楕円銀河とは? わかりやすく解説

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だえん‐ぎんが〔ダヱン‐〕【×楕円銀河】

読み方:だえんぎんが

形による銀河の分類の一。渦巻き構造がなく、楕円状に見え銀河。形は円形から扁平(へんぺい)なものまで、質量極めて大きいものから小さいものまである星間物質はほとんどなく、種族Ⅱの星からなる楕円星雲。→渦巻き銀河


楕円銀河

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/31 06:18 UTC 版)

楕円銀河[1] (だえんぎんが、: elliptical galaxy[1])は、渦巻銀河レンズ状銀河とともに、ハッブル分類における主要な3つの銀河分類のうちの1つ[注 1]。滑らかなおよそ楕円形の形状を持ち、輝度プロファイルにほとんど特徴がない。球形に近い形から非常に扁平なものまであり、内部に1000万から1兆個以上の星を含む。エドウィン・ハッブルは当初は楕円銀河が渦巻銀河へ進化すると考えていたが、後にこれは間違いであることがわかっている[2]。楕円銀河内の星は渦巻銀河のものよりも非常に古いことが知られている[2]




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楕円銀河

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 08:51 UTC 版)

銀河」の記事における「楕円銀河」の解説

詳細は「楕円銀河」を参照 ハッブル分類では、扁平率により、真円に近い E0 から、高扁平率の E7 までの区分がある。視角による見かけ形状ではなく、河そのものがどの程度楕円体であるかで評価される内部には何らかの構造がほとんど見られず、一般に比較小さな星間物質で構成されている。したがって、この種のものは散開星団下限含まれ星形成が活発ではない。そして、多く古く寿命経た星が任意の方角にある重心回っている状態にある。このような特徴は、より遥かに小さな球状星団似通った部分がある。 銀河として知られている最大のものは楕円銀河で、衝突合体などの銀河同士相互作用により形成されたと考えられ、しばしば大規模な銀河団中心近く発見され渦巻銀河などと比較する大きさかなりの開きがある。たとえば、天の川銀河M87おとめ座銀河団中心にある巨大楕円銀河)の各銀河中心部にあるブラックホール質量は、天の川銀河太陽質量400万倍M87では太陽質量30億倍以上である。M87は、現在でも1000上の伴銀河引き連れている。このような銀河団中心に存在する巨大な楕円銀河はcD銀河分類される。 楕円銀河へ成長する過程のひとつと捉えることができるのがスターバースト銀河である。

※この「楕円銀河」の解説は、「銀河」の解説の一部です。
「楕円銀河」を含む「銀河」の記事については、「銀河」の概要を参照ください。


楕円銀河

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/27 04:56 UTC 版)

ハッブル分類」の記事における「楕円銀河」の解説

詳細は「楕円銀河」を参照 単純な回転楕円体の形をしており、これといった内部構造のない銀河である。記号はE。扁平率によってさらに細分類されており、(1-短径/長径)を10倍した数字をEのあとにつける。つまり球形銀河E0となり、平たくなるに従って数字大きくなっていく。長径短径の比が約10:4、E7よりも扁平な楕円銀河は見つかっていない。

※この「楕円銀河」の解説は、「ハッブル分類」の解説の一部です。
「楕円銀河」を含む「ハッブル分類」の記事については、「ハッブル分類」の概要を参照ください。

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