大崎正次とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 大崎正次の意味・解説 

大崎正次

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/18 04:30 UTC 版)

大崎 正次(おおさき しょうじ、 1912年9月 - 1996年7月23日)は、日本の東洋史学・天文学史家。

経歴

1912年9月東京に生まれる。東京文理科大学(現在の筑波大学)史学科(東洋史学)を卒業した。東京大学史料編纂所所員、日本学士院嘱託を経て、東京都立九段高等学校教諭となる。天文学に関しては、中学生の頃から野尻抱影神田茂に師事し、星に親しんだという[1]

『天文方関係史料』では、「天文方代々記」をはじめ重要な天文方資料を多く翻刻している。神田茂編の『日本天文史料』の調査では、広瀬秀雄と共に大崎が重要な貢献をした。また、『近世日本天文史料』は、神田が残した17世紀以降の史料リストの原稿を大崎らが古本屋で偶然入手し整理・増補して出版したものである(同書の序文、および日本天文学会『天文月報』の書評[2]) 。[要出典]1987年には、中国星座の詳しい研究を『中国星座の歴史』として刊行した。余技として陶芸にも打ちこんだ[3]。1996年(平成8年)7月23日没[4]、享年83歳。

著書・編纂書

  • 大崎正次(編)『天文方関係史料:神田茂先生喜寿記念』、私家版、1971年[5]
  • 『中国の星座の歴史』雄山閣出版、1987年。
  • 大崎正次、他(編)『近世日本天文史料』原書房、1994年。

出典

  1. ^ 『中国の星座の歴史』のあとがき
  2. ^ 『天文月報』第87巻11号(1994年11月)”. 日本天文学会. 2024年2月18日閲覧。
  3. ^ 『民芸手帖』85号(1964年6月)”. 東京民芸協会. 2020年6月20日閲覧。
  4. ^ 蔵書印データベース”. 国文学研究資料館. 2020年7月15日閲覧。
  5. ^ 『天文方関係史料:神田茂先生喜寿記念』”. 国会図書館. 2020年7月13日閲覧。

参考文献

  • 神田茂(編)『日本天文史料』(上下2巻)、私家版、1935年
  • 神田茂(編)『日本天文史料綜覧』私家版、1934年

いずれも1978年に原書房より復刻版が刊行されている




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  大崎正次のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大崎正次」の関連用語

大崎正次のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大崎正次のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大崎正次 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS