いて座とは? わかりやすく解説

いて‐ざ【射手座】

読み方:いてざ

黄道十二星座の一。(さそり)座の東隣にあり、9月上旬午後8時ごろ南中する。この星座の方向に銀河系中心があり、星雲星団が多い。中央部ひしゃく形に並ぶ六星を、中国では南斗六星呼んだ学名 (ラテン)Sagittarius

射手座の画像

いて座

6つの星がひしゃく形に並んでいる南斗六星が目印

日本では夏の南天低く輝いている星座で、さそり座の東(左)どなりにあります6つの星が小さなひしゃくの形に並んでいる南斗六星」が目印で、天の川ミルク流れ見なした西洋では、天の川にかかる南斗六星をミルクデッパー(ミルクをすくうさじ)と呼んでます。この南斗六星の柄から下のほうに、4つくらいの明るい星が並んでいて、このあたりが弓と矢の部分になります。夏は一番天の川美し季節で、しかもこの星座のあたりは天の川が特に明るくて幅広いので、少し郊外行けばはっきりと見ることできます。しかし、この星座2等星がひとつ、そのほか3等星下の暗い星からなっているので、さそりをねらって大きな弓を引き絞っている半人半馬怪人の姿を想像するのは難しでしょう


頭もよく武勇に秀でた半獣神ケイロン

ケンタウロスは、上半身人間で、下半身が馬の半獣神です。弓矢をもって野山かけめぐる野蛮な種族ですが、ケイロンだけは気高くやさしい半馬人でした。巨人タイタン族で一番強いクロノス妖精のニンフ間に生まれクロノス正妻復讐恐れて、自ら半馬人なりました。あるとき、ヘラクレス闘ったとき、矢がささり、不死身の彼は苦しみ、その苦しみから逃れるため、巨人神のプロメテウス不死の身をゆずって死にました。それを知ったゼウスは、彼の死を惜しんで天空上げたといいます


いて座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/03 13:02 UTC 版)

いて座(いてざ、Sagittarius)は、現代の88星座の1つで黄道十二星座の1つ。2世紀頃にクラウディオス・プトレマイオスことトレミーが選んだ「トレミーの48星座」の1つ。半人半獣の姿をしたの射手をモチーフとしている。冬至点天の川銀河の中心がこの星座の領域にある。


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いて座

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星・星座に関する方言」の記事における「いて座」の解説

中国では古来より、いて座のζ-τ-σ-φ-λ-μ の6星の並び南斗六星呼んでいた。これは二十八宿斗宿に当たる。このヒシャク柄の部分除いた四角形箕星ミボシと呼ぶ地方がある。中国ではγ-δ-ε-ηの四角形箕宿呼び江戸時代箕宿訳名ミボシであった。しかしこの訳名広く行われず終わったので、野尻抱影日本の農村ミボシ日本独自の名であろう推測している。草下英明ミボシ日本独自の名とするが、箕宿の4星に当たるとしている。また石川県宝立町北斗七星キタノ大舵、南斗六星ミナミノ小舵と呼ぶ方言がある。 南斗六星(ζ星 - τ星 - σ星 - φ星 - λ星 - μ星) 南ノ小舵ミナミノコカジ(石川)、南のカジボシ(富山)、カジブシ(沖縄)、四三シソウ静岡) パイナナチンブシ(南の七つ星の意。宮良当壮推定八重山群島) ζ星 - τ星 - σ星 - φ星もしくはγ2星 - δ星 - ε星 - η星 箕星ミボシ島根広島香川岡山奈良・和歌山静岡)、ミイボシ(必ずしも南斗でない。大分・兵庫)、フジミボシ(広島)、タカミボシ(和歌山)、テミボシ(からす座とも思われる福岡)、長崎箕ナガサキミ(山口)、四星シボシ(静岡) 『日本の星』127132269・273274頁、『星座手帖115

※この「いて座」の解説は、「星・星座に関する方言」の解説の一部です。
「いて座」を含む「星・星座に関する方言」の記事については、「星・星座に関する方言」の概要を参照ください。

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