しし‐ざ【×獅子座】
しし座
?マークを裏返しにした形が目印
日本では春の宵に南の空を飾る代表的な星座です。「?」マークを裏返した形に星が並んでいるのが目印になります。この辺りは、西洋で使われる草刈り鎌に似ていることから、「ししの大鎌」と呼ばれ、ししの頭と前足にあたります。その中で一番下に白く輝く明るい星はレグルスで、黄道上にあるただひとつの1等星です。距離は70光年、表面温度は1万度くらい。ここからさらに下の方にししの胴体、しっぽへとたどることができます。しっぽにあたる星は2.1等のデネボラで、距離は40光年、表面温度は9000度で白色です。毎年11月中旬頃、しし座の大鎌のほぼ真ん中から放射してくるように見える流星群は、ロマン・ロランの戯曲の題名にもなっています。この流星群は1866年の初めに発見された彗星からこぼれ落ちた物質がもとになっていると考えられています。
英雄ヘラクレスの3日3晩の化け獅子退治
父ゼウスの正妻ヘラののろいを受けたヘラクレスが、自分の犯した罪ほろぼしのために引き受けた12の荒業のひとつが、化け獅子退治でした。ゼウスの宮殿に近いネメアの谷に住む化け獅子は、牛や羊はもちろん、人間までも食い殺す獰猛(どうもう)な獣でした。ヘラクレスは弓矢とこん棒で闘いましたが、弓矢は命中したもののたちまちはねかえってしまい、こん棒も折れてしまうほどでした。そこで力ずくで3日3晩の死闘の末、ついに退治しました。ゼウスはヘラクレスの手柄を記念して、この化け獅子を空に上げて、星座にしたということです。
しし座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/28 15:17 UTC 版)
しし座(ししざ、獅子座、Leo)は、黄道十二星座の1つ。トレミーの48星座の1つでもある。また、日本では春の代表的な星座。
注釈
- ^ なお古代には南東ヨーロッパに広くライオンが生息していた。
出典
- ^ “春の星空を楽しもう”. AstroArts. 2013年5月11日閲覧。
- ^ 原恵 1996, p. 95.
- ^ “SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME REGULUS. 2013年1月19日閲覧。
- ^ “SIMBAD Astronomical Database”. Results for V* bet Leo. 2013年1月26日閲覧。
- ^ “SIMBAD Astronomical Database”. Results for CCDM J10199+1951AB. 2013年1月27日閲覧。
- ^ a b c d e 原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味』(新装改訂)恒星社厚生閣、1996年6月30日、96頁。ISBN 4-7699-0825-3。
- ^ a b c d e f “IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2016年10月17日閲覧。
- ^ “主な流星群”. 国立天文台. 2016年10月17日閲覧。
- ^ “伝エラトステネス『星座論』(2) りゅう座・ヘルクレス座・かんむり座”. 2022年8月31日閲覧。
- ^ a b “伝エラトステネス『星座論』(5) しし座・ぎょしゃ座”. 2022年8月31日閲覧。
- ^ a b 長島晶裕/ORG 『星空の神々 全天88星座の神話・伝承』新紀元社、2012年。ISBN 978-4-7753-1038-0。
しし座
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「星のカービィ デデデでプププなものがたりの登場キャラクター」の記事における「しし座」の解説
1巻に登場。宇宙空間でデデデ大王がスターロッドで描き、本物のライオンとなって具現化した。カービィに襲いかかるが火の輪くぐりをさせられ、上に跨っていたデデデ諸共ダメージを食らう。
※この「しし座」の解説は、「星のカービィ デデデでプププなものがたりの登場キャラクター」の解説の一部です。
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しし座
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