宇宙ジェット

新語時事用語辞典

宇宙ジェット

読み方：うちゅうジェット
別名：コズミックジェット
英語：cosmic jet、astrophysical jet

原始星やブラックホールなどの超高密度天体が回転軸の極から放出する多量のガス状物質。

宇宙ジェットは、一般的に、「降着円盤」と呼ばれる円盤状の領域で蓄えられた物質やエネルギーが放出されたものとされている。放出されたガス状物質はガスの柱となる。その長さは時に数百光年単位に及ぶ。

宇宙ジェットの存在は、その中心に天体があり、盛んに活動していることを示す根拠となる。2012年3月には銀河系の中心から数百万年前に噴出したと見られる巨大な宇宙ジェットが発見されている。

（2012年3月21日更新）

デジタル大辞泉

うちゅう‐ジェット〔ウチウ‐〕【宇宙ジェット】

読み方：うちゅうじぇっと

宇宙空間で見られるジェット現象の総称。原始星の双極分子流、電波銀河や活動銀河核に伴う光速に近い速度のプラズマ流などが知られる。いずれも重力源となる中心天体の周囲に降着円盤のような円盤状の構造が形成され、その鉛直方向に細く絞られたジェットが噴出する。コズミックジェット。

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宇宙ジェット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/01 03:18 UTC 版)

宇宙ジェット（うちゅうジェット、astrophysical jet）とは、重力天体を中心として細く絞られたプラズマガスなどが一方向又は双方向に噴出する現象をいう。