M69_(天体)とは? わかりやすく解説

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M69 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 18:43 UTC 版)

M69
Messier 69
球状星団 M69
仮符号・別名 NGC 6637[1]
星座 いて座
見かけの等級 (mv) 8.31[1]
視直径 9.8'[2]
分類 球状星団[1]
発見
発見日 1780年8月31日 [3]
発見者 シャルル・メシエ[2]
発見方法 望遠鏡による観測
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  18h 31m 23.10s[1]
赤緯 (Dec, δ) −32° 20′ 53.1″[1]
赤方偏移 0.000130[1]
視線速度 (Rv) 39.1 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 1.59 ミリ秒/年[1]
赤緯: -2.27 ミリ秒/年[1]
距離 29,700 光年[2](約9.11kpc)
M69の位置
物理的性質
直径 約61 光年[2]
他のカタログでの名称
Mel 202
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 18h 31m 23.10s, −32° 20′ 53.1″ M69(NGC 6637)はいて座にある球状星団である。

概要

双眼鏡では、小さくやっと恒星との区別はつく程度である。口径15cmの望遠鏡では外周が僅かに不規則なことがわかり、すぐそばに8'北西に9等星1個が見える。口径30cmの望遠鏡でやっと周辺の星が分離できるようになる。南に低いため、口径40cmでもかわりばえがしない。

観測史

1780年8月31日にシャルル・メシエによってM70と同時に発見された[2]。メシエ自身は、1751年に南アフリカのケープタウンニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって発見された天体を再発見したものと考えていたが、後の研究によりラカーユが示した天体とは異なるものであるとされている[2]ジョン・ハーシェルは、「球状星団。明るくまるい。径3'。14~15等星にはっきり分離される」とした[3]カミーユ・フラマリオンは「星数が多く、そのまわりにそって星が冠状にならび、キラキラ輝く」とした。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M69. 2016年3月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e f Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2011年7月20日). “Messier Object 69”. SEDS. 2016年3月13日閲覧。
  3. ^ a b Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年4月18日). “Messier 69 Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月13日閲覧。





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