ガンレオン
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「バンプレストオリジナルの機動兵器一覧」の記事における「ガンレオン」の解説
【leo= ラテン語でしし座】 Zシリーズ……修理屋「ビーター・サービス」が所有する大型修理ロボ。 手にした巨大レンチ「ライアット・ジャレンチ」を始め全身に工具を装備し、あらゆるサイズのメカを修理する。そのパワーを生かし戦闘をもこなせる。二人乗りのコクピットを持ち、さらに小さいながら居住施設も持つため、ビーター・サービスの商売道具でもあり同時に家としての役割もある。出自は不明な点も多く、いつも整備しているランドすらよくわからない機械が詰まっているとのこと。もともとはシエロが発掘したもの。修理ロボであるため、主人公機であるが、修理機能がある。コクピット内の様子は『第3次Z 天獄篇 / 連獄篇』で見ることができ、キャノピーに写真やメモが貼ってあったりペットボトルが置いてあったり座布団やガンレオンのぬいぐるみが置かれているという生活感を感じさせるものになっている。 アサキムの初登場時に謎の機能停止を引き起こしている。アサキムの発言によると、本機は「傷だらけの獅子」のスフィアの前所持者の機体だったらしいが詳細は不明。メールの持つスフィアは、劇中以前にメールが死亡した際、ガンレオンから抜け出て体に入ったものである。ガンレオンの動力源は一応「傷だらけの『獅子』」のスフィアなのだが、多元戦争時にはスフィアはメールの持っていたスフィア以外にガンレオンの中にもスフィアが分割されて存在していたことが『第3次Z 天獄篇』にて明かされた。スフィアの片割れを持っているメールがいなくても戦闘可能だったのはこのためである。 ガンレオン・マグナモード ガンレオンの「封印」を解いた真の姿。当初ランドは「ガンガンモード」と名付けようとしたが、メールが即座に却下し、マグナモードと命名した。この姿は完全な戦闘用の形態、つまりは「破壊するための形態」であるため、修理屋を自認するランドは余程の緊急事態に陥らない限り起動しようとしない。 メールの意志で「傷だらけの獅子」の力を引き出し、ランドがそれを制御することによって全身の各部ユニットが展開され、その名の通り翼をもった獅子の如き姿になる。必殺技である「ペイン・シャウター」と、ライアット・ジャレンチを展開して放つ「ザ・ヒート・クラッシャー」を使用する時のみ変形し、この形態での戦闘力は元の比では無いほどに強化される。異様に禍々しい姿をしているが、これはバルゴラ・グローリーのガナリー・カーバーやシュロウガと同じく、「スフィアに関わった者の行く末」を暗示しているらしい(ただし、必ずというわけではない)。ガンレオン自体に自意識のようなものが宿っているらしく、ザ・ヒート・クラッシャーでとどめを刺した最後、ガンレオンは悲痛な叫び声を上げながら、涙を流している。 トゥルーエンディングでメールの体からスフィアがなくなったため、現在も起動できるかは不明(スペシャルディスクでは問題なく起動している)。 『第2次Z 再世篇』では、偶然『第2次Z』の世界へと転移する。ZONE停止時にセツコ同様離脱するが、終盤にトライアの開発したZONEブレイカーによって救出され復帰。その際、ランドが「絶好調」と語るとおり、転移直後には使えなかったペイン・シャウターとザ・ヒート・クラッシャーが使えるようになっている。その代わり、『Z』でマグナモード解放後に追加される補給機能は無くなった。以後、『第3次Z 連獄篇 / 天獄篇』でも復活していない。 『第3次Z 連獄篇』において、ランドの成長とガンレオンの意志により、常にこの状態を維持したまま戦えるようになり、名前も「ガンレオン・マグナ」に変更されている。さらに、ランドの意志に呼応して全身に炎のオーラを纏うようになった。