時流エンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 02:15 UTC 版)
エクサランスの動力源となっているエンジン。時間の流れる場所であればどこでも採取可能な時粒子(タキオンに似た粒子)を動力源として稼動するため、燃料を必要としない、いわゆる「永久機関」である。ただし時の流れが一定である以上、一度に一定以上のエネルギーを生み出す事はできず、エネルギー消費が激しいと時流エンジンのエネルギー供給が追いつかなくなり、エネルギー不足を引き起こす。それを防ぐには時流エンジンの変換効率を向上させるしか方法はないとされている。『OGs』序盤では試作段階であるためプラズマ・ジェネレーターを補機として使用しており、この時点ではエネルギー効率に優れた動力機関以上のものではない。 時流エンジンはもともとタイムマシン用に設計された物であるため、時間転移を引き起こす性質を持っている。そのためある目的で過去にワープしようと考えていたデュミナスに狙われていた。タイムスリップの発生条件として、タイムタービンの回転速度が過度に上昇して過剰運転状態に陥り、なおかつ時流エンジンの近くで大きな爆発が起こる(膨大なエネルギーが発生する)時と推測されている。『R』において主人公達はナデシコCの相転移エンジン、またはラー・カイラムの核融合炉エンジンの暴走を引き金に5年前の世界へ、また5年前の世界でデュミナスが倒された時の爆発によって元居た時代へタイムスリップしている。『OGs』ではフィオナ機の時流エンジンの暴走が原因で、近くにいたラウル達が平行世界に次元転移した。 エンジン制御に使われるOSはET-OSと思われる。 『OG外伝』のEDにて、ラウル達の意向を受けてテスラ・ライヒ研究所で戦闘用エクサランスと共に解体・破棄されたが、『OGMD』では時間兵器「ラースエイレム」を保有する異星人勢力『フューリー (バンプレストオリジナル)』が出現したことで、対抗策になると目したギリアムの提案で、「可逆性タービン」という新機能を組み込んだ新型時流エンジンがガンストライカー・フレームと共にテスラ研で製造された。これは、従来の時流エンジンが時粒子の運動でタイムタービンを回転させることでエネルギーを生み出すという仕組みに、逆にエネルギー供給を行うことで時粒子を強制加速させる仕組みを導入したもの。これによって、搭載機は時粒子の運動を鈍化させるラースエイレムに対抗可能となった。ちなみに、設計データごと破棄されていたのだが、ミズホやラージが完全に記憶している設計データは消しようが無いので、短期間で完成させられたことが語られている。 なお『スーパーロボット大戦K』において、『R』のカートリッジをGBA用スロットに挿した状態でゲームを開始すると、ボーナスパーツとして時流エンジンが手に入る(効果はEN回復Lv3)。
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