M67火炎放射戦車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > M67火炎放射戦車の意味・解説 

M67火炎放射戦車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/22 23:31 UTC 版)

ベトナム戦争で火炎放射を行うM67

M67火炎放射戦車は、アメリカ合衆国M48パットン主力戦車をベースに開発した火炎放射戦車である。またの名をジッポー(火炎放射の様子から)としても知られ、アメリカ陸軍で一時的に使われたのち、ベトナム戦争アメリカ海兵隊によって使われたアメリカ軍最後の火炎放射戦車である。

背景と開発

第二次世界大戦中に火炎放射戦車に改造されたM4中戦車の搭乗員の経験などを元に、アメリカ陸軍は新型火炎放射戦車の制作に着手した。 

作業は1952年から1954年にかけて、アメリカ海兵隊主導のもと開発が進んだ。生産はM48の車体と砲塔を使用して1955年から生産され、合計で107両が生産された。

戦歴

M67は主にベトナム戦争に投入され、他の火炎放射戦車同様、歩兵の掃討などに使うことを目的としていた。だが、M67には主砲がなく、火炎放射器に取り替えられえていたので、対戦車戦闘能力はないが、連続して発射される火炎放射の様子は、生きたまま焼かれるのではないかという恐怖と、発射中の炎が「炎の棒」として敵味方に恐怖された。

各型

T67
M67の試験型。
M67
実戦で使用された最初のバージョン。
M67A1
M48A2に火炎放射器を搭載したモデル。
M67A2
M48A3に火炎放射器を搭載したモデル。

使用国

アメリカ合衆国

1955年から1974年までアメリカ陸軍及びアメリカ海兵隊にて使用。

M67火炎放射戦車(英語版)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 14:10 UTC 版)

M48パットン」の記事における「M67火炎放射戦車(英語版)」の解説

M48火炎放射器搭載した火炎放射戦車アメリカ軍兵士には"ジッポー"(Zippo)のニックネーム呼ばれた

※この「M67火炎放射戦車(英語版)」の解説は、「M48パットン」の解説の一部です。
「M67火炎放射戦車(英語版)」を含む「M48パットン」の記事については、「M48パットン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「M67火炎放射戦車」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「M67火炎放射戦車」の関連用語

M67火炎放射戦車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



M67火炎放射戦車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのM67火炎放射戦車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのM48パットン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS