカーとアンプ」と表現した)ことができ、アクシズ落としを装ったシャアによる次元修復時にミスリル、ソレスタルビーイングの協力で地球上に散布されたGN粒子とフロンティア財団提供のフォールドクォーツ、Zチップにより集められた人々の意思を集約する役目を果たした。後に機動兵器に搭載可能なレベルまで小型化したマイクロZONEが開発されている。小型のためか周囲の次元力を吸収しすぎて破壊することはない模様。 ZONEブレイカー スフィアや世界そのものに代わり、ZONEがのぞむ次元力を提供する瞬間的出力を高めたDエクストラクターといえる。ZONEのバランスを崩すほどの次元力を生むために当初は使用者の命をかける必要があったが、後に改良された模様。ZONEブレイカーを使用したZONEは機能不全で停止しているだけなのか、外部から次元力を撃ち込むことで無理矢理再稼働させることもできる。詳細は不明だが、カルロスがガイオウから受け取ったリヴァイヴ・セルを元にしているらしい。 TS-DEMON(ティーエス・デーモン) ジェニオン・ガイの動力となっている次世代型次元力制御機構。「いがみ合う双子」を模した人造スフィアであり、オリジナル同様「相反する感情の衝突」をトリガーにモードシフトを行う。正式名称は「Tactical System- Dimention Energy Management Operation Next」。 人造スフィアの中ではもっとも完成度の高いものの一つだが、「いがみ合う双子」と異なり事象制御は出来ず、また出力自体も大幅に劣る。そのため、開発直後にリミッターが施され、機能の大半を封印した仮の姿で運用されていた。ヒビキやAGはこの「仮の姿」をジェニオンと呼び、本来の姿をジェニオン・ガイと呼称するが、本来の「ジェニオン」は強襲形態を示す。 G.A.I.モードを起動した後はセカンドモードに切り替わり、それがさらに「ヘルヘイム」「ミドガルズオルム」「ヴァナルガンド」「ニーベルング」の4パターン存在。これらを切り替えることで事象制御を行い攻撃するのだが、当初は出力不足によりニーベルングは使用不能であり、「いがみ合う双子」を奪取したことで解禁された。また、この時ヒビキがリアクターの資質を持っていたことから、「いがみ合う双子」を制御し、そのコントロールを行うようになっている。 さらにジェミニオン・レイへと変形する際にサードモードである本来の姿「戦術システム ディアボロス・エクス・マキナ」へと切り替わり、新たな攻撃プログラム「バルムンク」が解禁される。この時表示が「Tactical System-Diabolus Ex Machina ON」に変わる。 ジェミニア 修復の際にジェニオンに奪われた「いがみ合う双子」に代わる人造スフィアが搭載された。地球よりも格段に次元力の研究が進んでいるサイデリアルの技術で造られており、スフィア・アクトこそ使えないが、動力としてはスフィア搭載時と変わらぬ性能をジェミニアに与えていた。 フェイク・スフィア 御使いの持つスフィアのコピー。元々スフィアとは御使いが自分たちのために作り出した至高神ソルの残骸の一部ということもあり、他の勢力が模倣した贋作に対して、真に迫った性能を誇る。さらにスフィアの力を引き出す為だけに生み出された人造生命体ネオ・リアクターと併用することで、オリジナルの持つスフィア・アクトすら使用できる。オリジナルのスフィアの性質に対応した12個が用意され、これを恒星間航行の可能な文明すら2機あれば滅ぼせるゼル・ビレニウムに搭載することでてアドヴェントは絶大な戦力を作り出した。 ソーラリアン スコート・ラボが中心となり開発された、地球とそれに協力するすべての勢力の技術者達の英知の結晶たるオリジン・ロー制御システム。Zクリスタル、DEC反応炉、次元力を無限に汲み出すエスター(彼女自身の保護の意味もある)など考えうる限り最高の地球側次元科学の到達点であり、もはや人造スフィアというより至高神ソル(無論規模は隔絶して異なる)に相当しうるシステムといえる。 時粒子 ズフィルード・クリスタル ゾル・オリハルコニウム合金 ターミナス・エナジー 特異点 旧シリーズ・OGシリーズ……グランゾンを参照。 Zシリーズ……旧シリーズ・OGシリーズと違い、数学的特異点とは別の意味を持つ。そのため機体の動力源とはなっていない。Zシリーズにおける特異点とは「世界情勢の中心に位置する人物」を指しており、原作で特異点だったオーガスの桂とオルソン以外にも、セカンド・ブレイクの際にはZEUTHの面々、『第2次Z』ではZEXISの面々もまた特異点となってしまった。『第3次Z』では新生時空振動の際にシャアとフロンタルも特異点となっている。また、「その存在が世界の行く末をも左右しうる巨大な何か」を大特異点と定義している。 トロニウム プラーナ マシンセル 無限力(むげんちから) 第3次α……単語そのものは「伝説巨神イデオン」の用語。知的生命の意思集合体にして運命そのものでもある無限の力であり、意思を持った超エネルギーの集合体。アカシック・レコードとも呼ばれる。「正の無限力」と「負の無限力」の二つが存在する。劇中ではゲッター線、イデ、ビムラーなどが正の無限力に属するものとして描写された。また対極の「負の無限力」は、コスモ曰く「反イデ」。クォヴレーのシナリオで言及されており、ディス・レヴの動力を始めとする悪意や怨霊の集合体だとされている。ケイサル・エフェスはこの「負」の無限力の化身と言える。 MX……『MX』の世界もまた無限力に支配された世界であるらしく、ガデスや渚カヲルによりそのことが明言されている。ガデスは「死と新生」の運命から逃れるためハイリビードを狙い、カヲルは『第3次α』の世界で『MX』の世界と酷似したキーワードを持つ世界が滅びの運命からは逃れられず滅亡したことを語っている。 メテオ3 (Meteor 3) OGシリーズ……新西暦179年、アイドネウス島に落下した隕石の名称。西暦時代に落下した二つの隕石に続く三番目の隕石であることから名づけられた。世間一般にはただの隕石として公表されていたが、メテオ3は落着寸前に減速しており何者かの意図をうかがわせていた。 EOTI機関による調査の結果、人工物であることが判明。内部からは地球外知的生命体に由来する数々の超技術「EOT」、レアメタル「トロニウム」、そして異星人の保有する人型機動兵器の概念図が発見され、特に軍事技術面において人類に飛躍的な進歩をもたらした。 その後、ある「危険性」を予測したビアンにより、調査の完了したメテオ3には重力アンカーが仕掛けられ厳重に封印される。その危険性はL5戦役の最終局面において現実のものとなった。 ラズムナニウム C.U.B.E.(キューブ)
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