M96_(天体)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > M96_(天体)の意味・解説 

M96 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 22:36 UTC 版)

M96
Messier 96
仮符号・別名 NGC 3368[1]
星座 しし座
見かけの等級 (mv) 9.25[1]
視直径 4.070' × 2.768'[1]
分類 SAB(rs)ab,
渦巻銀河[2]
発見
発見日 1781年3月20日[3]
発見者 ピエール・メシャン[2]
発見方法 望遠鏡による観測
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  10h 46m 45.744s[1]
赤緯 (Dec, δ) +11° 49′ 11.78″[1]
赤方偏移 0.00096[1]
視線速度 (Rv) 287 km/s[1]
距離 3800万光年[2](約12Mpc)
M96の位置
物理的性質
直径 10万光年[2]
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 10h 46m 45.744s, +11° 49′ 11.78″ M96(NGC 3368)はしし座にある渦巻銀河である。

概要

右がM96、左がM95

M95M105を含むしし座I銀河群(M96銀河群)と呼ばれる銀河群の中で最も明るく見える銀河である[2]

口径10cmの望遠鏡で、条件が良ければ小さな光の光斑として見える。楕円形であることも確認できる。口径50cmでは腕の構造も見えてくる。

観測史

M95とともに、1781年3月20日にピエール・メシャンによって発見され、同年3月24日にシャルル・メシエのカタログに記載された。メシエは「しし座にある、星のない星雲で、M95に近いがM95ほどはっきりしない。おとめ座M84M86に似ている」とした[3]ジョン・ハーシェルは「非常に明るくまた大きい。やや楕円をしている。中央は急に明るくなっている。とした[3]ウィリアム・ヘンリー・スミスは「まるいがM95の方がはっきりしている。大きく青白い」とした[3]

出典

  1. ^ a b c d e f g h SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M96. 2016年3月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年9月2日). “Messier Object 96”. SEDS. 2016年3月3日閲覧。
  3. ^ a b c d Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2006年5月21日). “Messier 96 Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月3日閲覧。

参考文献





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「M96_(天体)」の関連用語

M96_(天体)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



M96_(天体)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのM96 (天体) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS