角運動量とは? わかりやすく解説

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かく‐うんどうりょう〔‐ウンドウリヤウ〕【角運動量】

読み方:かくうんどうりょう

回転運動特徴を表す基本量質点では、原点からの位置ベクトル運動量ベクトルとの外積で、運動量のモーメント相当する


角運動量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 13:38 UTC 版)

角運動量
angular momentum
量記号 L
次元 M L2 T−1
種類 擬ベクトル
SI単位 ニュートンメートル秒 (N·m·s)
プランク単位 有理化されたプランク定数 (ℏ)
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古典力学
固定された回転軸をもつ系に対して、力を作用させた時の物理量の関係。力のモーメント τ と、位置 r と力 F との関係(上の式)、および角運動量 L と位置 r と運動量 p との関係(下の式)。

角運動量は回転運動と深く関係している物理量である。ただし、角運動量自体は回転運動をしていなくとも定義される物理量である。

惑星間に働く万有引力は中心力であり、したがって、惑星の角運動量は保存される。保存則は、ケプラーの第2法則の「面積速度一定」と密接な関わりがある。 時刻 t における位置ベクトル r(t) と、微小な時間 dt が経った後の位置ベクトル r(t + dt) が作る微小な三角形の面積は


角運動量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 14:49 UTC 版)

ディラック定数」の記事における「角運動量」の解説

電子軌道角運動量 L の大きさ |L| と z 成分 Lz は | L | = l ( l + 1 ) ℏ L z = m ℏ {\displaystyle {\begin{aligned}&|{\boldsymbol {L}}|={\sqrt {l(l+1)}}\hbar \\&L_{z}=m\hbar \end{aligned}}} と表され:138,334頁、ディラック定数基本単位としていることが分かる。ここで、n を主量子数とすると、l は l = 0, 1, 2, 3, ⋯, n − 1 までの値を取る方位量子数:335頁、m は m = 0, ±1, ±2, ⋯, ±l の (2l + 1) 個の値を取る磁気量子数で:138頁、軌道角運動量極座標 (r, θ, φ) で表わした場合角部分が l、動径部分が m である。また、電子スピン角運動量は ±.mw-parser-output .sfrac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .sfrac.tion,.mw-parser-output .sfrac .tion{display:inline-block;vertical-align:-0.5em;font-size:85%;text-align:center}.mw-parser-output .sfrac .num,.mw-parser-output .sfrac .den{display:block;line-height:1em;margin:0 0.1em}.mw-parser-output .sfrac .den{border-top:1px solid}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}1/2ħ で、量子力学分野ではプランク単位系用いることが多くその場合の電子スピンは ±1/2 と書き、この ±1/2 をスピン量子数と呼ぶ。 二原子分子回転運動を表す際、J を回転量子数とすると、回転の角運動量の大きさは √J(J + 1)ħ、回転運動エネルギーBJ(J + 1) と表され回転定数 B の中に B = ħ2/2I とディラック定数現れる。ここで、I は分子重心まわりの主慣性モーメントの非成分である:51頁。

※この「角運動量」の解説は、「ディラック定数」の解説の一部です。
「角運動量」を含む「ディラック定数」の記事については、「ディラック定数」の概要を参照ください。

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