ランドはこの能力を大いに気に入っているが、見た目が余計に暑苦しくなったためメールには大不評を買っている。ランドが乗っていない時は通常のガンレオンに戻るので、格納庫で問題は生じないとのこと。 武装 デッカー・スパナ スパナを投げつけた後突撃し、跳ね返ったスパナを掴んで直接殴る。『第3次Z』ではオミットされている。 ブンマー・スパナ デッカー・スパナを二つ連結し、ヌンチャクの要領で連続攻撃。最後は飛び蹴りで締める。 ギーグ・ガン ガンタッカーによく似た射撃武器。発射しているのは弾丸ではなく、釘(ギーグ→クギ)。『Z』ではトライチャージ武器だった。『第2次Z 再世篇』では、ジャイアントレンチで廃材を投げつけ、攻撃対象を釘で廃材に打ち付ける。 チェイン・デカッター 両肩のチェーンソー(幅広であることから、バケット掘削機とも思える)を手に持ち、相手を連続で切り裂く。最後は相手を突き刺し、両側に切り裂いてトドメ。ガンレオン・マグナの状態では、ザ・ヒート・クラッシャーの演出でのみ使用され、単独の武装としてはオミットされている。 ライアット・ジャレンチ 手に持っている巨大レンチで、本来は大型艦の修理に使われる。レンチを両手で持ち、大回転突撃を敢行して殴り飛ばす。最後は殴り飛ばした敵を大ジャンプで追いかけ、レンチで挟んで全重量を乗せて地面に叩きつける。別名「ジャイアント・レンチ」。 ガンレオン・マグナの状態では持っておらず、攻撃時に召喚する(レンチを使用するザ・ヒート・クラッシャー時も同様)。『第3次Z 天獄篇』では遂に修理に使われたが、レンチで殴って「修理」している場面もある。演出も変化し、敵の後ろに回り込んで殴り飛ばし、先回りした後岩盤に叩きつけて叩き潰すというもの。使用すると、コクピットに置かれている小物が跳ね回っているカットインが入る。攻撃が当たらなかった場合にも特殊な演出がある。 必殺技 ペイン・シャウター マグナモードで放つ必殺技の一つ。両手足のカバーを開いて緑の球体を露出、顔面部のマスクを解除して本来の顔を展開。その後、ランドの叫びに合わせてガンレオンが咆哮、その衝撃波で敵小隊を粉砕する。『第2次Z 再世篇』では単体しか攻撃できないが、敵機を撃墜すると、飛行するガンレオンの姿と一息つくランドを押しのけ、メールがサムズアップをするカットインが追加されている。『第3次Z 連獄篇 / 天獄篇』ではまたカットインが変わり、ランドの代わりにメールが割り込んでくるようになっている。また、衝撃波がガンレオンを中心に広がっていく様子がわかるようになった。 ザ・ヒート・クラッシャー マグナモードで放つ必殺技の一つ。ランドの二つ名を冠した本機の最強技。マグナモードへ変形し、レンチで殴り飛ばす。そして、飛ばされた相手の背後に回りこみ、両手の爪でズタズタに引き裂き、ライアット・ジャレンチの封印を解除して敵機を捕獲、レンチ中央の杭打ち機を連続で叩き込む。最後はそのまま敵機を持ち上げ、真っ二つに挟み切る。攻撃終了後、涙とともに咆哮するガンレオンがカットインする。なおこの武器を使う場合、マグナモードを発動したガンレオンは全身に炎を纏う。トドメをささない場合は、杭打ち機を叩き込んで終了し、マグナモードから通常モードへの移行を見ることができる。 ガンレオン・マグナの状態では攻撃パターンが変化し、レンチで殴り飛ばした後に敵機直上に回り込んでギーグ・ガンの連射を浴びせた後はじき飛ばした敵をスパナで引き寄せ、キックを食らわせるとそのままチェイン・デカッターでずたずたに切り裂いた後、地面に叩きつけた敵に杭打ち機をぶち込む、というもの。トドメ演出が廃止されたため、トドメを刺しても刺さなくても演出が変わらない。
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