近南極星区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/21 06:50 UTC 版)
近南極星区(きんなんきょくせいく)は、中国における星官(星座)の区分のひとつで、それまで中原地方では観測されなかった三垣二十八舎に含まれない天の南極周辺の領域のことである。北宋時代に成立した『蘇頌星図』の 「渾象南極圖」では、まだこの領域は空白で何も描かれていなかった。
- ^ 方豪 『李之藻研究』 1979年、96頁。
- ^ 陳遵嬀 『中国天文学史』 第1冊、上海人民出版社、1980年、251頁。
- ^ 伊世同 『中西対照恒星図表』 科学出版社、1981年、187頁。
- ^ 香港太空館 - 中國星區、星官及星名英譯表
- ^ +は『儀象考成』で増加した星数。
- ^ 伊世同編『中西対照恒星図表』(1981年)による。
- ^ 香港太空館 - 亮星中英對照表
- ^ Allen (1963): p. 155.
- ^ Allen (1963): p. 190.
- ^ a b Allen (1963): p. 154.
- ^ Allen (1963): p. 291.
- ^ Allen (1963): p. 417.
- ^ Allen (1963): p. 44.
- ^ Allen (1963): p. 321.
- ^ Allen (1963): p. 251.
- ^ a b c d Allen (1963): p. 250.
- ^ Allen (1963): p. 418.
- ^ Allen (1963): p. 238.
- ^ Allen (1963): p. 336.
- ^ Allen (1963): p. 218.
- ^ a b Allen (1963): p. 102.
- ^ Allen (1963): p. 75.
- ^ Allen (1963): p. 347.
- ^ Allen (1963): p. 349.
- ^ Allen (1963): p. 165.
- 1 近南極星区とは
- 2 近南極星区の概要
- 3 参考文献
近南極星区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 06:42 UTC 版)
天の南極付近の夜空は、古代中国では知られていなかった。そのため、三垣と二十八宿には入っていない。しかし、明時代の末期に徐光啓が西洋の星表を基にして23のアステリズムを導入した。これらを近南極星区といい、それ以来、中国の星図に取り入れられたものである。 名前恒星数西洋との対応海山 6 りゅうこつ座 / ケンタウルス座 / はえ座 / ほ座 十字架 4 みなみじゅうじ座 馬尾 3 ケンタウルス座 馬腹 3 ケンタウルス座 蜜蜂 4 はえ座 三角形 3 みなみのさんかく座 異雀 9 ふうちょう座 / はちぶんぎ座 孔雀 11 くじゃく座 波斯 11 インディアン座 / ぼうえんきょう座 蛇尾 4 はちぶんぎ座 / みずへび座 蛇腹 4 みずへび座 蛇首 2 みずへび座 / レチクル座 鳥喙 7 きょしちょう座 鶴 12 つる座 / きょしちょう座 火鳥 10 ほうおう座 / ちょうこくしつ座 水委 3 エリダヌス座 / ほうおう座 附白 2 みずへび座 夾白 2 レチクル座 / かじき座 金魚 5 かじき座 海石 5 りゅうこつ座 飛魚 6 とびうお座 南船 5 りゅうこつ座 小斗 9 カメレオン座
※この「近南極星区」の解説は、「星官」の解説の一部です。
「近南極星区」を含む「星官」の記事については、「星官」の概要を参照ください。
- 近南極星区のページへのリンク