三垣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/09 01:28 UTC 版)
三垣 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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太微垣 | 紫微垣 | 天市垣 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
二十八宿 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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近南極星区 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
元禄中所名星座 |
三垣(さんえん)とは、天球を天の北極を中心に3つの天区に分けた紫微垣・太微垣・天市垣の総称。またはその基準となった星座(古代中国では星官という)。
星座としての三垣は、藩垣すなわち城壁の形を象ったもので、城門のある南北は開かれた形で左(東)の城壁と右(西)の城壁に分けられる。それぞれ囲っているのは、紫微が宮殿、太微が庭園、天市が市場とされる。
三垣を天球上の領域とするような考え方は『晋書』天文志の段階ではまだ見られない。その後、隋の丹元子の星座詩『歩天歌』において北極を中心として星座が三垣に分類されている。以後、三垣二十八宿(三垣二十八舎とも)を天上世界の区域名として使うことが一般的となった。
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三垣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 06:42 UTC 版)
詳細は「三垣」を参照 三垣とは、紫微垣、太微垣、天市垣の3つである。 「紫微垣」は、夜空の最も北の部分を占める。古代中国の位置から見ると、紫微垣は空の中心で他の恒星に取り囲まれているように見える。 「太微垣」は紫微垣の北東に、「天市垣」は西南に位置する。三垣は、その名の元となった「垣」のように見えるアステリズムによって分割されている。 なお、これら三垣の図はいずれも日本の『和漢三才図会』(1712年(正徳2年)刊行)の天の部に解説文とともに記載されている。
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