運動量のモーメント(角運動量)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 06:54 UTC 版)
「モーメント」の記事における「運動量のモーメント(角運動量)」の解説
詳細は「角運動量」を参照 例えば点 P (位置ベクトルは r → {\displaystyle {\vec {r}}} )にある質点が運動量 p → {\displaystyle {\vec {p}}} を持って運動しているとすると、運動量のモーメントは r → × p → {\displaystyle {\vec {r}}\times {\vec {p}}} と記述される。ここで、もし p → {\displaystyle {\vec {p}}} が r → {\displaystyle {\vec {r}}} に平行であるならば r → × p → {\displaystyle {\vec {r}}\times {\vec {p}}} は 0 となり、原点 O にいる観測者には、質点が r → {\displaystyle {\vec {r}}} 方向に沿って自分から遠ざかって行くか、あるいは自分に向かって近づいてくるように見えるだけである。しかし、 r → × p → {\displaystyle {\vec {r}}\times {\vec {p}}} が 0 でなければ、運動量 p → {\displaystyle {\vec {p}}} は r → {\displaystyle {\vec {r}}} に垂直な成分を持ち、原点 O にいる観測者には、質点が自分のまわりを回転するように見えるであろう。それゆえ、 r → × p → {\displaystyle {\vec {r}}\times {\vec {p}}} は質点の回転運動を表す一つの量と考えることができる。これは一般に角運動量と呼ばれる。
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