M46_(天体)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > M46_(天体)の意味・解説 

M46 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 18:27 UTC 版)

M46
Messier 46[1]
仮符号・別名 NGC 2437[1], Mel 75[1]
星座 とも座
見かけの等級 (mv) 6.1[1]
視直径 27.0' [2]
分類 散開星団[1]
発見
発見日 1771年2月19日[3]
発見者 シャルル・メシエ[3]
発見方法 望遠鏡による観測
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  07h 41m 46.0s[1]
赤緯 (Dec, δ) −14° 48′ 36″[1]
赤方偏移 0.000160[1]
視線速度 (Rv) 48.09 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -5.66 ミリ秒/年[1]
赤緯: -0.08 ミリ秒/年[1]
距離 5,400光年[2](約1.7kpc)
M46の位置
物理的性質
直径 30光年
年齢 300×106[2]
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 07h 41m 46.0s, −14° 48′ 36″ M46 (NGC 2437) はとも座にある散開星団

概要

M47と合わせて同程度の星団が並んでいるので、南天の二重星団[4]と表現する人もいる。ただ、M47は明るい星が荒々しく並んでいて、M46は細かい星が星雲状に並んでいると表現する人もいる。

双眼鏡では星雲上に見える。条件が良ければその上に微かな微星が見える。小口径ではおびただしい微星が見え、となりのM47と全く印象の異なった姿が楽しめる。M46の中には惑星状星雲NGC 2438がある。青みがかった灰色で、濃淡がある。口径8cmの望遠鏡で見たという人もいる。口径20cmではさらに大きく見え、星雲の端に星がついているのが見える。20cmの望遠鏡でNGC 2438が環状であることを確認できる。口径30cmの望遠鏡では中心星が見える。

観測史

1771年2月19日にフランス天文学者シャルル・メシエが発見した[3]。メシエは「大犬の頭と一角獣の見えない足の間にある、非常に小さな星の集まり。良い反射望遠鏡でないと識別できない。わずか星雲状のものをふくむ」と記した[3]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M46. 2016年3月5日閲覧。
  2. ^ a b c Hartmut Frommert,Christine Kronberg (2007年8月30日). “Messier Object 46”. SEDS. 2016年3月5日閲覧。
  3. ^ a b c d Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2006年3月18日). “Messier 46 - Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月5日閲覧。
  4. ^ 浅田英夫 1996, p. 130.

参考文献

関連項目





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「M46_(天体)」の関連用語

M46_(天体)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



M46_(天体)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのM46 (天体) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS