M578軽回収車とは? わかりやすく解説

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M578軽回収車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/24 01:17 UTC 版)

M578軽回収車
アメリカ陸軍で運用される初期型のM578(1965年頃)
種類 装甲回収車
原開発国 アメリカ合衆国
運用史
関連戦争・紛争 ベトナム戦争
レバノン内戦
湾岸戦争
開発史
開発者 FMC英語版
製造業者

FMC(車体)、ゼネラルモーターズ(トランスミッション)[1]

Bowen-McLaughlin-York
製造期間 1962年
諸元
重量

54,000lbs/

24,493.998k
全長 18 ft 3.8 in (5.583 m)
全幅 10 ft 4 in (3.15 m)
全高 8 ft 7.5 in (2.629 m)
要員数

3人:
クレーンオペレーター
リガー

ドライバー

主兵装 .50口径重機関銃M2HB
エンジン GM製 8V71T; 8 cylinder, 2 cycle, vee, supercharged diesel
懸架・駆動 トーションバーサスペンション
行動距離 450 miles (724 km)
速度 37 mph (60 km/h)
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M578軽回収車(M578 light recovery vehicle G309)は、冷戦期にアメリカ合衆国で開発された装甲回収車である。M107/M110自走砲と同一の車体を採用している。機械化歩兵および砲兵部隊に配備されていた。戦闘中に損傷した軽車両の回収を一次的任務とした。

機能

運転台は360度線回可能で、クレーンに取り付けられたウィンチの最大巻き上げ荷重は30,000 lb (13,600 kg) であった[2]。また、運転台の前方に最大巻き上げ荷重60,000 lb (27,000 kg)のウィンチがもう1つ設けられている[2]。運転台には左右両側に設けられたドアから出入りする。クレーンオペレーターとリガーは共に運転台の上にあるキューポラによって視界が確保されている。

運用

脚注

  1. ^ Defense Industry Bulletin, April 1968, p. 47.
  2. ^ a b Ripley, Tim. The new illustrated guide to the modern US Army. Salamander Books Ltd. pp. 138–139. ISBN 0-86101-671-8 
  3. ^ IISS 2024, pp. 414–415.
  4. ^ IISS 2024, p. 348.
  5. ^ IISS 2024, p. 374.

参考文献

  • The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2024) (英語). The Military Balance 2024. Routledge. ISBN 978-1-032-78004-7 
  • TM 9-2320-238 dated 1963-1964
  • TM 9-2350-238 dated 1963-1962

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